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野のアザミ

日頃感じたこと、思ったこと事などを書きとめておきます。

キイチゴとコガネグモ

2017-05-23 | 自然

梅雨入りが間近だ。そのため、催しもの間の休日を選びギャラリー回りの木の剪定と草刈りを行った。植物は生命力旺盛だ。放っておけばすぐに草木が生い茂る。伸びすぎた枝は雨で垂れ下がり、行く手を邪魔し、芝生に降った雨は水たまりをつくってしまう。雨樋の枯れ葉もそのままにしておくと、パイプを詰まらせ、土砂降りのよう溢れ出す。
1時間で終えるつもりが、始めてしまうとあれこれしなければならないことばかり。結局3時間ほどかかり、軽トラックの荷台は草木でいっぱいになった。散髪後のこざっぱりした感じだ。

疲れがたまったところで、キイチゴが熟れているのに気がついた。ギャラリー北面の駐車場側が小さな土手になっていて、クマザサ(ミヤコザサ)の中に黄色い実をつけていた。ちょうど食べごろ。そうはいっても、この種は量は少ない。本名はモミジイチゴだ。葉っぱがモミジに似ているためというが、手のひらほどの大きな葉っぱだ。ん!美味しかった。
そのすぐそばに、小さなコガネグモ。かつては、子どもがよく遊んだクモだ。20、30cmほどの竹や木の棒に2匹のクモを乗せて闘わせた。基本的には大きい方がいいが、それだけでもなく、精悍さを備えている強いクモがいい。闘わず、すぐにぶら下がるクモもいた。その時は「上は山々、下は川々」と言いながら、闘いの棒へ登らせた。最もなじみのクモだ。現在でも加治木(鹿児島県姶良市)では毎年クモ合戦が行われる。
夏から秋にかけてはジョロウグモがあちこちに巣をかける。少し似ているが違うクモだ。ジョロウグモはなぜか好きにはなれない。気付かずに巣が顔に絡まったりすることが多いからか・・・。