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「日は東に月は西」


「菜の花や月は東に日は西に」
画家であり俳人でもある与謝蕪村が詠んだ句だ。1774年(安永3)3月23日に詠まれた句 とされている。しかし当時は旧暦。様々な考察の末に、実際には旧暦の3月23日に詠んだのではなく、その10日くらい前に見た光景を思い出しながら3月23日に詠んだのではないかと言われているようだ。

それはそれとして、今日の月はまるで逆。「日は東に月は西」だ。
朝、夜があけると九州山地を眺めるのが一日の始まりだ。九州山地の方を見れば、空気の澄み具合から一日の天気までおおよそ分かる。今朝はガラス越しではなく、外の空気も感じたく玄関を出た。出た途端「オオッー!」。青い山地の上にまんまるの白い月が出ているではないか。何とも絵画的。それも東山魁夷氏の絵のごとし。これはカメラにおさめておかねば・・・。ということで撮った一枚。なんだか神秘的でもあり、月から地球を眺めると「ああいう風に在るのだろうか」とも思った。
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