日頃感じたこと、思ったこと事などを書きとめておきます。
野のアザミ
ゴマフリドクガの交尾

トラクタに「イザ!」乗り込もうと足をかけたら、前輪のタイヤに何やら黄色いものが目についた。よく見れば小さな蛾のようだ。それも大小2匹、交尾の最中だ。私は邪魔をしたらしい。家の中に引き返し、カメラにおさめることにして、しばし観察。しかし、なかなか離れない。ドラクタを動かそうにも、このまま動かせば、踏みつぶしてしまうこと間違いなし。じれったくなり、手で払いのけたら地面の上に。それでも離れない。なかなかしぶとい交尾だ。それでまたパチり。そして、田んぼへと出かけた。
どういう名前の蛾か調べてみて、ちょっとびっくり。名前は、悪名高いドクガ科の蛾で、ゴマフリドクガ。名前のとおり、羽にゴマがふりかけたような模様があり、毒を持っている蛾だったのだ。触ったりしていれば、今頃体のあちこちを、赤く腫らしていたかもしれない。払いのけただけだったのが幸いだったらしい。おお、恐!

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ブルーベリーの花に無我夢中

4月ももう半ば。ブルーベリーの花ももう終わりが近づいてきた。雨上がりの朝、畑のブルーベリーを見て回った。20本ほどの内、3本はもう20年ほど経っている。他は10年ほど。全部自家用だ。ブルーベリーの花は、釣り鐘状の白い小さな花だ。花も終わりに近づき、受粉後の小さな粒も目につくようになった。
先日までは、時折ヒヨドリが来ていた。冬場から春にかけては、畑の困り者だ。キャベツやブロッコーリーの葉っぱを食べたりする。ちょうど食べごろの葉っぱを狙うから始末が悪い。畑だけではなく庭のモクレンの花も餌食になる。ブルーベリーの花も格好の標的のようだ。油断しているとその花をついばんでしまうのだ。20本ほどの内1本だけは、花が半分ほどになってしまった。
しかし、今朝はブーンという羽音。「ブン、ブン、ブン蜂が飛ぶ・・・・」ではなく、「ブーン、ブーン、ブーン・・・。」まだ朝露が残っているのに、もうミツバチが来ていた。白い小さな花から花へ頭を突っ込み無我夢中。よく見れば何匹も飛びまわっている。うれしい羽音を聞きながら数枚パチり。これで受粉はOK、今年もブルーベリーが口に入る。
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野の草花

キンポウゲ
4月に入って雨が多い。特に昨日は午後から風が強くなり、夕方から大荒れ。串間市では避難準備情報さえ出た。空の便では欠航も・・・。小さな台風のような様相だった。今朝は雨こそあがったが、どんより雲。しかし遠くに見える九州山地は、いつもより青い。雨に洗われたためだ。
ところで、ギャラリー野の苑のすぐ南は地域の公園だ。ここは、隠れた桜の名所。人がたくさん訪れるわけではないが、地元自慢の桜が並ぶ。この桜の下での花見会が、地元にとって田植え後の恒例行事となるはずだったが、今年の開花は遅かった。いつもなら、宮崎は全国で1、2の開花宣言となるはずが、今年は4月の2日。平年より9年遅れで、1988年と93年と並んで観測以来最も遅かった。。曽我公園の開花は、それより1日遅れの4月3日。やきもきしたが、満開近くになるとやっぱりきれいだ。一昨日の日曜日は、公園横に車が何台も止まり、スマホを出してはパチり、そしてまたパチり。ほとんど若い女性や家族連れ。装いも春、撮影する人も春という感じだった。
私の方は、ギャラリー近くの田んぼ見学。他の人の田んぼを見るのは、様々な違いがあるのでとても参考になる。それはそれとして、農道脇やあぜ道の草花を新たに追加した。名前を知らなかったものもあったので、 [花の名前小辞典][花の図鑑][葉の図鑑・蕾の図鑑・実や花後の図鑑]というページなど参考にした。田んぼ周辺で学ぶ事も多い。

ノアザミ

オランダミミナグサ

オオジシバリ

オニタビラコ

アメリカフウロ

オオバコ

ヘビイチゴ
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朝露の畑、そして田んぼのあぜ道

サヤエンドウ
早期水稲の田植えが済んで1週間。どうにか田んぼが落ち着き始めた。ということで、畑や田んぼ周辺の植物などを写真におさめておくことにした。
早朝の植物はみずみずしい。畑には白いサヤエンドウの花や黄色いハクサイの花。名は白菜というのに、花は真っ黄色。昔から地域で受け継がれてきた米良(めら)ダイコンの花もきれいだ。朝露が落ち始めるころにはミツバチもやってくる。
あぜ道では、元気はつらつだったツクシはもう終わりに近づきどこか寂しげ。しかし、スミレの花がいっぱい。スミレ同様花盛りなのは、ホトケノザ。カラスノエンドウは昨日までは我が世のごとく伸びていたが、先日草刈りしたばかりなので写真には少し。一昨年まではシロツメクサが増えすぎて困っていたが、ほどほどの量になりちょうどいい。しかし、昨年から急に少なくなったので、何が原因なのか少し気にかかっている。チガヤは、根がしっかりしているから困りもの。でも、これからツバナとよぶ花穂が出てくる。綿毛のような花穂が葉っぱにくるまれている間は、それなりにおいしい。ヨモギもしっかりもの。ヨモギ団子でおなじみだが、若葉は天ぷらでもおいしい。ケガした時には揉んで傷口を押さえれば、血も止まる。セイタカアワダチソウの若芽も天ぷらで食べられる。黄色い花がつけば染料としても使える。
スイバも茎が伸びれば塩をつけて食べられるが、同じ仲間のギシギシは、牛に食べさせていた。このほかにも・・・・・。
というように、畑も田んぼのあぜ道もにぎやかになってきた。これから夏の稲刈りまでは、草刈りばかりだ。

ハクサイ

米良(めら)ダイコン

ツクシ

スミレ

ホトケノザ

カラスノエンドウ

シロツメクサ

チガヤ

ヨモギ

セイタカアワダチソウ

スイバ
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シイタケのコマ打ち

トントトッ、トントトッ。リズミカルな音でシイタケのコマ打ちを行った。毎年1本切り倒しているコナラを、昨年末は2本切った。太いところは直径20cmほどにもなっている。このまま1年たつと、大きくなり過ぎ、運ぶのに大変と思ったからだ。一昨年までは、どうにか替刃式剪定鋸で済ませていたが、手に負えなくなり、とうとう小さなチェンソーを買った。
コナラを植えたのは、約15年前。河川敷にある自分の所有地だ。河川敷に所有地があると言うと、たいてい不信顔をされる。実は、畑や山林だったところに、まっすぐな堤防が出来たため、結果として河川側に一部の畑や山林が取り残されたのだ。地区で大切にされている天神様も河川側にあったと言うが、堤防が出来る時に集落側に引いてきたと言う。昭和9年頃のことだそうだ。そういえば、「ドトリバ」とよぶ所があったが、意味も分からずその名を使っていた。今思えば、堤防を築くために土を取ったところ、即ち「土取り場」ということだろう。
話が脇道にそれたが、コナラを植える前は、女竹(メダケ)がびっしりはえていた。それを切り開き、20本ほどのコナラなどを植えた。それが、6、7年前からいい大きさに成長したのだ。切り倒した2本のコナラからとれた約1mのシイタケ原木は、12本ほど。その内の8本ほどに、ホームセンターから買ってきた400個の種コマを打ち込んだ。1本に50コマほどだ。それを、日向夏(みかん)の陰に“仮伏せ”してきた。2夏過ぎた秋頃には、この原木にもシイタケが顔を出すことだろう。
今年は、1月2月と晴天が続いた。そのため、原木から顔を出したシイタケが、そのまま干しシイタケになってしまったものもあったが、これから少しづつ雨が多くなる。大きなシイタケを楽しみたい。
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ハクセキレイ、シラサギ、タゲリ

晴れの日が続き、この日も快晴。あちこちの田んぼにトラクタが見える。田起こしだ。トラクタのダダダダッという音を聞きつけて一番早くやって来るのは、ハクセキレイ。尻尾を上下させることから俗称イシタタキ。数十羽が群れでやって来て田んぼを賑やかに歩き回る。シラサギなどに比べると格段に小さい鳥だから見えにくいかもしれない。トラクタでかき出された小さなミミズが大好物のようだ。喜びの声がチュチュチュッとあちこちで聞こえる。
次にやってくるのはシラサギ類。コサギ、チュウサギ、オオサギ、アオサギなど。シラサギが一番きれいなのは舞い降りる時。翼を広げて舞い降りる姿は「シラサギの舞い」と名付けてもいいくらい。シラサギを間近で観察していると、“祖先は恐竜”と思うことが多い。アマサギに最も強く感じる。秋の耕運では、バッタ類がどんどん飛び立つ。それを群れで追いかける姿はまるで恐竜。映画「ジュラシック・パーク」の1シーンを思わせる。シラサギ類の性格は恐竜的なものから慎重派まで様々。間近で観察できるのがトラクタ作業だ。だが、見とれ過ぎると耕運あとがグニャリと曲がり要注意だ。
最も美しいのは、タゲリだろうか。こちらは警戒心が強い。ツツツッと歩いて立ち止まり、またツツツッと歩く。頭に黒い冠羽があり、羽は見る角度で緑に見えたり黒に見えたりする。不思議な色だ。飛び立つと“ふわり、ふわり”と優雅に飛ぶ。鳴き声は鳥とは思えず、姿が見えなければ猫かと間違う。子猫のようにミューと鳴く。トラクタに近づくことは少ないが、この日はすぐ近くまで来てくれた。

やって来る時はグライダーのダイサギ

冠羽が特徴のタゲリ
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野焼き

野焼きが始まった。私たちのところでは、畦焼きと呼んでいる。田んぼのための最初の大仕事だ。農家からもそうでない家庭からも出ることになっている。近隣6地区と消防団も連絡をとりあって行う。集落総出だ。主催は農事実行組合。通称産業部。
いつも1月の後半の日曜日。今年は寒い朝となった。霜がびっしり風は無し。いい天気だ。午前9時開始。集合写真を撮った後、さっそく河川敷の田んぼ側からはじまった。ところが、火付きが悪い。まだ湿っているのだ。少し風がある方が燃えはいいのだが、その風も無い。ノロノロだ。でも、逃げ出す小動物を狙っているのかトビが空を舞い始めた。ツバメも煙の中に4、5羽。越冬ツバメか。こちらは低空飛行の超スピード。
開始から1時間半、どうにか河川敷側が終る頃、急に強い風が吹き始めた。この後、堤防の集落側法面に移らなければならないのだ。集落側は家々も近い。最も近い家の持ち主は、止めた方がいいのではと心配顔。実行組合長も続けるべきか迷うところだ。協議の末、消防担当を家の近くに待機させ、着火。こういう時は風下側からが鉄則だ。刈り倒されていた草は勢いよく炎を上げ、瞬く間に堤防法面を黒くした。次々と燃えていく刈草は、炎が強く頬に熱い。近くには寄れないほどだ。こうして小1時間、一段と風が強まったところで、再び協議。残りは後日と決定した。
改めて出なければならないが、1ヵ月前の糸魚川大火も頭をよぎったのだろう、いい決断だ。田んぼの中のビニールハウスや家を焼いてはたまらない。
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千切り大根

全国の天気は、日本海側を中心に大雪や吹雪というように荒れ模様だ。しかし、宮崎は日向いの国、晴れの日が続く。冬場は北風・西風を九州山地がブロックし、晴れの日が多い。しかし九州山地から吹き下ろす風は強い。今日も強い西風だ。
ということで、先日の「イカん手」同様、ギャラりーに行く前に「千切り」を干してきた。いわゆる千切り大根だ。写真は千切りにした大根2本分だ。自家用なので特に干し棚はつくらず、網戸を緩く立てかけて、その上に広げるだけという手抜き千切り。2本分でちょうど畳1枚分くらいの広さになる。朝干せば夕方にはそこそこ仕上がるが、仕上げのために、次の日の昼時分まで干して取り入れ。
レシピは多々あり、美味いことこの上ない。宮崎でよかった。移住者来れ宮崎。
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イカん手

昨日の宮崎はちょうど昼頃まで雨、午後曇り。今日は朝から透通ったような青空。遠くに見える九州山地も青く近くに見える。1週間程は晴れが続くようだ。
ということで、ギャラリーに出かける前に大根を薄く切り、さらに切れ込み入れて干してきた。自家消費用の通称「イカん手」。イカの足みたいに見えるからだろう、イカん足ならぬイカん手である。
天気図は西高東低の冬型。昼からは風も強くなり、燦々とふりそそぐ太陽と西からの「霧島おろし」で、うまくいけば2、3日で干し上がるはずだ。あとは水でもどし、しぼって小さく切り、昆布などとまぜ、醤油、砂糖、酢で味付けすればコリコリと歯触りよく食べられる。大きく切って甘辛く煮付けても美味しい。
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