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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月20日 ◇「さん」づけ呼称と民主性 ◇京都五山 

2024-09-21 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月20日 ◇「さん」づけ呼称と民主性 ◇京都五山 

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

9月20日(金)

 家の中にありが入ってきて、朝からありと格闘です。

 あり駆除剤を買いにドラッグストアへ

■【今日のおすすめ】

  【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業5章 中小企業を育てる 9 北野原社長の辛口トーク

 定例のミーティングの後の雑談で、スマホのラインの話がでました。

 知人から来たメッセージに返信したら、「その様なラインは送っていない」と返事が返ってきたそうです。

 では、だれが、そのメッセージを送ってきたのか、ミステリー

【今日のおすすめ】

 【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 第79段 何事も入りたたぬ 知ったかぶり

 徒然なるままに日暮パソコンに向ひて、戯言をつぶやいています。
 徒然草から、学び取ることがあるような気がして、高校生であった頃以来ですが、再び紐解いています。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/eb88c477696adc4e2e78376c81b7274b
 本日は、以前のこの欄でご紹介した第79段です。

 しばしば、コンサルタント・士業を対象としたセミナーなどで、私が話題にする段です。

 お読みになった方も多いのではないでしょうか。

 今日のオンライン・ミニ・セミナーでは、次のようなお話をしました。

■1-03 「さん」づけ呼称と民主性 A705

 近年、企業において、役職名ではなく、「さん」付けをすることにより民主性を表現する企業が多くなりました。

 福沢諭吉翁が「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」とおっしゃったことは有名であり、人間性を重視する観点からも、上司も部下も、皆人間であることには変わりがありません。

 この視点からみても、社長以下の全社員が「さん付け」で呼び合うことは、民主的な人間関係を作る上において必要なことでしょう。

 しかし、視点を変えてみてみましょう。


 日本で最も早くに設立された経営コンサルタント団体であります、日本経営士協会では、会員同士を「さん付け」ではなく、「先生」という呼称を付けて呼び合っています。

 本来、人間性を重視したコンサルティングをするためには、自分達自らが民主的な関係であることを表明するために、「さん付け」にすべきところです。ところが、同協会の伝統として、「先生」呼称が定着しています。

 同協会は、「経営士・経営士補」という資格付与団体です。ところが、経験の浅い資格取得者は、「まだ、経験も浅いので、先生と呼ばれるほどのものではありませんので、先生と呼ばないでください」と言います。

 一方で、経営コンサルタントとしての資格取得は、コンサルティング実践経験の浅い人にとりましては、中小企業診断士より難関な試験に合格した人達です。日本経営士協会というブランドを背負っているのですが、プライドを持ってよいはずです。また、プライドを正しく認識することにより、その資格のイメージも高まります。

 自分では謙遜して「先生と呼ばれるほどの実績はありません」と言うことは、日本経営士協会の権威を低めることに繋がりかねません。

 そこで、「先生」と呼び合うことにより、プライドを持ち、自分自身の責任を持った言動を採るという意識付けをするためにも「先生呼称」は、効果があるのです。

 すなわち、先生という呼称により、協会会員としてのプライドを持たせ、さらなる成長を自認させることに繋がることから、伝統的にこの様なことを行っているのです。


 これは、経営コンサルタント団体という、「意識付け」ということを目的とした、特殊な組織におけるお話です。

 一方で、経営コンサルタントとして企業を訪れた時に感ずることの一つが、「組織で動く」ということができていない企業が多いことです。

 組織を活かした動きになっていないという背景には、「組織で動く」、すなわち、組織力を活かすということを理解できていないで、その発想がない企業が多いのです。

 その様な企業で、「民主的だから、“さん付け”で呼び合おう」ということは、正しいやり方なのでしょうか。

 組織的な動きをしている企業というのは、目標が明確で、その目標に向かって、全社員の言動のベクトルがおおむね揃っています。ところが、そうでない企業では、まず、組織で動くということを意識付けするために、「管理とは何か」「管理職とは何を、どの様にする人か」というようなことを、体に染み込ませることが必要です。

 その一環として、管理職を、役職名で、たとえば「課長」とか「○○部長」というように呼ばせて、組織とは何かを意識付けさせることが必要なのです。

 多くの方が、そこまでする必要があるのか、それで効果があるのかと懸念されますが、「組織で動く」というような抽象的なことを、経営管理の基本として認識させるためには必要なことなのです。

 ものごとは、一面的に見るのではなく、多面的に見ることにより、それまでとは異なる適正性・不適正性がみえてきます。

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

■ 京都五山をご存知ですか? 920

 鎌倉に五山がありますが、五山の制度は鎌倉時代末期に北条氏が中国・南宋の五山の制度を取り入れ、鎌倉の禅宗(臨済宗)の官寺としての寺格制度を選んだことに始まります。

 これに習い、京都五山が定められました。

   第一位 天龍寺
   第二位 相国寺
   第三位 建仁寺
   第四位 東福寺
   第五位 万寿寺

 あれ?
 金閣寺や銀閣寺が入っていないではないですか?

 金閣寺、すなわち鹿苑寺は、臨済宗相国寺派の寺の一つですので、格が一段低いことになります。慈照寺である銀閣寺も同じ格となっています。

 五山制度は、禅宗(臨済宗)の寺院が対象ですのに、上記のリストから南禅寺が漏れています。
 しかし、ご安心下さい。南禅寺は、「別格」扱いで、五山の上位に位づけられています。

 私は、京都の禅寺の格付けとして紹介していますが、それは正しい見方とは言いがたいのです。
 なぜなら、その時の政権が定めましたので、政略的な判断による格付けなのです。
 足利義満は、相国寺を第一位、天龍寺を第二位とする順位変更が行われたことがあります。
 同様に大徳寺や妙心寺は格下げされてしまいました。


 格付けといいましても、判断基準が明確ではありませんので、順位はともかく代表的な禅寺であるという目安としてみてはいかがでしょうか。
 たくさんあるお寺さんの中から参拝先を決めるときの参考程度に、私は考えています。

 私は、京都五山の中でも相国寺が好きです。

  相国寺
  金閣寺 銀閣寺
  天竜寺 東福寺

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【これまでお話】 バックナンバー

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

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【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業5章 中小企業を育てる 9 北野原社長の辛口トーク

2024-09-20 12:21:00 | 【小説風】竹根好助のコンサルタント起業

  【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業5章 中小企業を育てる 9 北野原社長の辛口トーク 

 
■ 【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。
 これからコンサルタントを目指す人の参考になればと、私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【これまであらすじ】
 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 角菊貿易事業部長の推薦する佐藤ではなく、初代駐在所長に竹根が選ばれました。それを面白く思わない人もいる中で、竹根はニューヨークに赴任します。慣れない市場、おぼつかないビジネス経験の竹根は、日常業務に加え、商社マンの業務の一つであるアテンドというなれない業務もあります。苦闘の連続の竹根には、次々と難問が押し寄せてくるのです。
 日常業務をこなしながら、アテンドという商社マンにつきものの業務を自分なりに見つめ直す竹根です。

◆5章 中小企業を育てる
 商社マンは、商品を輸出すれば良い、というのが、それまでの商社の生き方でした。はたしてそれで良いのか、疑問に纏われながらの竹根好助でした。その竹根が、何とか現状で仕事をしながら活路を見いだそうと考えていました。
 一方で、駐在員事務所としての重要業務のひとつアテンドでスケジュールが乱れることも多い、毎日でした。
  ※ 直前号をお読みくださるとストーリーが続きます。
     直前号 ←クリック

◆5-9 北野原社長の辛口トーク
 北野原社長との中国料理の夕食は、竹根には豪華すぎる思いをしていた。それだけではなく、北野原の顕微鏡愛の強さが伝わってきて、食事が一層おいしく感じられた。
「スバルというブランドの顕微鏡を知っているかい?」
「スバルですか?日本の顕微鏡のようですね」
「スバルというのは、星野商会という従業員が十人にも満たない会社だ。そこが、日本のレンズメーカーや、加工業者を使って顕微鏡の形にただ組み立てをするだけで、アメリカやヨーロッパに輸出をしている。毎年、三十億円もの売上を上げているのだ」
「たった十人で三十億ですか」
「そうさ、それに対して福田商事はどうだ。年間アメリカに百万円にも満たない金額しか顕微鏡を輸出できていない。自分たちが売りやすいものしか、売らないからだ。顕微鏡のように、販売に手間がかかるものは、代理店に任せっきりだ。そのアメリカの代理店も先般倒産してしまった。だから、今は福田商事はアメリカに顕微鏡の販路を持っていない。接眼や対物レンズが少し出ているだけだ」
 竹根は、福田商事の顕微鏡ビジネスについて、初めてその現状を知った。その実状が、あまりにもひどいことにショックであった。すくなくてもケント光学は福田商事の子会社である。その子会社の製品すらアメリカでは微々たる実績しか上げていない。
「代理店が倒産したからといって、福田商事の海外営業部は誰もその代わりを探そうとはしない」
 声が少々うわずってきた。不満が北野原の気持ちを高ぶらせているようだ。しかし竹根はなんと声をかけてよいのかわからない。
――子会社としては福田商事のやり方に不満を持つのも当然だ――とただ、そんなことを考えるだけである。
「福田商事がうちの顕微鏡を売ってくれないのなら、他に販売チャネルを開拓したいと思うけど、福田商事の子会社だから、まさかそうするわけにも行かない。だけど、これでは飼い殺しだ」
 強い紹興酒なので、まわりが早い。北野原は、限界を超えたようで、口数が次第に少なくなってきた。これが潮時であることを、この数日間で竹根は学んだ。
  <続く>

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月19日 カシャリひとり旅 札幌市内を一望できる藻岩山

2024-09-20 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月19日 カシャリひとり旅 札幌市内を一望できる藻岩山 

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■【小説風 傘寿の日記】

  私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

9月19日(木)

 近年の猛暑で、アイスクリーム業界も潤っているようです。単品アイスで最も売れているのは、森永製菓の「チョコモナカジャンボ」だそうです。発売から50年以上たっていて、年間約2億個も売れているのです。
 食べたことのない人が少ない、このアイスクリームですが、小分けにして、食べきれない分を保存しやすいです。また、複数人で分けて食べることもでき便利です。14時〜17時の購入が最も多いそうで、おやつとして買われていることも調査で解ったそうです。
 ロングセラーの裏には、社員が店頭で購買し、パリパリ感などをチェックしているという努力が功を奏しているようです。

■【今日のおすすめ】

  【ブログでつぶやき】  御師 江戸時代のプロデューサー

 ツアーコンダクターのお世話になった人は多いでしょう。

 ツアーのプロデューサーが江戸時代にもいたのです。

 詳しくは、ブログでどうぞ

 ゆったりとした時間を持てましたので、以前に撮りためた名所旧跡・寺社仏閣の写真を見る時間を取りました。

 藻岩山(もいわやま)
 標高は531mと、決して高くないのですが、北海道自然100選に選ばれるほどの美しい山です。
 北側斜面の森林は、国の天然記念物に指定されている原始林で、四季折々の表情を見せてくれます。自然豊かなため、ここで発見されたり、研究されたりする植物や昆虫には、「モイワ」の名が付けられています。
 市電停留場西4丁目(内回り線)に乗り、ロープウェイ入口で降ります。そこから、山の方向に50m程のところに無料シャトルバスの停留所があり、ロープウェイもいわ山麓駅まで、5分ほどで運んでくれます。無料シャトルバスは、15分間隔で運行されていますので、待ち時間も少ないです。坂道を徒歩でも15分ほどです。
 山麓駅からロープウェイで、山頂展望台まで6~7分で行くことができます。

  札幌市内からケーブルで藻岩山に登り、市内を俯瞰的に見る

  映像  https://youtu.be/EfuhYdtMu3U   

  写真  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/hokkaido/hokkaido-sapporo/hokkaido-sapporo01.htm#moiwayama

 

北海道札幌 札幌市内・時計台10分
札幌を訪れた是非行って見たい、再び訪れたいというところとして時計台ほかを紹介

 

■【今日は何の日】

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■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

■ ワンちゃんに多い「ポチ」の名前の由来は? 919
 裏の畑でポチが鳴く
 正直じいさん掘ったれば
 大判小判がざっくざっくざっくざく

 犬の名前に「ポチ」というのが多いですね。
 その名前の由来は意外と知られていません。

 フランス語、可愛いとか小さいという意味で「petit」という単語があり、外国人が話しているのを日本人の耳に「ポチ」と聞こえたというのが有力説です。

 それとは別に、ディズニー作品の百一匹ワンちゃんで知られるダルメシアンを連れた英国婦人に起因するという節もあります。

 そのご婦人が、犬の説明で「斑点」の説明で出てきた「spotty」という言葉から、日本人にはSが聞こえなかったりして「ポチ」に聞こえたという節もあります。

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
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【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 第109段 高名の木登り 油断大敵

2024-09-19 12:05:00 | 【心 de 経営】 徒然草に学ぶ
■【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 第109段 高名の木登り 油断大敵 
  「徒然草(つれづれぐさ)」は、吉田兼好による随筆集の冒頭の文章です。作者は、兼好であるという明確な証拠はないようです。おそらく大半の方が、何らかの形で、この文章に接しているのではないでしょうか。
 徒然草といいますのは、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とならび日本三大随筆の一つといわれています。
  高校生時代に戻った気分で、また、社会人として人生を歩み、自分の高校時代には理解できなかったり、誤解していたりすることを発見しながら、独断と偏見に満ちた、我流の解釈を僭越ながらお付けしました。
 徒然なるままに、日暮パソコンに向かいて、よしなしごとを、そこはかとなく書き付けてまいります。
 お届けも、徒然なるままにアップロードしますので、読者の皆様も、日暮パソコンに向かいて、末永く、徒然にご覧下さるよう、お願いします。
◆第109段 高名の木登り 油断大敵
 長年の経営コンサルティング経験からか、徒然草に限らず、何かを経営コンサルタントの視点で見てしまいます。
 徒然草の中でも、52段の「仁和寺にある法師」と、この109段「高名の木登り」は、頻繁に講演や社員研修等で紹介します。
 前者は、「つもり症候群」、当段は、「油断大敵」というのが私のキーワードとなっています。
【原文】 高名の木登り
 高名の木登りといひしをのこ、人を掟てて、高き木に登せて梢を切らせしに、いと危ふく見えしほどは言ふこともなくて、降るるときに、軒たけばかりになりて、「過ちすな。心して降りよ。」と言葉をかけはべりしを、「かばかりになりては、飛び降るるとも降りなん。いかにかく言ふぞ。」と申しはべりしかば、「そのことに候ふ。目くるめき、枝危ふきほどは、己が恐れはべれば申さず。過ちは、やすき所になりて、必ずつかまつることに候ふ。」と言ふ。

 あやしき下臈(げらふ)なれども、聖人の戒めにかなへり。鞠(まり)も、難(かた)きところを蹴いだして後、やすく思へば、必ず落つとはべるやらん。
【用語】
  下臈(げらふ): 卑しい者、身分の低い者
【要旨】
 木登りの名人が、高い木の枝を伐らせた折に、高所で危険なところでは何も言わず、飛び降りることができる低い位置まで降りてきたときに、「注意を払って降りなさい」とアドバイスをしました。
 蹴鞠で、難しい局面をうまく切り抜けたあとの、やさしいボールが来たときには、得てして失敗しがちのようです。この名人は、身分は高くはありませんが、このような聖人の言葉に通じるアドバイスをしました。
【 コメント 】
 ある男が若者に、高い木に登らせて、枝を伐らせた時に、誰しもが、高所で、危険そうなところでは、自分自身で注意を払うものです。
 この高名の木登りは、中国の成人に通じることを、体験から学び取っているのでしょう。「一芸に秀でる者は多芸に通ず」という言葉がありますが、体験を通して自然と身についているのでしょう。
 知識として持っているだけではなく、経験により味付けされた知恵は価値あるものです。
 多くの管理職は、部下が失敗しそうなことを、先回りをしてアドバイスをしてしまいますと、部下は、失敗したことから学べる貴重な機会を失うことになります。
 この木登りは、自分の経験から、もう、地上に近いところまで来ますと、高所の危険や困難時の気持ちを忘れがちで、失敗は気づきの契機をすることを学んできているのでしょう。
 兼好は、蹴鞠を例に、自分の体よりかなり離れた、難しそうな所にボールが飛んできたときというのは、最善を尽くしますが、目の前で、いつも上図に蹴れるところにボールが来たときには、気を抜いてしまうことを知っていました。
 四字熟語に「油断大敵」という言葉があります。
 易経には、「君子、安けれども、危ふきを忘れず(安而不忘危)」という言葉もあります。
 現在、経営が順調であっても、いつ経営環境が変化をするかわかりません。技術革新で、これまでライバル視していなかった企業が、突然、自社商品・サービスを上回るものを提供し始めるかもしれません。
 成長している企業は、事業が順調なときに、先行投資を忘れません。この易経の言葉を常に念頭におくことも必要です。
* 
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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月18日 25 説得の質を高めて納得に導く B101

2024-09-19 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月18日 25 説得の質を高めて納得に導く B101 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

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 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

9月18日(水)

 米テレビ界で最高の栄誉とされるエミー賞で、一作品で史上最多の計18部門で受賞したと報じられました。
 制作配信をしている米ウォルト・ディズニーのTVドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」です。苦戦が続くディズニーの動画配信事業が、活気づく契機となる勢いだそうです。
の追い風になるか注目される。
 台詞の80%が日本語ということにも驚きです。日本語の迫力が伝わるのだそうです。テロップ方式は、アメリカではあまり一般的ではないですが、それが普及されるようになると、日本のTVドラマがアメリカで放映される確率が高くなるのではないでしょうか。

【今日のおすすめ】

 【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かひて 第79段 何事も入りたたぬ 知ったかぶり

  つれづれなるままに、日暮らし、硯にむかひて、

  心にうつりゆくよしなしごとを、

  そこはかとなく書きつくれば、

  あやしうこそものぐるほしけれ

 今日は、徒然草の「しったかぶり」について、兼好はどの様に考えているのかをご紹介します。

 竹根の会社のクライアントに社員向けの講話をお願いしたいと言われていました。

 今日が、その日だったので、出かけてゆきました。

■ 25 説得の質を高めて納得に導く B101

 こちら側の主張を、相手が全て同意してくるわけではありません。説得しようとこちらが躍起になっても、相手にその気がなかったり、それなりの事情がありますと、よい提案にも耳を貸してくれません。

 難しい問題ほど、1回で、同意にたどり着こうとせず、時間や場所を変えて説得に努めます。それをステップを踏んで行う手順をご紹介します。

◇ ステップ1
 まずは、相手の状況を再度見直してみて、その状況次第で、対応を考えてみましょう。

◇ ステップ2
 相手に特別な事情がない場合には、双方の言い分を対照表に整理してみます。各項目に重要度や緊急性の評価欄を設け、点数を記入記します。
 重要度や評価欄の値をもとに、重点順位順に並べ替えます。

◇ ステップ3
 両者の共通点を検討し、それに付帯する項目を追記し、次回の面談時に、それを相手にぶつけて、理解を深めます。

◇ ステップ4
 一方で、相違点につきましては、下記を検討します。
  なぜ、相違してしまうのか、両者に歩み寄りの余地はないのか、
  当方からの歩み寄りをするとしたら、どの様に相手にぶつけたらよいのか、
  先方に歩み寄りをしてもらう場合には、どの様に相手に切り込むのか
◇ ステップ5
 これらを、二度・三度と繰り返しているうちに、落とし所にたどり着くでしょう。


 重要なことは、説得をするだけではなく、相手の納得に至るように努力をします。

 相手に自分の考えを理解していただくためには、こちらからの一方的な押しつけではなく、上述のように、フレキシビリティをもった対応が基本です。

 どのようなことがあっても、感情的になり、「何で俺の言うことをわかってくれないのだろうか」といきり立ったりしては、こちらの負けです。

 相手を説得することは、ゲームのようなもので、こちらの戦略・戦術がよくなければ、相手を説得し、納得していただくことは不可能です。むしろ、ゲームとして、楽しむくらいのつもりで、共通相違比較表を改善していってはいかがでしょうか。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

  東京に蘆花恒春園という庭園があります 918

 東京の副都心新宿から京王線という私鉄が出ています。

 各駅停車で15~20分ほどで」「芦花公園」という駅で降りて徒歩15分のところに蘆花恒春園という庭園があります。

「不如帰」で知られる文豪・徳冨蘆花が晩年奥さんと過ごした住まい跡を公園として開放しています。

 四季を通じて、いろいろな花が咲きます。

 桜の季節に、お茶を戴くのも良いですが、私は梅の季節に訪れたことを良く覚えています。

 茶室が、梅の花にマッチしていました。

  蘆花恒春園
   https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index007.html

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月17日 ◇経営コンサルタント独立起業5つの要諦 ◇ロジカル・シンキングによるニーズの把握

2024-09-18 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月17日 ◇経営コンサルタント独立起業5つの要諦 ◇ロジカル・シンキングによるニーズの把握 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 当ブログで、今年は蚊が少ないと記述しました。

 今朝は、例年ほどではありませんが、10匹ほどの蚊軍団の襲撃を受けました。

 蚊が多くなってきたというのは、秋が近づいてきたからでしょうか。

■【今日のおすすめ】

  【ロジカル・シンキングがよく身につく】 6-7-500 第五章 ロジカル・シンキングによるニーズの把握 リスキリング・ミニ講座

 論理思考の必要性は理解できても、では、どうすれば論理的に思考できるようになるのでしょうか。

 ローマは一日にして成らず

 スポーツと同様で、基本の繰り返しです。

 では、論理思考の基本って、何でしょうか。

 まずは、そこから始めるとよろしいのではないでしょうか。 

 コンサルタント・士業を目指す人達の集まりにマネからましたので、「経営コンサルタント独立起業5つの要諦」としてブログやサイトで紹介している話をしました。

◆ 自分自身を見直す方法
 キャリアプランという言葉をしばしば聞きますが、キャリアプランの講習会などに出席するのも良いでしょう。

 あるいはロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングの手法を利用して、ビジネスパーソン・ドックに挑戦してみるのも良いでしょう。

 ビジネスパーソン・ドックの講習会を受けたり、弊著「ロジカル・シンキングがよ~くわかる本」「クリティカル・シンキングがよ~くわかる本」(秀和システム)のビジネスパーソン・ドックの項を参照して、ご自身で挑戦してみたりするるのも良いでしょう。


 時代は分進秒歩のスピードで変化をしています。

 それに伴い経営手法も変化をせざるを得ません。

 気力・智力・体力の中の智力が、それに対応できるだけのレベルに達していないと経営士・コンサルタントとして差異化をすることは困難です。


 ところが、経営の基本部分はあまり変化がありません。

 むしろ経営の原則と言える部分を変えますと、一時的にはよく見えても、長期に見た場合には必ずしもそれが持続するわけではありません。

 たとえば、P-D-C-Aということは経営士・コンサルタントならそれを頭から否定する人は少ないでしょう。

 ところが「Pなんて必要ない。その時の状況に応じて臨機応変に対応することこそ重要である」というカリスマ経営者がいたとします。

 この言葉だけを聞くと「ウン、その通りだ。経営には臨機応変は絶対に必要なのだ。さすがかすマーケティング経営者はいいことを言う」という判断になりがちです。


 臨機応変性は必要ですが、だからといって全ての「P」を否定してはならないと考えています。

 経営士・コンサルタント自身も、時代だけではなくクライアント・顧問先のニーズを的確に掴んで、それに即した処方箋をかけ、それを実践させて、結果として出せる経営士・コンサルタントでなければなりません。

 【 注 】
経営コンサルタントを目指す人の60%が閲覧するといいます「経営コンサルタントへの道というページも併せてご参照くださると幸いです。

■ 経営コンサルタント独立起業5つの要諦 サイトからも閲覧できます。

1.自分自身を見つめ直す
2.必要な知識・能力を身につける
3.事業ドメインの明確化と差異化
4.独立起業の必要資金の準備と予算
5.事業計画書で自分の考えをまとめる

■ 江戸っ子の上方コンプレックス 29
 江戸の人たちには、上方コンプレックスがあったようです。
 例えば、京都の人は、昔から「都」であったことに誇りを持ち、プラス思考を強く持っていました。
 ほこりの裏返しがコンプレツクスで、江戸っ子は、否定的要因を肯定し、開き直おるのです。
 例えば、江戸の住宅事情は、上方に比べてよくありませんでした。
 それを、狭くて何も持たず、こざっぱりしているのが粋というのです。
 その代表的な存在が、「薄着」です。江戸っ子は、冬でも木綿の布子一枚でいました。しかも尻からげで裸足という出で立ちで走り廻っていたのです。家に閉じこもって火鉢を抱え込むような行為は「恥」なのです。
 寒いのが粋というのはおかしな話ですが、江戸にもそのようなことをする人を「やせ我慢」といって、笑う人もいました。
 要は、「滅びの美学」といいますか、「Simple is beautiful」なのです。それは上方コンプレックスに繋がっていることを、わかっている江戸っ子も多かったといえます。
■ 「杉浦日向子の江戸塾」バックナンバー ←クリック

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 モノレールなのに一本ではない?? 917
 日本最初のモノレールは、上野公園(動物園)に、1957年に建造された「上野懸垂線」と呼ばれるモノレールです。
  しかし、わずか300mと短いのですが、動物園を訪れた子供にせがまれて乗るお客様が多いのですが、2020年現在は休止中です。
  モノレール(monorail)の「モノ」とは「ひとつの」という意味です。
  すなわち、一本のレールというのがもともとの意味で、一般の鉄道のように二本のレールなどと区別するために、このように呼ばれるようになりました。
  しかしモノレールにも懸垂式と跨座式をはじめ多数の方式があり、最近ではレールではなくタイヤを使った方式など、都市モノレールと呼ばれる交通手段をモノレールと広義に呼ぶこともあるようです。
 「路面電車の高架化」という考えで区分しているようです。
  因みに狭義のモノレールとしての営業路線は、2020年1月現在14路線が営業中です。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月16日 ◇人の心すなほならねば ◇ウォーキング必需品 帽子とタオル

2024-09-17 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月16日 ◇人の心すなほならねば ◇ウォーキング必需品 帽子とタオル 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

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■【小説風 傘寿の日記】

 21世紀に入ってまもなくの頃から、健康のために、早朝ウォーキングを行っています。

 

*

■【今日のおすすめ】

  【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 第85段 人の心すなほならねば 自分のものさしは正しいのか

 他人のことをとやかくいう前に、自分自身のものの考え方を振り返ってみる必要があるのではないでしょうか。

 徒然なるままに日暮パソコンに向ひて、戯言をつぶやいています。
 徒然草から、学び取ることがあるような気がして、高校生であった頃以来ですが、再び紐解いています。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/eb88c477696adc4e2e78376c81b7274b
*

 今朝の早朝ウォーキングで、自分でどの様にやっているのか反復してみました。

 

◆ウォーキングに持参する物 1321
 旅行をするのには、旅行の七つ道具がありますように、ウォーキングのも、「これは持っていると良い」という物があります。基本的には、持ち物は最低限のものにし、できる限り身軽な形でウォーキングをするようにしています。私自身が、どの様な持ち物を持っているかをご紹介します。
③ 帽子
 夏は陽射しも強く、暑いですので帽子があった方が良いようです。冬は防寒対策にもなります。風よけになるように、ニット帽ではないのですが、耳を覆えるニット帽は、それなりのメリットがあります。好みで選べば良いのではないかと思います。
④ タオル
 ウォーキング中は、夏だけではなく汗をかくことが多いですのでタオルは必需品です。
 タオルのメリットは、暑い夏には水で濡らして首から提げておくと涼しいです。冬は、耳カバー代わりに帽子の下から下げておくのも良いでしょう。
 ウォーキングの途中で体操をするようにしています。その一環としてタオル体操にも使えます。(詳細は、タオル体操の項をご参照ください)


■【今日は何の日】

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■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

*

◆  歩行喫煙は未必の殺人行為 915
 以前は「成人病」という言葉をしばしば耳にしました。
 近年は「生活習慣病」という言葉に置き換わってしまった感がします。
 代表的な生活習慣病としては糖尿病やその影響もあるといわれます高血圧などが挙げられます。
 近年は、ダイエットの対象となる「脂質異常症」もしばしば目に留まります。
 過度なダイエットにより、体調不良を起こしたり、別の病気になってしまったりと、ダイエットの難しさも話題を欠かしません。
 私は「喫煙」という病気の根絶を図ってほしいと強く願っています。
*
 毎年、数千人の人が喘息で息を引き取っています。
 最後は、呼吸困難となる苦しみの中の人も多いでしょう。
 喘息の発作は、引き金となるものがあります。
 その一つで、なおかつ起こりがちなのがタバコの煙です。
 健康な人には、喘息の人が、たとえ歩行喫煙していなくても10分前に喫煙した人とすれ違うだけで発作が起こることは理解できないでしょう。
 それがひどくなると救急車を呼ばなければならないほどの重篤状況に陥ることがあるのです。
 良い薬の開発のおかげで、喘息で命を落とす人の数が激減しています。
 しかし、それでも年間数千人の人が喘息で命を落としているのです。
 喘息という病気に対する無理解が、歩行喫煙に繋がってしまっているように思えます。
 喫煙は、未必の殺人行為なのです。

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。
 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
 
【これまでお話】 バックナンバー

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

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【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】  「異次元の少子化対策」への貢献を期待 3315-4917

2024-09-17 00:21:00 | 【経営】 成功企業・元気な会社・頑張る社長

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】  「異次元の少子化対策」への貢献を期待 3315-4917

 経営コンサルタントを半世紀にわたってやってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

■   「異次元の少子化対策」への貢献を期待 3315-4917
 「少子化」という言葉が登場したのは1992(平成4)年のことである。その2年前の1990年、出生数が極端に少なくなる丙午(ひのえうま)の年だった1966年の合計特殊出生率(1.58)を下回り、戦後最低の1.57にまで低下したと発表された「1.57ショック」を受けたもので、「少子社会の到来、その影響と対応」という副題が付いた同白書では、少子化の背景や課題について詳しく解説・分析していた。しかし、その後も少子化は進み、子どもの数は年々減少しているのが現状だ。

 「静かなる有事」ともいわれる深刻な少子化の要因のひとつとして挙げられるのが保育園・保育士不足である。子どもの数が減っても、夫婦共働きが多くなった今、保育園のニーズはむしろ高まっている。しかし、精神的・肉体的負担が大きい割に待遇が悪い、などの理由で保育士が不足し、結果的に保育園も足りなくなっている。そして、子どもを預ける場所がなければ、子どもを持つことをためらうこととなるのだ。

 こうした課題をテクノロジーの力で解決しようというのが、IoTやAIを活用した保育支援サービス「LMシステム」の開発・提供を手掛けるY社(東京都千代田区)である。代表取締役CEOのT氏は、大手総合商社、外資系の大手コンサルティング会社という華麗なキャリアを捨て、妻子のために専業主夫ならぬ“半分主夫”の日々を送った末に、2013年に起業。最新テクノロジーを活用した「LMシステム」によって保育士らの負担を軽減し、その分、子どもたちに向き合う心と時間にゆとりを増やして、保育の質の向上を目指していこうという「スマート保育園・幼稚園・こども園」構想を推進している。

 「LMシステム」には、保育施設と保護者の連絡をスムーズにするツールサービス「LMシステム連絡帳」、園児の登降園時間を記録・管理するサービス「LMシステム登降園」など数々のサービスがあり、保育士らの業務負担の軽減や施設の運営支援に役立っている。すでに全国で約60の地方自治体が「LMシステム」の導入を完了・決定している。また2022年12月には、中小機構主催の「第22回Japan Venture Awards」(JVA)で中小企業庁長官賞を受賞。国からの“お墨付き”を得た格好ともいえ、「自治体からの当社に対する評価にも好影響をもたらし、大変ありがたい」(T氏)という。

 少子化を初めて取り上げた国民生活白書から30年以上経過した今、政府が掲げる「異次元の少子化対策」に向け、関係府省会議で議論が進められている。そのなかでは、児童手当などの経済的支援、働き方改革の推進と並んで、保育サービスの充実が議題に挙げられている。ユニファの取り組みがいっそう注目を集め、少子化に歯止めをかけることに貢献できるよう期待したい。

【 コメント 】

 少子化、保育士不足などという時代が抱える問題をいかに解決するかということに注目しての取り組みで、ビジネスモデルを構築した好例と言えます。

 国や都道府県だけでは解決が困難な、構造的な課題であり、その構造的な課題を根本から解決することが喫緊の政策テーマです。

 民間企業として、取り組める問題ではない、と考えて、思考を停止してしまうのが一般的なわれわれの思考法です。

 そのような課題でも、取り組み方・発想法次第で、国や自治体のやりたいことを自前の技術で何とか解決しようという、執拗なまでもの重考高盛がうかがえます。

 ビジネスには、粘り強い重考高盛が重要であることも再認識したいですね。

  出典: e-中小企業ネットマガジン

 
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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月15日 ◇京都・鷹峯「しょうざん庭園」◇会社設立・独立起業をスムーズに進めるための情報

2024-09-16 07:14:01 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月15日 ◇京都・鷹峯「しょうざん庭園」◇会社設立・独立起業をスムーズに進めるための情報 

 

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【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

9月15日(日)

 私が若かりし頃は、給料日に、給与袋をもらうのが楽しみでした。しかし、現在は、キャッシュレス決済が、決済の三分の一以上に達しているという背景から、日本でも給与のデジタル払いが始まっています。
 ソフトバンクが「PayPay(ペイペイ)」を利用して、破綻やセキュリティーを考慮して、上限20万円までではありますが、2024年9月から実施します。年内には一般企業へ向けたサービス提供も開始されるそうです。
 政府は8割の実施を目標にしていますが、目標の50%にも現状では達していません。しかし、他社も経産省への申請や準備中で、追随がなされるようです。これを契機に弾みがつくのでしょうか。

【今日のおすすめ】

 ■【ナレーション付き映像で見るカシャリ!ひとり旅】 鷹峯しょうざん庭園 京都奥座敷鷹峯の日本庭園「しょうざん庭園」

 あまり観光客が訪れない、金閣寺の北に位置する鷹峯地区ですが、素晴らしい庭園を見つけました。

 光悦ファンは、鷹峯をご存知なのは当然なほど、ここは光悦ゆかりの歴史的な遺産が残っています。

 経営コンサルタントを目指す人の集まりで、ミニセミナーを行いました。

 ちょっとした情報が、私達の智慧となることは多々あります。
 その情報が知恵の源泉であることに気づかないで機会損失を起こしていることは、それ以上に多いのかもしれません。

 ■会社設立・独立起業をスムーズに進めるための情報
 「アントプレナー(entrepreneur)」とは「起業家」のことをさします。ベンチャー起業家精神などにもつながる人で、新規性ある、独創的なビジネスモデルやアイデア、他に類を見ないような新しい技術等を駆使して、新市場開拓をする「フロンティア精神」豊かな人達を指します。
 時には高リスクを背負い、うちから燃え上がる気持ちを実現するために骨身を削って挑戦する人もいます。中には大きなリターンを得て、世界的にも名の通った企業家になっている人もいます。
 残念ながら「アントプレナー」を支援する組織や制度が貧弱な環境でもあります。
 これから起業をしたい人、起業をしたけれども経営がなかなか軌道に乗らない人、それが一般企業であっても、経営コンサルタントなど士業であっても、悩みは類似していますし、解決策も類似して、応用が利きます。
 ここでは、J-NET21に掲載された情報をベースにお届けします。
  http://www.glomaconj.com/keieisha/kigyo/kigyo.htm

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

■ 主婦の日に思う「糟糠之妻」 915

 「三食昼寝つき」などと主婦の業務を軽視しがちです。私は三十代前半で、経営士・コンサルタントとして起業し、始めは自宅の離れを事務所として使っていました。起業当時は、クライアント・顧問先のところへ行くことも少なく、主婦の一日を見ることが多かったのです。

 ところが、当時は、子供も小さかったこともあり、主婦というのは意外とテレビを見たり、昼寝をしたりする時間がとれないことを発見しました。

 爾来、自分が仕事をすることができるのは、妻がいればこそと言うことを悟りました。多分、それが態度に出てきたのでしょう、妻の私の仕事に対する理解が深まってきて、随分と仕事を手伝ってもらうようになりました。家事に加え、私の仕事の手伝いをすることは大変だろうと思いますと、「主婦」に対する見方は、益々世の男性とは違って来たのかも知れません。

 経営士・コンサルタントというのは、家族の理解がないとできない仕事なのです。

「糟糠之妻」という言葉を重く受けとめています。

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月14日 ◇元気な会社 アルギン酸一筋の歴史がSDGsに ◇ある精神科医からの警告 「生きがい」の落とし穴

2024-09-15 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月14日 ◇元気な会社 アルギン酸一筋の歴史がSDGsに ◇ある精神科医からの警告 「生きがい」の落とし穴 

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9月14日(土)

 先日、当ブログでも取り上げました、ユニクロの柳井氏の「日本人は滅びる」発言は、波紋が広がっているようです。

 前沢氏や三木谷氏など、何とホリエモンまでが加わった、錚々たる方々が賛否両論、発信しているそうです。

 このようなテーマで論戦を繰り返すことは、論理思考やディベートのテーマとしても面白いと思います。

 私の捉え方は、既述の通りで、外野的に面白がっているわけではありませんが、一流の産業人の発言には興味をそそられますね。

 今日のオンライン・ミニ・セミナーでは、次のようなお話をしました。

■【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 アルギン酸一筋の歴史がSDGsに 1c15-3914

 長時間冷蔵してもパサパサにならないコンビニのサンドイッチ。水分を多く含んだ生野菜をはさんでいるのに、パン生地はベットリとしない。その秘密は、天然素材である海藻から抽出した「アルギン酸」の持つ保湿性と弾力性による効果で、ほかにも即席麺のシコシコ感を出したり、目薬を目の表面に留まりやすくしたりする機能を持つ。そのアルギン酸で9割以上の国内シェアを持つトップ企業がK社だ。

 現社長の父、文雄氏が創業したのは1941年(昭和16年)。中国大陸で兵役中にマラリアに罹患し、千葉県君津市に転地療養したのがきっかけだ。海岸に漂着して朽ち果ててゆく海藻を目にし、「もったいない。何とか有効利用できないか」と考えた。日本で初めてアルギン酸の工業的生産に成功し、戦後に乱立した同業他社との価格競争にも打ち勝った。東京商科大学(現一橋大学)を卒業した文系出身ながら、その研究成果が評価され、1961年に東京大学から工学博士の学位を受けた。

 ところが84年になって、71歳で急逝した。製薬会社に勤めていた当時20代のK現社長が急遽入社したものの、事業を取り巻く環境は最悪だった。エルニーニョ現象による海水温上昇により、漂着海藻が安定的に調達できなくなったほか、海藻残渣(カス)の大口販売先から突如買い取り中止を宣言された。東京湾の環境規制も厳しくなり、廃水処理に数億円の投資が必要になる一方、中国メーカーが低価格攻勢をかけていた。

 この絶体絶命のピンチに対し、K社長はそれまで商社経由で海藻を仕入れていた南米チリに進出することを決意。海藻をいかに継続的に集められるか考え、現地の海藻調達会社2社に資本参加。漁民が漂着海藻を拾うだけで生計が立てられるような価格で調達したほか、広大なアタカマ砂漠に面した海岸で天日乾燥し、建設した巨大倉庫に大量に在庫。これにより、価格が乱高下する海藻の安定調達と省エネ化を実現し、漁民の生活水準を飛躍的に向上させた。

 海藻からアルギン酸を抽出する方法も、文雄氏が考案した「浮上沈下分離法」というエコな製法を採用。化学薬品(濾材)を使わないため、アルギン酸を抽出した後の海藻残渣もミネラルが豊富な肥料として活用できる。チリ工場はワインの名産地「マイポバレー」に立地しており、この肥料を使って自社でワイン用ブドウ栽培に挑戦しているほか、近隣農家に無償で提供している。

 こうした企業行動が「SDGs(持続可能な開発目標)のロールモデル」と評価され、2020年12月に政府が主催するSDGsアワードで特別賞を受賞した。実はK社長自身は、若手社員がSDGsアワードに応募したいと提案してきた際、「当社はSDGsとは無縁と思っていた」という。しかし受賞後、自社の歴史はSDGsの達成を目指す活動そのものだったと再認識した。創業者の「もったいない」精神を原点とした自社の歩みを、今あらためて振り返っている。

【 コメント 】

 これまでも、時代のキーワードで成功してきた企業を紹介してきました。

 今回は「SDGs」というキーワードです。

 一方で、時代のキーワードで成功してきた企業は、その後の時代の変化にも敏感でありませんと、一過性のキーワードの場合には急速に業績悪化も懸念されます。

 経営というのは、一つの視点からだけで見るのではなく、複数の視点で見ることが肝要です。

  出典: e-中小企業ネットマガジン

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

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■ セプテンバーバレンタインは別れの日 914

 2月14日バレンタインデーで愛を告白し、3月14日のホワイトデーで、素敵なプレゼントをもらい、「幸せというのはこういうものなのか」と夢の中にいた乙女。
 幸せに包まれて、結婚へのゴールにまっしぐらの人も多いでしょう。
 一方、次第に、相手の男性の正体が見えてきて、惰性で付き合いをしている人もいるかもしれません。
  しかし、9月14日は「セプテンバーバレンタイン(9月のバレンタインデー)」です。
 どの様な日かご存知ですか?
  セプテンバーバレンタインというのは、2つの風習があります。
 一方の風習は、2月のバレンタインでは、女性が、男性に愛を告白する日です。
 9月のバレンタインは、男性が、女性に対して愛を告白する日なのです。
 それもただ愛を告白するだけではなく、下着を女性にプレゼントして愛を告白するのです。
  セプテンバーバレンタインの他方の風習というのは、こわ~~~いですよ。
 バレンタインから半年が経過したので、別れを切り出しても良い日なのだそうです。
 9月15日以降も交際をしている人は、セプテンバーバレンタインで別れを持ち出されなくてよかったですね。
 でも、安心せず、愛を育み、見事結婚までゴールインして下さい。
 そして、素敵な家庭を築き、3人以上の子供を産み、日本の人口減少に歯止めをかけてください。
 3人の子供に囲まれた素敵な家庭を誇りに思ってください。
  でも、熟年離婚という、さらにこわ~~~~~いことも待ち受けているかもしれません。

■ ある精神科医からの警告 「生きがい」の落とし穴

 だいぶ以前のことですが、ネットで、ある精神科医の先生が「生きがいは自分の外に置いておく」と述べていました。「生きがい」と「精神科医」という組み合わせに大変興味深く思いました。

 「生きがい」というのは、人それぞれです。この精神科医は、仕事を生きがいにしている人に対して、特に、言いたかったのではないでしょうか。

 その精神科医は、「生きがい」を重視されている方のようですが、その先生が「自分の外に置く」「自分の中心に置くな」と「警告」に近いアドバイスをしていました。

 かくいう、私は、経営コンサルタントという職業が天分であるかのように思って毎日を過ごしています。

 私自身、経営コンサルタントという仕事を永年やってきながら、この視点でお話をしたり、自分自身を見つめ直したりすることがなく、また、大変興味を持ったので、考えてみました。


 仕事を生きがいにしている人の多くは、特段に趣味を持ったり、スポーツをしたりということをしない人ではないでしょうか。仕事にやりがいを感じるというのは、「ある種の逃避」「自分に対するごまかし」かもしれません。

 首題の精神科医によりますと、「ある特定の生きがいを自分と一体化させてしまうと、仕事が生活の中心となって、うまく回っているうちは問題ありません。しかし、何かがあったらもう人生がおしまいだということにもなりかねない。」とおっしゃっていました。

 確かに、生きがいがうまくいかなくなると、その人の安定性が直に脅かされることになるわけですので、精神科医が懸念するまでもなく、私のような素人でも好ましいことではないと考えます。

 その精神科医は、「生きがいややりがいというのは、あくまで外野にある、つまり自分の中ではなく、自分の外にあるものだ」ともおっしゃっています。たとえ、生きがいとなっている仕事がうまくいかなくても、それは本人の外にあるものですから、本人自身が揺るがずに存在し続けるでしょう。

 生きがいというのは本来、そのことをやっていて、楽しいことであり、それにより生活が充実すべきことではないでしょうか。万一、それが楽しくなくなってしまっても、ほかに楽しいことを探せば良いのです。

 私の場合は、きままな「旅」が好きで、大学生の時代にアルバイトをして軽自動車を購入、それで、日本全国を回るということをしてきました。一方で、子供の頃から写真に興味があり、この二つの趣味が一体化し、今日では、ブログやサイトを通じて、写真をアップロードしたり、ユーチューブで映像を楽しんだりしています。

 それを、自分の「生きがい」とは意識していませんでしたが、昨今では「庭園」というテーマを意識し、日本の庭園をできるだけ多く紹介したいということに取り組み始めています。

 まだ、緒に就いたばかりですが、残された人生でどこまでできるか、自分でも楽しみです。

    http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexteien.htm

 

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
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 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

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