男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

家系譜新聞4月号 家紋について

2021年04月01日 | 家紋いろいろ
特集:家紋について
家紋は古くより出自といった自らの家系、血統、家柄・地位を表すため、武具や提灯、仏壇、お墓等に用いられてきました。神社で用いるのは神紋(じんもん・しんもん)、お寺では寺紋(じもん)と云います。
家紋の図柄
図柄の種類は葵、桔梗、桐、桜などの植物紋が最も多いですが、兎、雁金等の動物紋、扇や弓矢などの器材紋、文字をあしらった文字紋、庵や水車等の建造紋、亀甲、菱等の文様紋、他に図符紋や天体紋等があります。
複雑な模様の家紋もちゃんと決まった型があり、その正確さには驚いてしまいます。家紋の図柄を描く職人がいたのです。
日本固有?
日本固有の文化であるといわれているが、外国にも多く見られヨーロッパ等では一部の貴族が使用していました。中東等では片喰紋や鷹の羽紋、菱紋等に酷似した紋章も良く見られます。シルクロードを通って輸入された紋もあると思われます。
外国に行って「カーモン」と言っても通じません。人がついてくるだけです。ファミリーエンブレムといいます(笑笑)。
種類はどれくらい?
家紋の数はどれくらいあるのか?
Wikipediaでは2万近くと書かれているが、家系調査の仕事を30年もしている私ですら、はじめてお目にかかる家紋がありますので、おそらくそれ以上あると思われます。
大概、家紋は一家に一つですが、二つの家系もあり、表紋や裏紋、或いは男紋や女紋等と云います。三つも四つも家紋が有る家系もあります。
先祖を知る手掛かり
家系調査で先ず行うことは、苗字と家紋の分布を調べます。苗字と家紋を知ることで、ご先祖がどういうルーツなのか、どんな仕事をしていたのか等、知る手掛かりになります。家紋は長い間ご先祖が守ってきたものです。大切にしたいものです。
辰月4月はどんな月?
新暦4月は辰の月、辰の五行は土。「辰」は「蜃」で、二枚貝が開いてヒラヒラと弾力性の有る肉がのぞいたさまを描いた象形文字で、「振」や「震」と同系の言葉。
意志強固、不屈の頑張り等の意味があります。感情の起伏が大きいので波は多いため慎重なら吉となるでしょう。芸術的才能発揮の月でもあります。
コメント
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