外に無く、内に有ること。

美を感じること、自然に生きること。

頭の上にハトがきっといるよ!

2009-11-19 05:42:38 | 日記


写真は皇居の半蔵門近くにある銅像「自由の群像」.
ハトが留まって困っているように見えます.

人は自由に考えているようでいて,本当はほとんど他人の考えを受け容れている.
頭の上にハトが乗っているように,自分の思考ではなく,頭の上に誰かの思想が乗っている.

今は歴史ブームと言われて,歴史好きな女性を歴女という呼び方までしている.
でもほとんどは史実としての歴史ではなく,歴史小説,歴史ドラマ,歴史マンガ,歴史アニメのファンをいうのだろう.

歴史小説と歴史はかなり違うはずだ.
がしかし,私の中で歴史的人物を想う時,歴史小説からくる影響でほぼ成り立っている.
歴史小説を読んでいるわけではないが,小説を原作とするテレビドラマ,映画などから,その人物の印象は作られている.

日本人として必読の三大歴史小説家は,藤沢周平、司馬遼太郎、池波正太郎らしい.
なかでも司馬遼太郎は,ほぼ日本人の歴史観そのものに成っているのではないだろうか.
「竜馬がゆく」は,発行部数が2,000万部を超えているそうだ.

勝海舟いわく,(ドラマ「仁」の小日向文世はいいな)

「人心の理というものは、古今同じだからな。
 ただその趣が違つて見えるだけだもの。」