男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

末っ子の運が悪い?

2012年09月19日 | 家系鑑定とアドバイスなど
家系図を看ると、長子(長男や男兄弟がいない長女)にいろいろな問題が生じるケースがとても多いです。

長男が病弱だとか、不登校、就職が決まらない、婚期や夫婦仲など、このような相談を受けることが多くありました。

外面的に捉えれば、おそらく親が子育てに不慣れなため(?)神経質に育てられた結果かもしれません。

ところがそれとは逆に、一番末っ子の運が悪いと訴える人も少なくありませんでした。

近頃では、特に都会では少子化が進んでいるため、このような比較がわかりにくいこともありますが、団塊世代前後の兄弟数が3人以上が当たり前の時代でははっきりと出ていることがあります。

子供が多く、生活も楽ではなく、余暇を楽しむ余裕もない時代です。一年中働き詰めだったと思われます。たまに休みをとっても疲れてぐったりしているので、当然、夫婦の会話も少なく、親子の交流もほとんどない。・・・というような傾向になりがちです。

貧しく苦しい時代では、親たちは早く楽になりたいから、子供たちを家庭の労働力として期待しがちです。

長男は跡取りとして期待され、注目され、優先して教育を受けるような立場ですが、末っ子に近いほどほったらかしになりやすかったことでしょう。(親は差別するつもりがなくても余裕がないのでこのようになりがちです)

末っ子に近い人ほど愛された実感が乏しくなりやすい傾向があります。

愛された人と愛されなかった人ではどちらに運気があるかといえば言うまでもありません。

親子や夫婦の間でほとんど会話がない。子供の将来や教育に対して夫婦が互いに話し合うような「空気」がない。

そういう「空気」がずっと昔から漂っている家庭は田舎に多いのです。群馬や栃木などの北関東、東北地方などは多かった気がします。

その家系に生まれた人は昔からそういう「空気」の中で育っているので、それが当たり前になっていて全く違和感を感じないのです。(客観的に見て特殊な家系だと当方は思っても、当の本人は気づかないことが多かったです)

しかし、情の関係に恵まれた家庭で育った女性が、その家に嫁として入ると違和感を感じ苦しくてたまりません。

このような家系を、情の関係が薄いので薄情型と呼んでいます。

流れは変えたくても急には変わらないので、末っ子の生命力がなさそうな現象がしばらくの間、続きます。

中には末っ子に出るケースと、長男に出るケースがダブって出ている家系もあります。真ん中だけが元気というケースです。

日本家系調査会

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