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アサギマダラ


昼食時、窓の外をふわりふわりと飛ぶチョウが目に入った。ちょうど秋の七草のひとつフジバカマの付近だ。とまるのかと思えば、またふわり。そしてまた、ふわり。
ちょっと小型だが、アサギマダラのようだ。フジバカマにとまる瞬間を待つこと2、3分。ギャラリーの庭にこのチョウが飛んでくるのは初めてだ。最初に出会ったのは、何年も前に韓国岳に登った時だった。もうすぐ頂上という時だ。
フジバカマにとまったアサギマダラは懸命に蜜を吸っているのか、カメラを近づけてもじっとしていた。ということで、接写で撮影。名前由来の透通ったような浅葱(アサギ)色が印象的だ。いい具合に翅も広げてくれた。
アサギマダラが飛んで来たことによって、フジバカマも意識することとなった。この時まで庭にフジバカマがあることはほとんど意識したことはなかったのだ。結構繁殖力が強そうだが、庭にあるのは園芸種。かつては日本各地の河原などにいっぱいはえていたようだが、現在環境省レッドリストでは準絶滅危惧(NT)に分類されている。秋の七草が・・・・である。
本当に日本の野山は変わりつつある。



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