私が離婚を決めた理由

離婚するまでの経緯のつもりでしたが、考えているうちに、AC、共依存などにぶつかっています。

笑顔

2006-01-29 23:17:42 | 日々つれづれ
長男とのやり取りで、ちょっとへこんでしまった私。
長男は、古い携帯電話で、私の写真ばかりを撮っていた。

長男「お母さん、最近笑っていて、すごく可愛いから、いっぱい撮りたい。」
私「前は笑っていなかった?」
長男「うん。」
私「前って、お父さんがいた頃??」
長男「うん、お父さんに怒られてばかりで可哀相だった。でも今は、いっぱい笑っていて、可愛い。」

子どもって、見ていないようで、ちゃんと見ていたんだな。
私は、そんなに笑っていなかったのかな?
でも、へこんでいた気持ちが、少し膨らんだ。
こうしていること、悪いことばかりじゃないんだな。
子どももそれに気が付いてくれているんだな。
私も、子ども達の笑顔と、笑い声に包まれて暮らしていたいな。
ちゃんと守っていかなければいけないな。

長男の大切な思い出

2006-01-29 20:17:07 | 日々つれづれ
テレビアニメのワンピースの予告を見ていた、4歳の長男が
「お父さんに電話をしてもいい?」と聞いてきた。
上二人は、私を気遣っているのか、一度も電話をしたことはないが、長男は時々電話を掛ける。

長男が産まれたのは、旦那が単身赴任中だったし、長男が父親と過ごした思い出はあまりない。
でも、昨年の3月、私はバスツアーを企画して、友達家族と一緒に遊園地に出掛けた。
当日まで保留だった旦那も、めずらしく一緒に出掛けた。
長女と次女は、友達同士で園内を回り、私と旦那と長男の3人で、色々回った。
途中で雨が降り出したこともあり、私は、二人と離れ、次女の所へ行った。
その間、二人でワンピースの映像が流れるアトラクションに入ったらしい。
長男にとっては、とても記憶に残っているのだろう。
以前も、ワンピースを見ながら電話を掛けていた。

「今、ワンピースやってるよ。見てる?」と聞いている。
「ちょっと、まってね。」と言い、私のところへやってきた。
「お母さん、お父さんと仲直りしたら??」私に子機を渡そうとする。
「ごめんね。まだ辛いから無理。」私は断った。
電話を切ると、
「お母さん、無理言ってごめんね。」そう言い、テレビの方へ行った。

「○くん、ちょっと来て。」私は、長男を呼んだ。
私「お父さんと仲直りして欲しいよね。ごめんね、まだ出来そうもないんよ。」
長男「じゃあ、今度、お母さんも一緒にみんなで遊びに行こう!!」
私「ごめんね。○くん、行ってきてもいいよ。」
長男「お母さん、弱ってるから??」
私「お母さん、弱っているように見える??」
長男「うん」

全部、お見通しだったんだね。
訳もなく流れる涙も、落ち込んでいる様子も、全部わかっていたのね。
あんなに大好きだった保育園の先生よりも、今は私にべったりで、
「お母さん、可愛いよ。」って何度もほっぺたを撫でてくれて・・・・・
「もう寝よう。目つぶって。」って言っても、
「お母さんが可愛すぎて、目つぶれない。」なんて、ずっと気にしていてくれたんだ。
今日も、テレビを見ながら、
「もし、隕石が落ちてきたら、お母さんを守ってあげるね」って言っていた。
まだまだ小さいのに、どうしたらいいか一生懸命考えてくれていたんだ。
こんな気持ちさせてもいいのかな?

長男「じゃあ、仲直りできたら、みんなで温泉に行こう!」
昨年2月、夏休み以来、土日も休まず働いていて、正月休みがようやく回ってきて、急遽、温泉に出掛けた。
お父さんと二人で、大きなお風呂に入ったこと、長男にとっては思い出なのだろう。
お風呂から上がって、コーヒー牛乳を飲んだことも、カニをお腹いっぱい食べたことも、しっかり覚えていて話をする。
私「4人じゃ駄目??」私は聞いてみた。
長男「いいよ。4人でもいいよ。」
私「それとも、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒にみんなで行く?」
長男「嫌だ、4人がいい!!」

一番小さいのに、家族でということを一番考えていて、なんだか切なくなった。
長男の父親を思う気持ちを引き裂いているようで、悲しくなった。
こんな母親でいいのかなぁ・・・・・

心理テスト

2006-01-29 16:43:02 | 自分考察
あなたに合う旦那様は?

D・苦労させられる遊び人タイプ
あなたにピッタリのダンナ様は、じゃーん!バリバリの遊び人タイプ。一度家を空けたらなかなか帰ってこないけど、遊ぶ一方でなかなかやり手だったりもします。男もタジタジのしっかり者、肝が座ったあなたには、これぐらい歯ごたえのあるダンナ様でないともの足りないでしょう。苦労はしてもそれが生きるヨロコビに。頑張って!


あなたはどんなダメンズを選んじゃう?

D・浮気男系
好きな男に超甘いあなた。浮気男にハマる傾向が強いみたい。その原因はズバリ「自信」! カレは他の女と遊んでも、最後には私のところに戻ってくると思っているでしょ? また戻ってくることでさらに自信を高めているみたい。見も知らぬ他の女と勝負してもそれって虚しくない? もっと彼に厳しくすべし! 待ってる女なんて時代遅れだよ。


男を見る目があるかチェック

D・実はダメ男が理想!? 男を見る目ゼロタイプ
妙にダメ男と縁があるあなた。今まで知り合った異性は全員ダメ男だったりしない? そんな男とつきあってつらいこともされたでしょうが、あなたはそういうときに「愛されている」と感じるみたい。実はダメ男があなたの理想の男性像かも!? 自分に酔っているだけかもしれないけど、案外、一番幸せなタイプかもしれませんね。


あなたの中の「男度」は?

男度80%以上
かなり男っぽいあなた。外見はともかく性格的には、並の男性よりたくましいし、思いきりがいいみたいですね。何気ない態度や言葉に男っぽさがにじみ出ていて、女の子から異常にモテてたりして。また、たまに女らしいことをすれば、普段が普段だけに超感激されて、いい気分を味わえるでしょう。これからも男道を突っ走って!


他にもやってみましたが、落ち込んでしまいそうなので、これくらいに・・・・
つくづく男性を見る目がないみたい(^^ゞ
どんなテストしても、男っぽい性格と判断されてしまう私です。

境界線

2006-01-28 17:57:08 | 自分考察
カウンセリングで、ちゃんと境界線が引けてるよねって言われたのだけど、私の境界線は、自分の思いと反比例していた気がする。
相手のことを好きだと思うほど、気に掛けてしまうほど、その境界線はあいまいになる。
母の言っていた「一心一体だと思っていた」という言葉通り、家族は同じ考えの下に存在するって思っていた。

嫌いな上司から頼まれた仕事は、冷静に断ることが出来ても、尊敬する上司からの仕事は断れなかったり・・・・
好きな人から、約束されたら、その日に何があろうと断ってまで確保していた。
タクシーの中で、キスされたり、一緒に歩いていたら抱きつかれたり、ホテルに連れ込まれるまで抵抗できなかったり、そんなこともあった。

今はどうなんだろう。
ある意味、他人とあまり係わる仕事をしていないこともあってよくわからない。
でも、好きな仕事だと、無理を言われても頑張ってしまうし、友達に会いたいと思えば、無理して時間を割いても出掛けることもある。

でも、こうやって心の中を整理していったお陰で、無用なおせっかい心も一息ついて考えられるようになったし、他人の無心な行動にもイライラしない。
見返りを求めて苦しくなることもないし、気持ちよく誰かのために動けるようにもなったように思う。

半年前の私より、腹が立ったり、イライラしたり、不安になったり、焦ったりということが少なくなってきた。
例えば、カウンセリングのある日、子どもを送り出して、掃除をして、時間が来るまで他のことが手に付かなかった。
でも、昨日は、ぎりぎりまで仕事をして、時間前に紅茶を入れて電話を掛けた。
時間は気になるけれど、縛られない。

そうそう昨日は、次女がお弁当持参だったのだけれど、前日の夜まですっかり忘れていて、買い物もしていなかったのだけれど、どっしり構えていた。
結構、弁当がいるとなると、早くから目が覚めたりして気になっていたのだけれど、目覚まし時計がなるまでぐっすり眠れた。

少しずつだけれど、知らないうちに変われているのかな?
付き合いにくかった自分、思うようにならない自分、大嫌いだった自分が少しずつ愛しくなっている。
意識して息をしていたのに、とても楽に呼吸をしているそんな感じ。
意識して生きていたのに、普通に生きているという感じ。
なんで私は生きているのだろうと、誰のために存在しているのかと、自問自答をすることもない。
少しずつ、変われていること、素直に嬉しい。

カウンセリング14

2006-01-27 13:01:29 | カウンセリング
今の私が一番依存しているのは、カウンセリングだなぁとつくづく思います。
今の生活の中で、一番楽しみになっていて、何故なんだろうと考えていました。
デートの約束があって、それを待っている気分と似ているなぁと思ったり・・・
かといって、恋しているように、電話をしていてもドキドキしないし、電話を切る時も、別に名残惜しいわけではないし、むしろ電話を切るときはすがすがしい気持ちになっているし・・・・
不思議な感情だなぁと思いながら、カウンセリングを受けました。
自分のことを話し、理解してもらえる、共感してもらえることの心地よさを楽しみにしているのかなぁなんて思いました。

今日のカウンセリングは、今までの中で一番落ち着いて、話が出来ました。
今、とても穏やかな気持ちになれていることを話し、どうして穏やかな気持ちになったのか、穏やかな時には、どんなことが出来ているのか話していきました。
穏やかな時には、結構、大きな出来事も起こっているのだと言われました。

・落ち着いて仕事に取り組めている。
・子どもの気持ちとじっくりと向き合うことが出来る。
・ネットに依存していない。
・旦那との関係を見直すことが出来た。
・いい友達がたくさんいることに気が付いた。

穏やかな気持ちになれたきっかけを考えると、前回、カウンセリングで、今出来ていることを見直すように言われたことかもしれません。
先週は、自責の念に駆られっぱなしで、それから抜け出せなかったのだけれど、一つずつ、少しずつ自分を肯定していくことで、這い上がることができたかなぁと思っています。
その副産物として、色んなことを見つめることが出来、堕ちることは苦しくて辛いけれど、まんざら悪いことばかりじゃないのだなぁなんて思える私がいます。

「UP・DOWNと上手く付き合っていけるといいよね」って、話されたのですが、UPすることにも、DOWNすることにも意味があるのだなぁって、思えるようになったこと進歩かななんて思っています。

今日は、のんびりとした時間の中で、旦那のことも色々と話していくことが出来ました。
そして、今まで仕事を辞めてからも捉われていた出来事や、思いを話すことも出来、良かったなぁと思います。
話すことによって、小さな歪んだ感情の積み重ねによって、旦那と上手く行かなかった部分も見えてきました。

次回からは、少しずつ生育暦を見直していくことになりました。
昨年から、少しずつ自分で準備をしながらも、なかなか今の感情が落ち着かなくて、始めることが出来なかったこの作業、少しずつでも整理していけたらいいなと思っています。

登園拒否2

2006-01-26 00:51:31 | 日々つれづれ
今朝もまた、「保育園行かないよ。」と長男は言う。
「ずっと抱っこしてくれたら、行ってあげる。」とも言ってきた。
「そっかぁ~。でも今日は、友達と遊ぶ約束してたよね~」

「今日は、お休みするよ。」と言いながら、靴を履き、マンションのエントランスで待っている長男。
私は、家を出て、さっさと保育園に向かうと、後ろからチョコチョコついてくる。
「お母さんは、荷物持っていくよ。」そう言っていると、
靴箱で、靴を履き替え、ついて来る。
遅れていったので、教室ではみんな遊び始めていて、それを見ると、
「お母さん、バイバイ!!」
抱っこもせがまず、輪の中へ入っていった。

寝る支度をしていると、
「明日は、先生と友達と鬼ごっことかくれんぼするんよ。」楽しそうに話してくれる。
私「いいなぁ。お母さん小さいときね、幼稚園嫌いだったから、うらやましいな~」
長男「なんで嫌いだったの?」
私「引越ししてね、お友達がいなかった。」
長男「じゃあ、先生と遊べば良かったじゃない?」
私「うん、そうかもしれないね~」
長男「お母さんともし同じだったら、一緒に遊んであげてたのにね。」

布団に入ってから
長男「明日は、保育園行かんよ。」
私「えっ、さっき保育園で鬼ごっこするって言ってたじゃない?」
長男「でも、ごっこは嫌じゃもん。」
私「でも、すぐに『保育園行きたくないごっこ』するじゃない?」
長男「えっ見てた?お母さん、保育園で見てたの?」
私「『お母さん』って寂しそうに泣いて、お母さんが見えなくなってからは楽しそうに遊んだこと??」
長男「うん、お母さん見てた??」
私「ふふふふ・・・・・『保育園行きたくないごっこ』楽しかった???」
長男「うん」

最初は、ごっこのつもりでも、だんだん本気になっちゃったのね、たぶん。
不倫していた頃、相手を困らすふりをしていたら、それに答えてくれるのが嬉しくて、ついつい何度も困らすふりしているうちに、本当に寂しくなってしまって、困らすことばかりしていた。
これも、一種のパワーゲームなのかな、そう思う。
上手くバランスが取れないと、与えられすぎるのも辛くなってしまう。
でも、このバランスが難しい。
長男とのやり取りに、何か学んだような気持ちになったのだった。

穏やかな時間

2006-01-25 21:07:50 | 日々つれづれ
今週は、ほとんど毎日予定が入っていて、あわただしいのですが、とても気持ちが落ち着いています。
今年に入って、仕事もなかなか手に付かなかったのですが、パソコンの前に張り付くことも少なくなり、仕事も順調にこなせるようになりました。
気が付けば、もうすぐ確定申告だし、来月から大きな仕事がたくさん入っています。
そろそろ本腰をあげて、今年の仕事をスターとさせなければ、泣きを見ることになりそうです。

それでも、こんなに穏やかに時間を過ごせるのは久しぶりです。
ゆっくりを自分の気持ちを見つめながらも、今は自分のことを少しずつですが、認めることが出来ています。
湧き上がって消えなかった不安や焦燥も、収まっています。

今まで、自分のことを自分が思っていた人物像と、ちょっと違う人物像が浮き上がってきたり、自分のことなのに、今までわかろうとしなかったことにも気が付き始めました。
そう、決して悪い人生じゃなかった。
投げ出さずに、いつも一生懸命に生きてきた私に、そして今の私があることに、過去の自分に少し、感謝も出来る気持ちになってきました。

今日、友達から届いたメールに、色々ぶつかって学んでいくことを、神様のテストと表現されていたのですが、今まで私は神様の与えた試練だと思って、それが通り過ぎるのをひたすら待っていました。
その試練を与えられたことの意味を、考えることも、知ろうともせず、ただ時が過ぎていくのを待ち続け、感情に蓋をして悲しいことを感じないようにしてきました。
せっかくの試練なら、その意味を考え、悲しい感情を素直に受け止めていけば良かったのかななんて思っています。

感じないこと、考えないことが前向きな生き方だと、そう思っていました。
でも、忘れ去られた、置き去られた感情は、いつまでもそこにとどまったままだと言うことに気が付きました。
悲しいことを悲しいと、辛いことを辛いと自分自身で受け止め、癒していくこと、
そうすることが出来、それを乗り越え、新しい自分と向き合う勇気が、本当の意味での前向きな生き方なのかなと思います。

まだまだ、整理しきれない感情が渦巻いていることもわかっています。
少しずつ、絡まった糸をほぐすように、心の中のモヤモヤを解いていくことが出来たらいいなぁと思っています。

登園拒否

2006-01-24 16:27:08 | 日々つれづれ
正月明けからの長男の登園拒否が続いていて、一過性のものとは思いながらも、無理矢理行かせるのは、なんだか可哀想になってきた。
しかも、日に日にひどくなり、昨日は、保育園で大泣き。
結構、長男に付き合ったのだけれど、どうしても離れてくれなかったから、先生に抱っこしてもらって、
「じゃあね~。お母さんも頑張るから、頑張ってね~」と手を振り、明るく別れた。
「お母さん、お母さん」と泣き叫ぶ声を背にしながら、教室を離れた。
その後はすぐに泣き止んで遊び始めたらしいのだが・・・・

夕方、迎えに行くと
「なんで、あんなに呼んだのに、戻ってきてくれなかったの?」
とても不満そう。
「お母さんだって、ニコニコでバイバイして欲しかったよ~」

今朝また保育園に行きたくないと言っていた。
でも、今日は、講習の日なのでどうしても休ませるわけにはいかない。
膝に抱っこして、抱きしめて
「今日は、お母さんもお仕事休んで、ずっとこうしておこう。」と言ってみた。
「お母さんもね、ずっと一緒にいたいよ~」
ずっと手を緩めることなく、ずっときつく抱きしめたまま・・・・・
「なんだか、ご飯食べたくなったから、離して・・・」と長男。

「ねぇ、今日は何日??」
「3回行ったら休みよね。」(本当は4回だけど)とカレンダーを見ながらつぶやいていた。
「お休みのとき、ごみ収集車、見に連れて行ってくれる??」
「うん、いいよ。」そう言うと、
「じゃあ、今日は、保育園に頑張って行くね。」
長男は、久しぶりにそう言ってくれた。

6ヶ月から、嫌がることなく行き続けた保育園。
正月に、私が父と母と喧嘩したことや、元気がなかったこと、色んなこと心配してくれていたのかな?
今日は、ニコニコ笑顔で、登園して、ニコニコ笑顔で、手を振ってくれた。
安心出来ないと、離れられないんだなぁ・・・
つくづく感じてしまった日だった。

嫌悪感

2006-01-23 09:45:59 | 私が離婚を決めた理由
旦那のこと、少し冷静に見つめることが出来るようになったと思ったばかりなのに、また嫌悪感が甦ってしまった。
他のブログで、出産のことに触れられているのを見たとき。
きっと、これがフラッシュバックなのね。

長男のお産の時、陣痛で苦しむ私に、手を差し伸べるでもなく、優しい言葉を掛けるのでもなく、ふざけて苦しむ姿をビデオに撮っていた。
何度も「やめて」とつぶやいたけれど、両隣のベットには人がいて、控えめに言ってしまったこともあって、止めてくれようとはしなかった。

心が敏感になっているせいか、実際にされたあの時よりも、辛い気持ちが心を渦巻く。
あの時よりも、苦しい気持ちになる。

「やめて」という言葉は、どういう時でも、否認を示しているのに、旦那にとってはそうじゃなかったらしい。
無理矢理セックスされて、嫌だったときに「やめて」と発しても、わざと言っているとしか取ってくれない。

子どもたちが、「やめて」と言っているのに、ふざけ続ける旦那。
涙を流していようと、「やめて」の意味が伝わらない。

子ども達も、時々姉妹弟げんかの中で、同じことがいえる。
「やめて」は「やめて」なの。
嫌だって言っているの。
「やめて」と言われたら、絶対に止めなさい。
そんな風に、何度も、何度も伝える私。
きっと、気付かないうちに、思い出しているんだろう、自分の痛みを。

どんなに「やめて」と繰り返しても、追いかける母。
すべて、気がつかないうちに、心の中ではつながっているのだろう。


また、ネガティブモードのスィッチが入りそうになる。
掃除して、自助グループのミーティングに出掛けます♪

旦那との関係3

2006-01-22 11:10:42 | 旦那への気持ち
2週間前までは、旦那の事なんて考える余裕もないと思っていたのに、堕ちた後、考え始めたのは旦那との関係だった。
本当に、自分でもよくわからないことなんだけれど・・・・・

もしかしたら、私と旦那は、互いの持つ問題点を指摘しあえる関係だったのかもしれない。
「共依存」ということを考えたとき、私の今までの恋愛は確かに当てはまるとうなずけるのだけれど、旦那との関係の中では当てはまらない項目も多い。
色んな夫婦の関係を見たとき、なんでここまで旦那に対して我慢するの?と思う奥さんを見ていると、どうも私は、我慢しても、受け入れてないとも思えてくる。

旦那との恋愛は、今までの恋愛とは違って、追いかける恋、尽くす恋ではなくて、どちらかというと愛され、支えられることを求めていた。
そういう意味で、今までの私と異なるのかもしれない。

ただ、お互いの持つ問題点を指摘し合いながら、お互いに自分の持つ問題点に気がついていなかった。
それどころか、指摘されることにより自尊心を奪い合い、傷つき、攻撃に走る。
でも、これは、お互いを受け入れない、受け止めない二人だから、これで済んでいたのではないかと思えてきた。

私は、旦那からの暴力を受けていたが、どうも他のDVの被害者とは少し違う気がしていた。
少なくとも、私は被害者意識を持っていて、それなりに抵抗し続けていた。
多少は、受け入れていた部分もあるかもしれないが、旦那が悪いことも主張し続けてきた。

私の持つある意味、ボーダー的行動も、それを受け入れようとはしない旦那だから、エスカレートすることもなく収まったのではないかと思う。
私がそうすることを、病気だといって非難し、病院での治療を勧める旦那。
ある意味、冷静な判断だったのではないかと思う。

旦那は、私と母との関係をよく指摘した。
そして、私も、旦那と両親との関係を指摘した。
二人は、お互いに自分の気付いていない、家族の問題に気付き、これをおかしいといい続けてきた。

もしかしたら、私もある意味、バタラーだったのかもしれない。
精神的に、自分の持つ価値観を振りかざし、旦那を気がつかないうちに追い詰めていたのではないかと・・・・

TVを見ていて、たいてい鬼嫁的な奥さんには、それを受け止める旦那さんがいて、私も同じように受け止めて欲しいのに、受け止めてもらえない思いが強かった。
私は、旦那に対して最初は尽くす女だったけれど、仕事を持ちながら、子育てして、そんなことをしていられなくなって、段々と鬼嫁として化してきていたように思う。
けれども、旦那はそれを支える夫の姿は持っていなかたった。
そうしてくれないことに腹を立てていたが、旦那がそうしないことがある意味、私を救ってきたのではないかと思う。
もし、旦那が共依存的に私を支えていたのなら、私は本当にバタラーとして化してしまうか、ボーダー的に自分を破壊し続けていたかもしれない。

旦那に対して、自分の思いを告げるという行動は、気がつかないうちに、父と母の関係から、「父に何も言わない母を見て」それではいけないと学んでいたわけなんだけれど、まったくそれに気付くことなく、旦那の行動を否定し、攻撃しながらも、攻撃してしまう自分を責めるという悪循環にはまっていた。

自分の一言が、旦那の暴力やもっとひどい言葉の攻撃を生んでしまう事に気が付きながらも、どうしても言わずにおれない怒りの感情を、何でこんな風に言ってしまうのかと責めることしか出来ずにいた。

旦那を加害者に仕立て上げることで、私は被害者になろうとしていた。
でも、完全に被害者になることが出来なかった。
上手くいかないのは、私がわがままだからだと、父と母と妹に言われ続けていた。
そして、自分を責め、その怒りが、また旦那に向かう。
その悪循環を断ち切ることが出来たのは、父と母と妹が、私を被害者として認めてくれたから。

完全に被害者として自分を認めてしまった私は、旦那を追い出した。
それは、こうやって自分の問題点として見つめなおすきっかけを与えてくれた。
この旦那と私の攻撃しあう関係が、お互いに自分の問題点を気付いた上で一緒にいるのなら、お互いに支えあい、癒しあえる関係に変わる可能性もあるかもしれない。
今度は、今までの旦那と私の関係を、見つめなおすことが出来た私が、どうそれを判断していくのが、今後の課題なのかなと考えている。

一人じゃない

2006-01-21 16:30:24 | 私のこと

こうやって自分の心を見つめながら、ここで吐き出して、
不安で不安でたまらない日々もありました。
逃げ出してしまいたい、今の自分を捨てて生活してみたくなることなんてしょっちゅう。
自分のこと責めてばかりで、頭の中ではいけないってわかっていても辞められなくて、また自己嫌悪。

それでも、私がこうやって頑張ることが出来ているのは、きっと一人じゃないって思えたから。
逢ったことはないけれど、直接話したこともないけれど、たくさんの人たちに支えられ、頑張っている姿を見せていただきました。

先日、【心との戦い】境界性人格障害/アダルトチルドレンのkonomiさんの記事「もう大丈夫」を読んで、とっても嬉しかったです。
同じように、自分の心と向き合いながら、吐き出しされているkonomiさんに自分の姿と重ねることがしばしばでした。
同じように、堕ちてしまって苦しんでいる姿を見て、まだまだ私も頑張れる、そう思いました。
そんな、konomiさんのメッセージ、きっと誰かの励みになると思うから、ここでも紹介したいと思います。

今、苦しみの中にいる人たち、
出口が見えない暗闇をさ迷っているようで、
不安で寂しくて心細くなっているかもしれないけれど、
出口はあるよ。
あたしは見つけれた。
不可能じゃないんだよ。

いつかはみんな、自分の道を見つけて、
今の苦しみから抜け出せますように・・・。
もちろんあたしもこれからも戦うよ。自分の心と。


こうやって苦しんでいることも、きっと無駄じゃなかったって思える日が来ること。
今は、辛いけど、みんな幸せになれたらいいなそう思います。

堕ちている私の姿を見ながら、応援してくれてる人も、一緒に頑張っていこうとしてくださる方もいてくださること、本当に嬉しいです。
向き合うのは自分の心だけれど、支え合っている温かさ。
人っていう字は、支えあうひとを象形していると言うけれど、本当にそうなんだなぁと思いました。
一人じゃないこと、とても心を強くしてくれています。

ここ数日、本当に嬉しいメールやコメントをたくさん頂きました。
こんな私でも、誰かの励みになっていること、とっても嬉しく感じました。

仕事のことで記事を書かせていただいた、続・サラ金日記の鬼さんも、メールで色々とアドバイスをくださいました。
一期一会。実際は会ってはないのだけれど、そんな気持ちになりました。
顔の見えないこのネットの社会は、何かと敬遠されることも多いけれど、決してそうじゃないと感じさせられました。

そして先ほど、とっても嬉しい記事をプレゼントして頂きました。
私の過去を見ているようで、そして何かと共通点の多いrenkaさんの★不倫から抜け出したい★の「ネコ」という記事、

私のことを書いてくださったことを知り、本当に嬉しかったです。
こんな私だけれど、そんな風に思ってくれる人もいるんだなって・・・・・・
一人じゃないって、いいな。
他の人にも、一人じゃないって感じてもらえる、そんな人になりたいな、そう思います。

まだまだ、たくさんの方に支えられ、力を頂いて、本当に嬉しく思っています。
堕ちるたびに、苦しいけれど辛いけど、その温かさを強く感じることが出来るのは、幸せなことです。
このブログを読んでくださっている方々、本当にありがとうございます。
どうぞ、これからもよろしくお願いします。


旦那との関係2

2006-01-21 00:48:24 | 旦那への気持ち
先ほど記事を書き、コメントをいただいて少し気が付いたことがあるので、こちらに続きを書かせていただきます。

ブログを書き始めてまもなく、モラルハラスメントという言葉に出会った。
旦那がしてきたことは、これなのだと私は思った。
その時は、私は悪くないのだと、すべて旦那が悪いのだと思っていたから、その言葉に出会ったとき、私の気持ちを証明されたかのような気持ちになった。

でも、今の気持ちは少し違ってきている。
もちろん、旦那から受けた心の傷は、引きずっている。
だが、旦那自身を恨む気持ちはない。
「罪を憎んで、人を憎まず」その言葉の意味が、この歳になってようやく理解できた気がする。
まさしく、そんな気持ちなのだ。

私たち二人は、磁石に惹きつけられる様に結婚した。
好きという感情ではなく、何かしら一緒にいたいという気持ちが強かった。
この人だったら、私を幸せにしてくれると思った。
何一つ、共通点もなく、今となってはお互いに、機能不全な家庭に育ったというのが唯一の共通点であるくらい。
惹きつけられた原因は、たぶん、互いに親から得ることの出来なかったものを持っていたから。
旦那は私の色んな世話を焼き、面倒見るという行為に、かつて母親がしてくれなかった愛情をそこに求めた。
そして私は、のんびりとした旦那の性格に、癒された。

だが、実際に生活を始めると、お互いの抱えたトラウマの、フラッシュバックの対象になってしまったのではないかと思う。
子どもが生まれ、大きくなればなるほど、顕著になってしまったのではないかと思う。
お互いの育った環境が、まったく正反対だった。
旦那は、野放しに育てられ、私は、すべてを監視されて育った。
父とは母、自分を犠牲にして、私を育て、旦那は、両親の犠牲になった。

考え方の面でも、まったく違った家庭に育った。
旦那の方は、階級や学歴、男女差を重んじ、どちらかというと差別的な家庭に育った。
私の方は、そういうものを極端に嫌う家庭に育った。
旦那の方は、古くから引き継いだものや財産があり、私の方にはまったくなかった。
子ども中心の暮らしと、大人優先の暮らし。
本当に、二人の間に接点はなかった。

>今まで、誰に対しても、そんな風になったことはなかった。
>私がここまで追い込まれるのは、旦那のせいだと思った。
>いつか解ってくれるのだと信じ続けていた。

たぶん、旦那も同じことを思っているのだろう。
お互いの態度や行動が、フラッシュバックを引き起こしあっていたのではないかと思う。
お互いが、過去の傷を知れば、癒しあえる関係なのかもしれない。
けれども、二人とも気が付かないままだった。
それどころか、その傷に、塩を塗りこんでしまい、傷を引き裂きあった。

私の心の傷が癒えるまで、私は旦那といる限り、傷は広がってしまうそんな気がしてしまう。
そして旦那もまた、心の傷に気が付かない限り、私といると同じことを繰り返してしまうだろうと思ってしまう。
今となっては、旦那の気持ちもよくわかる。
すべての行動には意味があると言うとおり、ああするしか他ならなかったのだと思う。
そして私もそうなのだと思う。

子育てをすることもなく仕事一筋の、両親の元で育った旦那。
気が付かないうちにまったく同じ行動を取ってしまっている。
自分を縛り、子どもを縛って育てられてきた私。
その私もまた、同じようにしてきてしまった。
自分の傷を自分で癒すこと、まずそれが二人の関係を清算させるための鍵なのだろう。

旦那との関係

2006-01-20 21:54:56 | 旦那への気持ち
夢を見た。
朝起きると、旦那が部屋にいた。
「どうやって入ったの?」聞いてみた。
昨夜は、ドアの鍵と、補助錠と、別居してからつけたリモコン式の鍵を確認したはずだった。
「これ」と旦那が、リモコンキーを見せた。
どうしようと慌てたところで、目が覚めた。
何をされるかわからない、怖いという思いが強かった。

昨夜のドラマ「小早川伸木の恋」の中で、奥さんが同じようなことをしていた。
けれども、私は、鍵を渡すチャンスを与える気持ちがない。
私も、かつては奥さんと同じように、愛してくれることを求めていた。
私の持つ理想の家庭像を、一緒に築いてくれることが、愛してくれていることだと思っていた。
家族はみな、同じように考え、同じように行動すべきだと考えていた。
かつて、父と母が私が求めたように・・・・・
私は、自分が育った環境がすばらしいものだったと信じて疑わなかったから。

家族よりも、仕事を第一に考える旦那に対して、愛されていないと思った。
約束しても時間に遅れてばかりいる、頼んだこともせず寝てばかりいる旦那は、家族を愛していないのだと、その度に、不平不満をぶつけてきた。
旦那は、私の思いを受け止めてはくれなかった。
私が、思いをぶつければぶつけるほど、反論され傷つけられた。
解ってもらえない思いは、持って行き場がなかった。
私の人格までをズタズタにしてしまう旦那の言葉。
最後には決まって「出て行け」と言われ、何度も泣きながら出て行った。
「死んでやる!!」最後の切り札だった。
そうすれば、解ってくれるのだと、私のことを大切にしてくれるのだとそう思った。
マンションの階段を駆け登り、最上階まで上がった。
あてつけにしか過ぎなかった。
ただ一度、本当に死のうと思ったとき以外は・・・・・・・・

その後、優しくなるのを私は知っていた。
「ごめん」と旦那は何度も謝った。
「不安だから傍にいて欲しい」と仕事にも行かせようとはしなかったことも数回ある。
私は、子どものように泣き喚き、駄々をこねた。
苦しくて苦しくてたまらなかった。
寂しい気持ちを埋めて欲しくて、求め続けていた。

でも、いくら求めても私の心は、空っぽのままだった。
満たされない思いばかりが膨らんだ。
今まで、誰に対しても、そんな風になったことはなかった。
私がここまで追い込まれるのは、旦那のせいだと思った。
いつか解ってくれるのだと信じ続けていた。

でも、少しずつ旦那は私から離れていった。
求めれば求めるほど遠くなった。
そして、少しずつそれに慣れていった。
愛されることを期待しなくなった。
ただ、子どもを大切にして欲しかった。
家族を守って欲しかった。

私が嫌だったのは、旦那が他の女性と付き合うことでもなく、
旦那の心の中に、家族の姿が見えないことだった。
本当は、家族を愛していたのかもしれない。
でも、それを表現する方法を知らなかったのかもしれない。
そして、それに私も気が付かなかったのかもしれない。
私には、旦那の気持ちがわからなかった。
たぶん、旦那にも、私の気持ちが伝わっていなかったのだろう。
あまりにも違う家庭環境に育ってしまった私たちは、そして互いに自分が正しいと信じて疑わなかった私たちは、歩み寄る気持ちなどなかったのだから。

仕事だけを一生懸命して、組織の中で認められることが生きがいになってしまった旦那。
いくら、一つのコマに過ぎないことを説明してもわかってもらえなかった。
最初からそうだったわけではない。
次女が生まれた頃から、少しずつ旦那は変わっていき始めた。
そういう仕事に変わったのも一つの原因だったであろう。
そして、私が仕事を辞めたとき、一気にバランスが崩れた。
私も、組織の中で認められることで、旦那に認めてもらえない気持ちをバランスよく保っていたのだから。

私が仕事を辞めるまで、私の方が上位の立場にいたようだった。
私は気にしたことがなかったが、旦那から見ればそうだったのであろう。
結婚式の来賓の階級や、私の学歴、そんなことをいつまでも気にしていた。
給料の額も変わらなかったし、私は階級を問わず付き合いもあった。
同じ職場にいる限り、ねこの旦那さんとして扱われることも多かったのだ。
私が、仕事を辞めたとたん、解き放たれたようだった。
「お前のせいで、あいつにペコペコしなければならなかった」
私と仲の良かった上司をののしった。

私が誰かを褒めるたび、旦那は必ず、その人を否定した。
旦那は、自分が一番正しいと思っているのだと思った。
「自分が一番えらいのだ」と旦那はよく言った。
「何故、お前は自分に自信がないのか?わしは自分が一番好きだ」そう言った。
時に攻撃的に旦那を責め、時に自虐的に自分自身を責めてしまう私のことを、
「おかしい。病院に行け。きちがい。」とののしった。
でも、今ならわかる。
旦那は私に褒めて欲しかったのだと、私が褒める誰かに嫉妬してたのだと。
変なところで、私と旦那は似ていたのだと・・・・・・

お互いに傷つけあってばかりいた。
旦那に必死に愛を求めていた、あの頃に気がつけたなら、私たちはどうなっていただろう。
傷つけあって、ボロボロになって、旦那から愛されることからも背を向けていた私の心が、旦那の方に向くことがあるのだろうか?
怖いという思いが、何かされるのではという気持ちが無くなってしまった時、もう一度、最初から始めることが可能になるのだろうか?

失くした1/2

2006-01-20 03:47:37 | メッセージ
ひとりぼっちの夜の闇が やがて静かに明けてゆくよ
色褪せそうな自由な夢に 追い立てられてしまう時も
幻の中 答えはいつも 朝の風に空しく響き
つらい思いに 愛することの色さえ 忘れてしまいそうだけれど
あきらめてしまわないでね
ひとりぼっち感じても
さあ心開く鍵で
自由描いておくれ

安らかな君の愛に
真実はやがて訪れる
信じてごらん笑顔から すべてがはじまるから

ついていない時には 何もかもから目をそらすけれど
僕は壊れそうな君の姿を 君の心に確かめたいだけ
いつまでも見つからぬもの 捜すことも必要だけれど
ひとつひとつを暖めながら 解ってゆくことが大切さ
あきらめてしまわないでね
ひとりぼっち感じても
誰もがみな 愛求めて
世界はほら 回るよ

安らかな君の愛に
真実はやがて訪れる
信じてごらん笑顔から すべてがはじまるから

word by 尾崎豊
「壊れた扉から」

なんだか、
「いつまでも見つからぬもの 捜すことも必要だけれど
ひとつひとつ暖めながら 解ってゆくことが大切さ
あきらめてしまわないでね」
の声がとても優しく心に響き、心地よく、今の私に優しく語り掛けてくれる歌です。
15年以上前のものなので、紹介してみました。

無心

2006-01-20 03:23:59 | 日々つれづれ
今日は、朝から寒くて、自転車で行こうと決心した心が揺らいだ。
でも、やっぱり自転車で出掛けた。
行く途中、私の好きな道を通る。
高校生の頃、多少遠回りなるのに、わざわざその道を通って帰っていた。
交通量も多いのだけれど、自然を感じることの出来るその道は好きだった。
ニューヨークのセントラルパークみたいに、もっともっと人間と自然が共存できる場所が出来ればいいのになと思う。
あの街中、公園内でリスを見かけたときに、感動した。
規模は、ぜんぜん違うけれど、季節に合わせてさまざまな花が咲き、樹木が茂り、生きる力を与えてくれる。
私が、植物に癒しを求めたのも、そんな気持ちからかもしれない。

今日の習い事の先生は、別所哲也さん似の5歳年下の男性。
唯一、私に係わりのある若い男性かもしれない。
残念ながら、恋心が芽生えたことはない。
2年前、同じように講習に、通って知り合った。
長い間、それを習得してみたいと思っていたのに、躊躇していた。
テレビにも出て、本も出しているこの先生が、講習を開くと聞いたとき、ぜひ受けたいそう思った。
ネームバリューのせいもあるけれど、何かしら惹き付けるものがあった。
せっかく習うのなら、この先生に習いたいそう思った。

出会ってからわかったのだけれど、この先生には教えることに対しておごりがない。
むしろ、いつも謙虚さを感じて、ありのままを教えてくれる先生に、親近感を持った。
今までの経験を、もったいぶることもなく、ひけらかすこともなく、そのままを教えてくれる。

何故、この先生に惹き付けられたのか、さっき記事を書いていて、気が付いた。
この先生は、この仕事を通して、ボランティアもされていた。
新聞等で、その活動を知り、何かしら興味を持っていたのだった。
一昨年、そのボランティアに参加した。
先生の持つ、別の意味での情熱を知った。
奥さんがいて、子どもがいて、二人を養って、仕事として立派に成り立ちながらも、お金を感じさせないのはそのせいかもしれない。
東京に住みながら、全国各地に飛び回り、活躍されているのも、なんだか献身的なものを感じさせてくれる。

色んなことを習ってきたけれど、何かしら段階があって、それを踏まないと教えてもらえなかったり、技術を出し惜しみされていたり、しっくりこないことが多かった。
私は、自分の失敗も成功も、考えたこともさらけ出すことが出来たらいいなぁと思いながら教えているので、自分のやり方がいいのか、疑問に思うこともあった。
本にしても、教えるということにしても、すべてを丁寧にし過ぎては商売にならないと、聞いたことがある。
わからないことを少し残しておくのが、利益を得るやり方なのだと・・・・・
私には、ピンと来なかったし、嫌だった。

なので先生に出会った時、ちょっと嬉しかった。
同じようなやり方で、教えられている方もおられるのだと思った。
押し付けではなく、一人一人の作りたいもの、あったやり方に合わせて教えてくださる。
自分が過去に得た知識を惜しむことなく、伝えてくださり、失敗談も隠すことなく話してくださる。
今日も、指を切った話で、盛り上がった。

今日は、白磁を使って作品を作ったのだけれど、土をこね、たたきつけるという作業の中で、この無心さって大切だなぁと思った。
感情に蓋をするのでもなく、本当の意味で無になる。
手触りも、なんとも言えず癒された。
形のないものから形を作る。
このひらめきや発想が楽しい。
仕事とは違い、何も制限されることもなく、作ることが出来る。
これって大切なんだなぁと思った。
6時間の講習を終えると、心が軽くなっていた。
あれこれ考えることも必要だけれど、自分をしっかり見つめることも必要だけれど、無心になることも大事なことだなぁと改めて感じさせられた。