「警察職員の意識欠如」 ウィニー問題で漆間長官が苦言 (朝日新聞) - goo ニュース
ウィニーを自分のパソコンにインストールした警察官がいること、それはさておき・・・・
警察庁は、一つの組織だから良いのだけれど、都道府県警察は、出先機関でしか過ぎなくて、当然、予算も配分によるものだ。
会社組織でも、やっぱり本社勤務が優遇されているのと同じように、出先機関の整備は遅れる。
しかも、知事部局の支配下にない警察組織は、目の上のたんこぶ状態。
知事部局の職員一人一人にパソコンが配置されていても、警察、特に警察署には、各課に数台という有様。
もし、これが企業なら、自分のパソコンを持ち込むことさえ許されないだろう。
情報が外に漏れることは、会社自体を潰してしまうことになりかねない。
でも、警察は潰れない。
外に漏れたからといって、信用は失うだろうが危機感はない。
そういう意味で、自分のパソコンを持ち込むことを奨励してしまっているというより、むしろ強制してしまっているようなところが組織の中にある。
パソコンがないと仕事が出来ない。携帯がないと仕事が出来ない。
でも、自分で準備しなさいよと無言の圧力がかけられている。
携帯代金は、多い時には数万に上る。
職場に電話が配置されていても、携帯電話にかけるには、電話交換を通して手動でつないでもらわなければならない。
一般電話に掛けるよりも、個人の携帯電話に掛ける方が多い昨今、そんなことをしていたら埒が明かない。
でも、携帯電話が支給されるのは、そんなことの必要のない幹部職員だけ・・・
あとは全部自腹だ。
>警察庁は公用パソコンの整備を各都道府県警に指示している。
警察庁が、予算を取って、各都道府県にパソコンが整備できるようにしましょうというのならわかる。
あくまでも、指示。
きちんと整備しなさいよ。お金は自分で確保しなさいよ。
国はお金を出しませんよ。都道府県でなんとかしなさいね。
でも、整備しないと大変なことになりますよ。と脅迫されているのと同じだ。
来年度の予算要求の時期も、議会も終了してしまっている今の時期、そんなこといったらやりくりするしかないのだ。
予算額はすでに確定している。
そのためには、必要だった予算を削るしかない。
でも、素直にハイと受け入れる。
出来ません、なんて絶対に言わない。
お金がありませんなんて絶対に言わない。
上に立つ人間は、やっぱり困らないから。
下に向いて、なんとかしないとどうなるかわかってるだろうなと無言の圧力を掛ける。
結局、一番困るのは、下にいる現場の人間だ。
すべての後始末を、誰にも文句の言えないままこなしている。
時間外手当も、まともに支給されず、給料からパソコンを買い、携帯通話料を払い・・・・・
それでも、黙ったまま、従っている。
圧力は連鎖する。
この職員は、どこに圧力を掛けていくのか・・・・・・・・・・
それは、家庭であり、子どもであり、自分よりも弱者に向かう。
そんな気がしてならないのは私だけなんだろうか?
警察職員は、住居さえも制限され、転勤の際は引越しを強要される。
私生活において、自宅から離れて行動する時も届出を出さなければならない。
同じ公務員が不正事案を起こした時には、どうすれば起こらないのかを常に戒め、ノートに記載することを強要される。
交友関係や恋人を作る時すら、気を配ることを要求される。
常に、自分自身を見つめ自責の念をもつように洗脳されていく・・・・・・
一般の企業がどうなのかは分からない。
でも、外から見ると、異様な世界だと思う。
もう一度、読み直して気が付いた。
これって、母が私に言っていたことと同じだなぁって・・・・・
「遊びに行く時には、どこへ行くか、何時に帰るか言いなさいよ。」
「どうしてこんなことになったのか、考えなさい。」
家に友達を連れてくれば、どんな友達か探りを入れる。
持ち物を検査される。
悪い出来事が起こったら、どうしてそんな目にあったのか考えなさいと言われる。
まったく同じことを、国がやっているんだ。
そう思うと、ちょっとおかしくなった。
だから、組織が子宮だなんて、斎藤先生の本に書いてあるんだなと納得した。
ここで、また気が付いた。
私は、そんな組織に対して反抗心を持っていた。
おかしいんじゃないの?そう思い続けていた。
それって、結局、無意識のうちに母に対する抵抗をしていたんだなってそう思う。
母に対しては、親として当たり前だと認めていながら、心の内ではそうではなかったのだろう。
同じことを求めてくる組織に対して、なんでそこまで支配されなくちゃいけないの。
そんなこと今更言われなくったって、道に外れたりしないわよなんて思っていた。
そして、旦那は母親から与えられなかったものを与えてくれる組織に、異様なまでしがみついている。
当たり前だと思い、しがみついている。
家の中では、反抗的な態度ばかり取っている旦那が、組織に従順すぎるほど従順なわけが分かったような気がする。
与えられなかったものを、組織が与え守ってくれるのだから・・・・・・
連鎖2