目青不動を出て住宅街を歩いて行くと、緑道があり、西山橋跡の石碑が建てられていた。
ここは鳥山川緑道というそうで、目黒川の上流の一つ。その跡が暗渠化されて、緑道になっている。
そこからは上り坂。少し行くと、太子堂八幡神社が見えてくる。農村であった太子堂村の面影を感じることの出来る場所と言えるかもしれない。
門前には弁天社がある。厳島大神とも書かれており、水の神様ということなのだろうか。農業用水として重要度の高かったに違いない鳥山川に近いことと、関係がありそうにも思えたりする。
境内社ということだが、鳥居の前にあるところがちょっと面白い雰囲気になっている。
背後が鳥山川で、そこから上っていった先。台地上に神社がある。
周辺はかつての雑木林の面影を僅かに残している。
「太子堂八幡神社略記
御祭神 誉田別命 大祭 十月 第二日曜日 社殿改築 昭和十二年八月十日
御由緒及此地の沿革
当社の鎮座年歴不詳なれど、旧当社別当円泉寺開基の縁起によれば、文禄年間(西暦一五九二~六年)創祀されたとあるが、平安時代後期源義家が父頼義と共に朝廷の命をうけ陸奥の安倍氏征伐に向う途中この地を通過するに際し、八幡神社に武運を祈ったと伝えられていることから、少なくともこれより(文禄年間)以前に里人により石清水八幡宮の御分霊を勧請し村の守護神として祀った事はあきらかである。太子堂の歴史の一頁を開いてきたものに鎌倉道がある。太子堂と若林の村境を通って八幡神社の西側から滝坂道を横切り下北沢と代田の境を通って鎌倉へ通ずる道で鎌倉道と呼ばれ古い時代には行きつく目的地の名を取って付けたようである。此の鎌倉道の付近に義家は諸将兵に命じ駒を止め同勢を憩わし酒宴をはった、太子堂上本村一二一~二番地の辺を(五丁目)土器塚と云い、酒宴後の土器などこの地に埋めたのでそう呼んだのである。その塚に続く塚を同勢山と呼ぶのは、同勢を憩わした名残である。真言宗豊山派円泉寺境内に聖徳太子像を安置し、それより太子の号をとりての村名とした。
以上は、古老の伝承、武蔵風土記稿等を参照したものである。」(境内の掲示より)
八幡社の扁額。
昭和十二年築の社殿。
境内には立派な神楽殿もある。
境内社の稲荷社。農村の稲荷社は要の存在。
境内には大きな木が繁り、太子堂村を偲ばせてくれる。
社殿前から振り返る境内の景色も、村社らしい雰囲気がある。
夕陽に木々が映える。
案内板にあった神社西側の坂道。鎌倉道。
そこから境内を望んだところ。
ここは鳥山川緑道というそうで、目黒川の上流の一つ。その跡が暗渠化されて、緑道になっている。
そこからは上り坂。少し行くと、太子堂八幡神社が見えてくる。農村であった太子堂村の面影を感じることの出来る場所と言えるかもしれない。
門前には弁天社がある。厳島大神とも書かれており、水の神様ということなのだろうか。農業用水として重要度の高かったに違いない鳥山川に近いことと、関係がありそうにも思えたりする。
境内社ということだが、鳥居の前にあるところがちょっと面白い雰囲気になっている。
背後が鳥山川で、そこから上っていった先。台地上に神社がある。
周辺はかつての雑木林の面影を僅かに残している。
「太子堂八幡神社略記
御祭神 誉田別命 大祭 十月 第二日曜日 社殿改築 昭和十二年八月十日
御由緒及此地の沿革
当社の鎮座年歴不詳なれど、旧当社別当円泉寺開基の縁起によれば、文禄年間(西暦一五九二~六年)創祀されたとあるが、平安時代後期源義家が父頼義と共に朝廷の命をうけ陸奥の安倍氏征伐に向う途中この地を通過するに際し、八幡神社に武運を祈ったと伝えられていることから、少なくともこれより(文禄年間)以前に里人により石清水八幡宮の御分霊を勧請し村の守護神として祀った事はあきらかである。太子堂の歴史の一頁を開いてきたものに鎌倉道がある。太子堂と若林の村境を通って八幡神社の西側から滝坂道を横切り下北沢と代田の境を通って鎌倉へ通ずる道で鎌倉道と呼ばれ古い時代には行きつく目的地の名を取って付けたようである。此の鎌倉道の付近に義家は諸将兵に命じ駒を止め同勢を憩わし酒宴をはった、太子堂上本村一二一~二番地の辺を(五丁目)土器塚と云い、酒宴後の土器などこの地に埋めたのでそう呼んだのである。その塚に続く塚を同勢山と呼ぶのは、同勢を憩わした名残である。真言宗豊山派円泉寺境内に聖徳太子像を安置し、それより太子の号をとりての村名とした。
以上は、古老の伝承、武蔵風土記稿等を参照したものである。」(境内の掲示より)
八幡社の扁額。
昭和十二年築の社殿。
境内には立派な神楽殿もある。
境内社の稲荷社。農村の稲荷社は要の存在。
境内には大きな木が繁り、太子堂村を偲ばせてくれる。
社殿前から振り返る境内の景色も、村社らしい雰囲気がある。
夕陽に木々が映える。
案内板にあった神社西側の坂道。鎌倉道。
そこから境内を望んだところ。
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