男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

自分を省みる

2006年04月19日 | 自己啓発と引き寄せ
 内観(内観法、内観療法)という自己改善法があります。約五十年ほど前に、奈良県大和郡山市の吉本伊信氏が始めました。広い意味で心理療法の一種とみることもでき、実際に、さまざまの心や行動の障害で苦しんでいる人々が、短期間で顕著な回復を示した例は数え切れないほどです。夫婦関係、非行、心身症等にも成果をあげています。
 自分の過去の想い出を、特定の身近な人々との関係の中から、組織的に順序立てて、徹底的に調べてゆくだけで、それまでの自分や他人についての見方、感じ方が、大転換してしまうのは驚くほどです。
 幼少期から現在まで、①世話になったこと ②してあげたこと ③迷惑をかけたこと を思い出して書いていきます。研修参加中は誰とも口をきかず、朝から晩まで一週間内観を行います。一日に何回かは面接担当者から面接を受けます。
 自分はもとより、不登校の息子が変わった、仲が悪かった義母が変わったというように、周りの人までもその恩恵を受けていました。「自分が変われば世界が変わる」とよく言いますが、それほどまでに内観は効果があるようです。
 私もやってみましたが、時々、激しい自己嫌悪に陥り、反省させられた場面がありました。一週間、仕事や家族や人々との接触をあえて断ってこれを行ったら、自分の親に対して、妻に対して、子供に対して、そして会社に対してなど項目別に分けて行ったら、かなり自己変革ができるのではないかと思いました。
 内観は一週間とか三日間とか期間を定めて行っているようです。このような研修に参加する意義は、これに集中するために外的環境を遮断することと、途中で止めてしまわない為でしょう。このような研修に参加せず自分だけで行ってもある程度の効果があるでしょう。
 私たちは日頃、あまり反省することなく、人のせいにしたり、攻撃したり、自分の非をなかなか認めようとはしません。ところが人にしてもらったことや、迷惑をかけたことはすぐ思い出しますが、人にしてあげたことは、意外に少ないことに気付くでしょう。
 若いうちは他人からいろいろと指導を受けやすいですが、年とともに助言をしてくれる人が少なくなってきます。また聞こうともしなくなります。知らないうちに傲慢心の固まりのようになっています。自分を変えようと思わない限り周りは変わってくれません。周りが変わるのを待っていても変わりません。自ら進んで自己変革をしなければ夫婦関係も親子関係も変化は期待できません。。
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