写真は皇居の半蔵門近くにある銅像「自由の群像」.
ハトが留まって困っているように見えます.
人は自由に考えているようでいて,本当はほとんど他人の考えを受け容れている.
頭の上にハトが乗っているように,自分の思考ではなく,頭の上に誰かの思想が乗っている.
今は歴史ブームと言われて,歴史好きな女性を歴女という呼び方までしている.
でもほとんどは史実としての歴史ではなく,歴史小説,歴史ドラマ,歴史マンガ,歴史アニメのファンをいうのだろう.
歴史小説と歴史はかなり違うはずだ.
がしかし,私の中で歴史的人物を想う時,歴史小説からくる影響でほぼ成り立っている.
歴史小説を読んでいるわけではないが,小説を原作とするテレビドラマ,映画などから,その人物の印象は作られている.
日本人として必読の三大歴史小説家は,藤沢周平、司馬遼太郎、池波正太郎らしい.
なかでも司馬遼太郎は,ほぼ日本人の歴史観そのものに成っているのではないだろうか.
「竜馬がゆく」は,発行部数が2,000万部を超えているそうだ.
勝海舟いわく,(ドラマ「仁」の小日向文世はいいな)
「人心の理というものは、古今同じだからな。
ただその趣が違つて見えるだけだもの。」