東京 DOWNTOWN STREET 1980's

東京ダウンタウンストリート1980's
1980年代初頭に撮影した東京の町並み、そして消え去った過去へと思いを馳せる。

谷中、根津、池之端1982~その十

2013-10-20 18:16:53 | 1980年代初期の写真
さて、1982年の谷中、根津、池之端を歩くのも二日目になる。1982年2月3日である。この日は、上野桜木交差点の辺りからスタートして、谷中墓地の入口辺り、その辺りから大きなお寺の多い辺りの裏手に入って、三崎坂を下り、よみせ通りを抜けて行く。道灌山下の辺りまで行ってから、観音寺まで戻って来て日暮里駅の辺りへ。その後、上野桜木へと戻ってお終いというコースを取っている。概要は下記の図を参照して頂きたい。


そして、二日目の最初は下記のエリア。言問通り沿いのところからスタートである。今も谷中のランドマークであり、人気スポットになっているカヤバ珈琲の辺りから見ていこう。そして、谷中墓地の入口辺りまでが今回のエリア。


言問通り沿い、婦人服の葦洋装店、出桁造りの家をモルタル仕上げの店舗に改装されていた。この当時でも趣のある感じで、ユニークな雰囲気だった。今は仕舞た屋になり、大幅なリフォームで看板建築化されており、側面にもサイディングが貼られている。谷中六丁目1。



その並び、銅板貼りの看板建築だった関写真印刷。建物は外壁にサイディングが貼られリフォームされているが、今も変わらず営業されている。谷中六丁目1。



そして、角にあるのがカヤバ珈琲。あまり変わっていない雰囲気。谷中六丁目1。


カヤバ珈琲を6X6で撮影したカット。あまり変わらないと書いたが、隣は建て替えられている。谷中六丁目1。



その並びを見ていく。この辺りは、奇跡的と言って良いくらいあまり変わらずに町並みとして残されているところ。クリーニング店、嵯峨のあられはそのまま。車庫になっていたところは、改装されてギャラリーボッサになっている。谷中六丁目1。



この当時でも、背景に高層建築が見えているのだが、現在とは密度がまるで違っていた。谷中六丁目1。


さらにその並び、和菓子の岡埜栄泉。後ろに銭湯の煙突が見えている。この銭湯も、今はギャラリーへと変わっている。谷中六丁目1。


岡埜栄泉の店舗を6X6で撮影したカット。大事にされていて、今も変わっていない。谷中六丁目1。



その向かい側を少し入って行ったところ。この当時は八百屋さんがあった。今もこの建物の一部が残っている。左側の店舗も今は無い。上野桜木二丁目11。



その奥の並びにある明治からの長屋。ここも変わらずに残されている。上野桜木二丁目11。



再び、元の通りに戻って谷中墓地の入口と三崎坂へとの二叉になっているところ。この当時は喫茶店かかし、今は筆やという洋食屋さんになっている。谷中七丁目4。



そして、谷中墓地に入って行く。右手には坂本家。この当時は下見板貼りだったが、今はモルタル仕上げになっている。谷中七丁目3。



そして、その先にはふじむらや。谷中墓地に墓参に訪れる人の為の店。建物は変わらないのだが、植木が育って大きくなっている。30年前の谷中墓地は、今よりも広々して見える。谷中七丁目3。



左手には、老舗花重。明治3年創業という歴史のある店。現在のカットは、改修中のもの。谷中七丁目5。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿