youtubeを始め、動画共有サイトには様々な音源がアップロードされています。これを自分の端末にダウンロードし、ローカルの環境でその曲を楽しんでいる人もたくさんいると思います。
ただ、それら動画共有サイトからダウンロードした場合、ファイルの形式は大抵は.flv形式か.mp4形式です。
このままではせっかく曲をダウンロードしてきても、iPodを始めとする携帯音楽プレーヤーにはその曲を書き込むことができません。
(まぁ、初めからソフトを使ってmp3形式でダウンロードしてくるという手もあるのですが…)
また、自分のような視覚障碍者の場合、動画ファイルを再生しても当然映像を観ることなどはできないわけで、
その場合、例え元は動画のファイルでも音声だけのファイル形式(例えばmp3)にしてしまった方がファイルサイズが格段に軽くなりますし、手元のHDDにより多くのファイルを残しておくことができます。
今回紹介するのは、その『動画ファイルから音声だけを抽出して新たに音声ファイル(mp3など)を作り出す』方法。
この技は意外と使いでがあるので、知識として知っていて損はないと思います。
■作業を始める前に用意しておくもの
では、そのやり方の説明。と、作業を始める前に以下の物を用意しておく必要があります。
1.抽出したい音声がある動画ファイル
2.フリーソフト『Pazera_Free_Audio_Extractor』
まず1.は当然必要なのですが、ちなみに動画のファイル形式はmpgでもflvでもMP4でもvobでも恐らく何でも構いません。
そして2.。このフリーソフトは『動画ファイルから音声だけを抽出することができる』フリーソフト。
上のリンク先から『Pazera_Free_Audio_Extractor.zip』というファイルをダウンロードして、自分のPCのどこか適当な場所に解凍しておいてください。
また、上のファイルを解凍して中を開いてみると、色々とファイルがズラズラ~と並んでいると思うのですが、今後作業をするのに必要になってくるファイルは
AudioExtractor.exe
というファイルだけです。このファイルだけショートカットを作成しておいて、そのショートカットをどこか適当な場所に置いておくのもいいでしょう。
また、ファイル名のお尻に『.exe』という拡張子が表示されていない場合は、Windowsのエクスプローラ上でファイルの拡張子を表示させる方法を参照して
エクスプローラ上にファイルの拡張子を表示させておいてください。
■動画ファイルから音声を抽出し、新たに音声ファイルを作成
では、いよいよ本格的に作業開始。その手順の概略を示すと以下のようになります。
1. Pazera_Free_Audio_Extractor(以下AudioExtractor)を起動
2. 音声を抽出する対象の動画ファイルを選択(複数選択可能)
3. 音声を抽出し、そこから作成した音声ファイルを生成する場所を指定
4. 音声ファイルを作成する際のファイル形式、ビットレート等を選択
5. 2から4の手順で準備が全て整い次第、AudioExtractor内の『Convert checked les(またはconversion)』を実行して音声ファイルの生成開始
まず1でフリーソフト『AudioExtractor』を起ち上げます。ソフトの起ち上げには、上の項で解凍したフォルダの中にある
『AudioExtractor.exe』というファイルを使って起ち上げます。
ちなみにこの『AudioExtractor』というフリーソフト、表記が全て英語で日本語化するパッチファイルも無いのですが(少なくとも自分は知りません(汗))
やることはハッキリ言ってかなり単純なので、ある程度慣れてしまえばそう気にする必要もないと思います。
次に『AudioExtractor』が起ち上がったら、Altキーを押しメニューバーを起ち上げ
十字キーの→を2回、↓を1回押して『Add les to list』を選んでEnterキーを押します。
するとファイルを選択することができるウィンドウが起ち上がるので、ここで『音声を抽出したい動画ファイル』を選びます。
ちなみに音声を抽出する対象のファイルは複数選択することも可能で、その際には対象となるファイルを複数ドラッグして、一度に多数のファイルを選ぶこともできます。
また、音声を抽出する対象のファイルは、ソフト『AudioExtractor』の一番上の方にあるリストボックスで確認することができます。
(以上が2.の作業にあたる部分)
次にタブキーを数回押し『Browse』のところまでカーソルを持っていきEnterキーを押します。
すると『抽出した音声から作成する音声ファイルを生成する場所』を選択するためのウィンドウが起ち上がります。
ちなみにここでのフォルダ選択画面は『ツリー表示』になっているので、全て十字キーを使い、最後に『OK』ボタンを押す時だけEnterキーで場所を決定します。
また、ファイルを生成する場所を確認したい場合は、『Browse』ボタンの1つ上にあるエディットボックスで確認することができます。
(以上が3.の作業にあたる部分)
次にタブキーを5回程度押し『抽出した音声をどのファイル形式で生成するか』を選択します。
その際、MP3、WAV、AAC等様々な形式で音声ファイルを生成することができます。
(以上が4.の作業にあたる部分)
最後にAltキーを押してメニューバーを呼び出し、↓を1回押して
『Convert checked les(またはconversion)』
を選んでEnterキーを押します。これで動画ファイルから音声を抽出したファイルが指定した場所に生成されます。
また『AudioExtractor』が動画ファイルから音声を抽出するためにかかる時間は
だいたい5分程度の動画ファイルなら1分弱といった程度です。『AudioExtractor』が音声を抽出する作業を終えたら
作業ウィンドウ内の『abort』のボタン表示が『close』に変るので、そのボタンを押して作業ウィンドウを閉じましょう。
■音声を抽出する範囲を選択
実はこの『AudioExtractor』というソフトは、音声を抽出する範囲を選択することができます。
例えば10分の動画ファイルがあったとします。でも、そこから必用な音声は2分15秒から6分の範囲なのですが
この『AudioExtractor』というソフトはその範囲を指定して音声を抽出することができるんです。
例えば音楽PVの場合、最初の10秒程度はよく映像が流れるだけで音声がまったく入っていないケースが多々あるわけなんですけど
そのPVから音声だけを抽出する場合、その最初の10秒に関しては『完全に不要な部分』ということになります。
この項で紹介する『音声を抽出する範囲を選択』する方法というのは、そのようなケースでかなりの威力を発揮します。
まず、普通に『AudioExtractor』を起ち上げた後、Shift+タブキーを2回ほど押します。すると
Start time offset
というチェックボックスがあります。初期状態ではここにチェックは入っていないのですが
このチェックボックスにチェックを入れると、すぐ下に数字を入れるエディットボックスが3つ表示されます。
そしてこれが『音声をどの範囲から抽出し始めるのか』というのを指定するための枠、というわけです。
また、3つあるエディットボックスの内訳は
一番上が時間(hour)、2つ目が分(minute)、3つ目が秒(second)になります。
つまり、上から『0』、『2』、『20』の順番で数字を入れた場合
指定した動画ファイルの2分20秒の時点から音声を抽出する、ということになります。
また『Start time offset』のチェックボックスの1つ上には
Duration | end time offset
というチェックボックスがあります。そして、勘のいい人はもう分かっていると思うのですが
このチェックボックスは『抽出する音声の範囲の終端』を指定するためのものなのです。
なお、使い方は上で説明した『start~』のチェックボックスと同じです。
また、この2つのチェックボックスは同時にチェックを入れることもできるので、
その場合は『抽出する音声』の『開始点』と『終端』を任意に指定することができます。
なお、このチェックボックスを利用する際の注意点として、このチェックボックスを利用して
『AudioExtractor』を一度閉じ、再度『AudioExtractor』を利用しようとする場合は
このチェックボックスが入ったままの状態になっています。なので、それをうっかり忘れていると
『指定した動画ファイルの全ての音声を抽出した』つもりだったのに……なんてことが多々あるので、その点には十分注意をしましょう。
ただ、それら動画共有サイトからダウンロードした場合、ファイルの形式は大抵は.flv形式か.mp4形式です。
このままではせっかく曲をダウンロードしてきても、iPodを始めとする携帯音楽プレーヤーにはその曲を書き込むことができません。
(まぁ、初めからソフトを使ってmp3形式でダウンロードしてくるという手もあるのですが…)
また、自分のような視覚障碍者の場合、動画ファイルを再生しても当然映像を観ることなどはできないわけで、
その場合、例え元は動画のファイルでも音声だけのファイル形式(例えばmp3)にしてしまった方がファイルサイズが格段に軽くなりますし、手元のHDDにより多くのファイルを残しておくことができます。
今回紹介するのは、その『動画ファイルから音声だけを抽出して新たに音声ファイル(mp3など)を作り出す』方法。
この技は意外と使いでがあるので、知識として知っていて損はないと思います。
■作業を始める前に用意しておくもの
では、そのやり方の説明。と、作業を始める前に以下の物を用意しておく必要があります。
1.抽出したい音声がある動画ファイル
2.フリーソフト『Pazera_Free_Audio_Extractor』
まず1.は当然必要なのですが、ちなみに動画のファイル形式はmpgでもflvでもMP4でもvobでも恐らく何でも構いません。
そして2.。このフリーソフトは『動画ファイルから音声だけを抽出することができる』フリーソフト。
上のリンク先から『Pazera_Free_Audio_Extractor.zip』というファイルをダウンロードして、自分のPCのどこか適当な場所に解凍しておいてください。
また、上のファイルを解凍して中を開いてみると、色々とファイルがズラズラ~と並んでいると思うのですが、今後作業をするのに必要になってくるファイルは
AudioExtractor.exe
というファイルだけです。このファイルだけショートカットを作成しておいて、そのショートカットをどこか適当な場所に置いておくのもいいでしょう。
また、ファイル名のお尻に『.exe』という拡張子が表示されていない場合は、Windowsのエクスプローラ上でファイルの拡張子を表示させる方法を参照して
エクスプローラ上にファイルの拡張子を表示させておいてください。
■動画ファイルから音声を抽出し、新たに音声ファイルを作成
では、いよいよ本格的に作業開始。その手順の概略を示すと以下のようになります。
1. Pazera_Free_Audio_Extractor(以下AudioExtractor)を起動
2. 音声を抽出する対象の動画ファイルを選択(複数選択可能)
3. 音声を抽出し、そこから作成した音声ファイルを生成する場所を指定
4. 音声ファイルを作成する際のファイル形式、ビットレート等を選択
5. 2から4の手順で準備が全て整い次第、AudioExtractor内の『Convert checked les(またはconversion)』を実行して音声ファイルの生成開始
まず1でフリーソフト『AudioExtractor』を起ち上げます。ソフトの起ち上げには、上の項で解凍したフォルダの中にある
『AudioExtractor.exe』というファイルを使って起ち上げます。
ちなみにこの『AudioExtractor』というフリーソフト、表記が全て英語で日本語化するパッチファイルも無いのですが(少なくとも自分は知りません(汗))
やることはハッキリ言ってかなり単純なので、ある程度慣れてしまえばそう気にする必要もないと思います。
次に『AudioExtractor』が起ち上がったら、Altキーを押しメニューバーを起ち上げ
十字キーの→を2回、↓を1回押して『Add les to list』を選んでEnterキーを押します。
するとファイルを選択することができるウィンドウが起ち上がるので、ここで『音声を抽出したい動画ファイル』を選びます。
ちなみに音声を抽出する対象のファイルは複数選択することも可能で、その際には対象となるファイルを複数ドラッグして、一度に多数のファイルを選ぶこともできます。
また、音声を抽出する対象のファイルは、ソフト『AudioExtractor』の一番上の方にあるリストボックスで確認することができます。
(以上が2.の作業にあたる部分)
次にタブキーを数回押し『Browse』のところまでカーソルを持っていきEnterキーを押します。
すると『抽出した音声から作成する音声ファイルを生成する場所』を選択するためのウィンドウが起ち上がります。
ちなみにここでのフォルダ選択画面は『ツリー表示』になっているので、全て十字キーを使い、最後に『OK』ボタンを押す時だけEnterキーで場所を決定します。
また、ファイルを生成する場所を確認したい場合は、『Browse』ボタンの1つ上にあるエディットボックスで確認することができます。
(以上が3.の作業にあたる部分)
次にタブキーを5回程度押し『抽出した音声をどのファイル形式で生成するか』を選択します。
その際、MP3、WAV、AAC等様々な形式で音声ファイルを生成することができます。
(以上が4.の作業にあたる部分)
最後にAltキーを押してメニューバーを呼び出し、↓を1回押して
『Convert checked les(またはconversion)』
を選んでEnterキーを押します。これで動画ファイルから音声を抽出したファイルが指定した場所に生成されます。
また『AudioExtractor』が動画ファイルから音声を抽出するためにかかる時間は
だいたい5分程度の動画ファイルなら1分弱といった程度です。『AudioExtractor』が音声を抽出する作業を終えたら
作業ウィンドウ内の『abort』のボタン表示が『close』に変るので、そのボタンを押して作業ウィンドウを閉じましょう。
■音声を抽出する範囲を選択
実はこの『AudioExtractor』というソフトは、音声を抽出する範囲を選択することができます。
例えば10分の動画ファイルがあったとします。でも、そこから必用な音声は2分15秒から6分の範囲なのですが
この『AudioExtractor』というソフトはその範囲を指定して音声を抽出することができるんです。
例えば音楽PVの場合、最初の10秒程度はよく映像が流れるだけで音声がまったく入っていないケースが多々あるわけなんですけど
そのPVから音声だけを抽出する場合、その最初の10秒に関しては『完全に不要な部分』ということになります。
この項で紹介する『音声を抽出する範囲を選択』する方法というのは、そのようなケースでかなりの威力を発揮します。
まず、普通に『AudioExtractor』を起ち上げた後、Shift+タブキーを2回ほど押します。すると
Start time offset
というチェックボックスがあります。初期状態ではここにチェックは入っていないのですが
このチェックボックスにチェックを入れると、すぐ下に数字を入れるエディットボックスが3つ表示されます。
そしてこれが『音声をどの範囲から抽出し始めるのか』というのを指定するための枠、というわけです。
また、3つあるエディットボックスの内訳は
一番上が時間(hour)、2つ目が分(minute)、3つ目が秒(second)になります。
つまり、上から『0』、『2』、『20』の順番で数字を入れた場合
指定した動画ファイルの2分20秒の時点から音声を抽出する、ということになります。
また『Start time offset』のチェックボックスの1つ上には
Duration | end time offset
というチェックボックスがあります。そして、勘のいい人はもう分かっていると思うのですが
このチェックボックスは『抽出する音声の範囲の終端』を指定するためのものなのです。
なお、使い方は上で説明した『start~』のチェックボックスと同じです。
また、この2つのチェックボックスは同時にチェックを入れることもできるので、
その場合は『抽出する音声』の『開始点』と『終端』を任意に指定することができます。
なお、このチェックボックスを利用する際の注意点として、このチェックボックスを利用して
『AudioExtractor』を一度閉じ、再度『AudioExtractor』を利用しようとする場合は
このチェックボックスが入ったままの状態になっています。なので、それをうっかり忘れていると
『指定した動画ファイルの全ての音声を抽出した』つもりだったのに……なんてことが多々あるので、その点には十分注意をしましょう。