東京 DOWNTOWN STREET 1980's

東京ダウンタウンストリート1980's
1980年代初頭に撮影した東京の町並み、そして消え去った過去へと思いを馳せる。

谷中、根津、池之端1982~その七

2013-10-15 21:24:03 | 1980年代初期の写真
1982年2月2日の谷中、根津、池之端を歩く続き。池之端四丁目の住宅地から、上野桜木へと登ってくる三段坂。そこを登り切って、左へと折れ、谷中のお寺の多い辺りへと入って行く。地域のシンボルになっている大きなヒマラヤ杉の辺りを見て、大名時計博物館のところを通って、再び根津の方へと坂を下っていく。その辺りが今回のコース。


坂を上りきった正面に木造家屋が並んでいた。左の家は左半分がモルタル仕上げで、上野桜木郵便局。そして右側にも木造の二階家があった。こちらは今は建て直されている。上野桜木一丁目8。


その隣の木造平屋の家。左側が郵便局だった。現存していて、Pop inというギャラリーになっている。上野桜木一丁目8。



郵便局の側。今は郵便局は左となりのビルへと移転している。上野桜木一丁目8。



言問通りを越えて、大きなお寺の広い敷地の間の道を歩いて行く。ヒマラヤ杉が目印になっている辺り。みかどパンは今も変わらないし、その隣の建物も変わっていない。左側はかつては床屋さんだったそうだ。その向こうには自動車修理工場。そこは、繪処アラン・ウェストになっていて、一番変わっているところかもしれない。自動車修理工場だったとは思えない、雰囲気のあるアトリエになっている。谷中一丁目6。



ただ、この辺りも水面下で動きが色々あるらしく、ヒマラヤ杉の保存運動なども行われているようだ。谷中という町の価値が、谷中らしさを大事にすることの中で維持されていって欲しい。谷中一丁目6。



変わらない佇まいの、大名時計博物館。谷中二丁目1。


そして、坂を下って根津方面へ下っていく途中。ほぼそのままの形のまま、この家は今も健在。谷中二丁目6。



さらに下がってきた右手、林畳店。木造二階家でガラスの入った木製の引き戸が渋い。今はギャラリーTENになっている。谷中二丁目4。



その並びの長屋。木造二階建ての長屋があった。つい最近まで残っていたのだが、東日本大震災で被災し、取り壊されてしまった。谷中二丁目4。

2011年6月の状況。家の前にカラーコーンが置かれ、屋根が破損しているのが見えていた。


その全景。並びが奥まで見えていて、皆長屋が並んでいるのが分かる。谷中二丁目4。

2011年6月には、奥に前のカットの長屋が残っているのが見える。

ほぼ同じ所から、2013年10月。


旧藍染川の通りとの交差点角の平屋の日本家屋。ここは驚くほどに変わらずに現存している。右手にあった電話ボックスが無くなっているくらいが目立つところだろうか。谷中二丁目2。



下りてきた坂を振り返って見る。谷中二丁目4。

2011年6月の眺め。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿