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台風一過、空には台風の置き土産


台風18号は、遥か日本の南で発生。当初予報では北西方向へ進路を取り、台湾を突っ切り中国へと向う進路だった。ところがだんだん北向きに方向を変え、宮古島のすぐ西を通り東シナ海に入って東へ急カーブ。その後、九州西海岸に上陸後九州を斜めに縦断かと思われたが、少し東に逸れて南九州市付近に上陸した。そして宮崎市付近を通り高知から富山に抜け、佐渡をかすめてまた北海道へと上陸した。
この台風、来るまではのろのろ。4、5日前頃から、今度は直撃しそうな予感がしていた。少しでも逸れて欲しいと思うのは誰しも同じだが、大きく強い台風だったので、心の内では避難も準備していた。しかし、実際に避難したのは高齢者のみで済んだ。気が気でなかったのは宮崎県北部と大分県南部や四国等の大雨。各地の知人などの顔が浮かんだが、知人たちも被害は受けなくて済んだようだ。

わが地を台風が通り過ぎたのは午後2時頃。風の無い曇り空が続いた後、急に西風に変わり涼しげな風となった。多分、台風の目が通ったのだろう。その後、急速に天気は回復。夕方には太陽も顔を覗かせた。テレビで台風情報ばかり見ていたため体が鈍ったような感じだったので、元に戻したく、夕まずめ散歩に出た。と、西の空に一風変わった雲。大きな筆ですーっと描いたような雲がゆったりと浮かんでいた。その白い雲は、時間が経つにつれ、少しづつ黄味を帯び始め、最後は黄金色に染まった。
一方、北の方角は陽が沈んだばかりのような夕焼け。その夕焼けを背景に尾鈴山が悠然とシルエットとなっていた。方角を間違うほどの不思議な光景だったが、黄金色の雲とともに台風の置き土産だったか・・・。




黄金色に変わった一筆描きの雲


北方角にある尾鈴山の夕焼け
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