のぼり旗を準備していると、山羊を連れた一人の男性が会場に現れた。立派な角を持った山羊だ。集会に来てくれたのかと思ったが、通りすがりだった。残念。でもいい雰囲気だった。これなら行き交う人も集会に関心を示してくれるはずだ。集会が始める前は、ミュージシャンの方達が、2時間にわたって演奏やダンス、そしてスピーを交えてくれた。ナイスアクション!
その後、1時間の集会。再来年には宮崎市の西約120kmにある川内原発は、運転開始から40年を迎える。そして1986年にチェルノブイリ原発事故を起こしたウクライナでは、ロシアが核兵器さえちらつかせて軍事侵攻、原発をも攻撃し占拠した。なので、「川内老朽原発延長運転NO!」の訴えや、原発への攻撃に危機感を覚える訴えなどが続いた。
その後、「原発いらない」のプラカードなど掲げた後、午後2時46分には皆で黙祷。また、同じ頃集会とスタンディングを行なっている鹿児島からの連帯メッセージなどが紹介され、高千穂通から橘通のメインストリートをへて県庁前までパレード。先頭の街宣車からは、「川内原発で重大事故が起これば、宮崎県は壊滅的被害が予想されます。川内原発の延長運転は絶対ダメです!宮崎からも延長運転反対の声をあげていきましょう」と、行き交う人たちに呼びかけられた。
ふる里を失うわけにはいかない。原発の運転を続ければ、巨大事故リスクと行き場のない使用済み核燃料・核のゴミを将来世代に積み増すだけだ。それに、軍事攻撃の標的にされる問題まで加わってしまった。川内原発、やめてもらうしかない。戦争も絶対ダメだ!
福島を忘れない!宮崎いのちの広場(2022.3.13宮崎駅西口広場)/参加約250名。