KENSEI みえの会

会員間の連絡用ブログ

寒波ゆるんで、ちょっと一息・・・2月例会

2012-02-05 06:14:35 | 月例会レポート

「大安町は雪が30センチ積もった」と員弁の伊藤敏正さん。

「三重の北海道とは、よく言ったものね」と奥様敏子さん。

この日。2月4日土曜日、寒波、ちょっと小休止。

お日様も顔をのぞかせた。

鈴鹿カルチャーステーショインでの月例会。

 

 今回は、鈴鹿での健康生きがいづくり養成講座2期生の方も参加。

自己紹介かたがた、いまの気持ちやどんな暮らしをしてるか公開・・・

 2期生から。

国島公弥さん

「60歳定年後、生ごみや食品残さの堆肥化を手掛けている。

地域の環境づくりに役立てたい」

森原俊明さん

「アズワンという考え方に共鳴。はたけ公園で土づくりしている」

古西新一郎さん

「昭和16年生まれ。有機で大根などつくっている。

それを通して、地域の人たちと分かち合う暮らしできたらなあと・・」

米山千枝子さん

「かかわっていきながら、勉強したい」

森原俊子さん

「まだ、なにをするかわかりませんが、よろしくおねがいします」

 

 話の中身もあるけれど、それぞれの人の語り口や身振り、表情から

その人が滲み出てきている。

 

余川彬夫さん

「朝、歩く。午後、本を読む。夜、飲む。そして、笑う。会に寄るのが楽しみ」

ーーもう、70歳をとうに過ぎているけど、なにか愉快そう。

伊藤八重子さん。

「80歳になるんです。安心な食べ物を大事にしています。

昨年春、この会に顔を出して以来、お若い人たちとお会いできるのが

うれしくて・・」

ーー一瞬、団塊の世代がお互い顔を見合わせ、つぎに大爆笑。

余川さんの調べでは、団塊世代は昭和22年から28年生まれ指す。

 

 

中井正信さん。

「先日、滋賀の健康生きがいづくり協議会に呼ばれて、話をしてきた。

鈴鹿の場合、人と人、その人の活動をそこに気持ちが動いた人が応援する、

そんなつながりに可能性を感じた」

それで終わるとおもいきや・・

「いま”絆”ってコトバが取り上げられてるけど、先日70歳代の人から

”絆”といったら、”しがらみ”と読んでいたと聞いて、しがらみのない

人と人の絆、そこを目指したいとおもった」

 

隣に座っていた大平達男さんが、高校生のころ青年団にいた話を

はじめた。新潟でのこと。

「地域共同の苗に、おふくろから水やりをするように言われた。

”おれは、水やりをするために生まれてきたんじゃない”とおもった。

村からの脱却はかった」

そしたら、隣の奥様、照子さんが語る。

「わたしも地域社会はうっとうしいと感じてきた。この歳になって、

地域のごみ当番がいやじゃなくなっているの。

清掃車が行ったあとの掃除なんて、”やれない人がいたら、やりますよ!”

てな感じなの。”しがらみ”って、じぶんのなかにあるのかしらね」

 

宮地小浪。

「昨年秋の芋煮祭、炊飯器持ち寄って、おむすびを握った。

やりたい人が、やりたい分だけやって、できた。

わたしも岐阜でそだって、そこで埋もれるのはいやだとおもったけど、

こんなこともできるのかと・・」

 

伊藤敏正さんご夫妻。

それぞれ敏子さんは新潟から、夫敏正さんは三重の北海道から、

なりゆきで離れて都会暮らししたけど、結局いまは、里暮らし。

「何十年も離れていて戻ったら、地域が知恵や体験を積んだ人が

豊かに見えてきて・・」

 

伊藤敏子さん、田舎に引っ越してから、人が寄るところにでかける

ようになった。

俳句の会が、気兼ねなくこころがくつろぐ場だと言われた。

それで、今日、会に来る前、一句できたと披露してくれた。

「節分会 心中の鬼 もてあます」

 

「もてあます」というのがいいなあ、「心中の鬼かあ」などあちことから。

句会とかには参加したことないけど、こんな感じかな。

 

中井佳子さんが、「ここに行ったら、ご飯が食べられます、

話ができますという食堂をわが家でやってきたけど、

こんどは、みんなが寄れる場でモーニングカフェやりたい。

子連れのお母さんや、一人暮らしのお年寄りが寄ってこれるような。

はたけの野菜もあるので、サラダバーなんてどうかなとか」

 

旦那さまの中井さんが、「そんとき、傾聴というのも入れてみるのはどうか」

と添えた。

そしたら、森原さんが発言。

「ぼくは、そんな(傾聴する?)資格がない。

奥さんから最近”わたしは、結婚してから一回も、あなたに聞いてもらったこと

がない”と言われた」

(大笑い)

辻屋さんが、すかさず「傾聴というのは、技術なんだよ」と反応した。

傾聴の会にも参加して、研究している。

チラシまで配っていただく。「じぶんのなかにどんな気持ちが起きても、

相手の話をさえぎらないで、聞くだけでいい」

伊藤敏正さんが、傾聴の体験談。

「ただ聞くだけをやっていたら、その人がじぶんで答えを見つけるんですよね」

隣の奥様。

「家では出来ていませんけどね」
 
(大爆笑)
 
 
「あのう、敏子さんの聞いて、いま俳句、つくったんですけど」と大平照子さん。
 
  「歳重ね 節分の豆 口でまく」
 
「いいねえー」と声、あちことから。
 
 
辻屋さん、「ぼくも・・」
 
 「健生の ともに生きるや 豆を煎る」
 
”まめ”は、”魔”と”滅”をかけているという。深いのか、だじゃれなのか?
 
(辻屋夫妻は、この4月、ブラジルに飛ぶという)
 
 
 
 
ああ、抑えきれなくて、一句。
 
  「八重桜 いやほころんで 鬼遺らい」
 
伊藤八重子さんの笑顔にはかなわないと感じつつ。
 
 
ちょっぴり余韻を残して、ゆるやかに散会・・・