■【老いぼれコンサルタントのひとり言】 6月5日 ◇市場調査を鵜呑みにするな ◇日光の中でも特に好きなところ ◇夢を語れる経営者
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■【けふのつぶやき】
6月5日
◆ 日光の中でも特に好きなところ
日光は、昔から観光名所として知られています。
日光と言えば「東照宮」です。
ここには、神様となった徳川家康が眠っています。
日光で、もっとも好きな場所の一つが大猷院です。
三代将軍家光の墓所のあるお寺さんです。
祖父の家康を崇敬していた家光のたっての望みで、家康の近くに埋めてもらえたのですね。
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昨日、コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。
下記のようなテーマでお話しました。
■第5部 【あたりまえ経営のすすめ 戦略思考編】 戦略思考で経営者・管理職のレベルアップを図る
企業経営では、日常業務におけます事項から、経営戦略など、企業の根幹になるようなじこうまで、いろいろなレベルや内容の意思決定をしなければなりません。
高度な戦略的な意思決定を行うには、戦略思考ができませんと、誤った方向に企業が走り出しかねません。
一方で、戦略思考というのは、容易には身に付けることは困難です。この課題に取り組んで行きましょう。
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■5-1 戦略思考ができるようになろう
グローバル経済環境下におきましては、大企業だけではなく、中堅・中小企業でも戦略的意思決定をしなければならない局面は発生します。
その時に、戦略思考ができるようにするためには、平素からの経営管理がなければ机上の空論で終わってしまいます。
戦略思考ができる経営者・管理職になるにはどうしたらよいのでしょうか。この大きな課題に取り組んで行きます。
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■【あたりまえ経営のすすめ 戦略思考編】 5-01 夢を語れる経営者・管理職になろう
「あたりまえ経営のきょうか書」のこの章では、原点に戻って、改めて「経営理念構築・再構築」というテーマに取り組んでみましょう。
「経営理念とは」と改めて問われますと、どのように答えたら良いのか迷いますね。
経営理念の定義が明確になっていますと、何か判断に困ったり、新しいことを始めたりというときに、ヒントを授けてくれます。
経営理念は、企業経営の原点ですので、企業経営の最上位概念と言われます。これは、上位概念整合性という考え方にも合致します。
それでは、原点に戻って、経営理念とは何かを考えてみましょう。
「優れた経営者」とは、「有能な管理職」と言われる人とは、コミュニケーションを良くとれる人が多いです。一方で、口が重いのにもかかわらず、社員や部下から慕われ、尊敬されている経営者・管理職も多数います。
その人達に共通していることの一つが、「自分の夢を語る」ことを継続し、繰り返していることです。
夢を語れるということは、換言しますと「経営の理想像」を描けているといえます。
自社に即した経営の理想像を描くには、どうしたらよいのでしょうか。
まず、人間的な魅力が必要です。ダンディーであったり、イケメンであったりする必要はありません。「人を大切にする」という気持ちを持ち、そこに全ての原点があると信じることです。その結果、企業関係者を大切にすることが経営活動の基本となります。
「顧客第一主義」という言葉がありますが、これは「カスタマー・サティスファクション」、略して「CS」ということはよく知られています。
顧客だけではなく、社員やその家族、仕入れ先や株主など、企業関係者を大切にする「ステークホルダーズ・サティスファクション」を優先する心構えが大切なのです。
人間的な魅力は、自分自身に厳しいところからも生まれてきます。「人格高潔にして、コンプライアンス意識が高い」ですと、外から見ますと、かっこよく見えます。単に外見だけではなく、内面から滲み出るものを人は見逃さないのです。
人間性だけではなく、経営スキルも必要です。スキルの中でも、ものの見方・考え方を磨くと良いでしょう。
それには、「俯瞰細観」という四字熟語が、それを物語ってくれています。全体を、上空から鳥が見るように、俯瞰的に観ることです。しかし、上空から見ますと、個々のものが見えにくくなりがちです。細部まで見る、すなわち「細観」することも求められます。
「木も観て、森も観る」というものの見方を身に付けましょう。
見たものを、漠然と見るのではなく、論理思考的に見ませんと、見落としてしまったり、軽視してしまったりします。
事実を正確に把握し、論理思考をした上で、細心にして、大胆な意思決定が、最適なタイミングでできる人がこれからは、ますます求められる時代になってきているといえます。
「頭のよい人」と言われる人に多いのが、経営を頭で考えて、心で考えることができないことです。また、頭で考えすぎて、行動に移せない、すなわち「実行力」のない人では、適切な経営管理はできません。
適切な経営管理活動には、リーダーシップが不可欠で、リーダーシップを発揮して社員・部下を引っ張れなければならないのです。
それには、経営の基礎知識を持ち、業界や自社商品・サービスの強み・弱みを知っているということが前提です。
これが希薄ですと、社員や部下から畏敬の念は起こりません。
スポーツの世界だけではなく、経営の世界でも夢の実現のために一所懸命な姿は美しいですね。

■【評判の良いブログ】
最近、アップロードしたブログで、とりわけ人気度の高い、PVの多いブログをご紹介します。
■【経営コンサルタントのお勧め図書】 「真実」を知ろう 「財務省 亡国論」 ― 日本の未来を奪う

■【経営コンサルタントの独り言】
半世紀にわたる経営コンサルティング経験を思い出しながら、あるいは、直近に起こったことなどを元に、随筆風に記述しています。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
◆ 市場調査を鵜呑みにしていて頭で考えるマーケティングをやめよ
「景気が悪いと市場調査などやっていられない」「市場調査などやっても効果がない」というような声を時々耳にします。一方で、「お客様の声は神の声」というコンセプトで、クレーム処理部門の強化を図っている企業もあります。
日本が、グローバル市場で、相対的地位を低下させてしまったのは、「技術立国ニッポン」という言葉をはき違えたことも一因ではないでしょうか。
技術力が他国に比べて高かったために、「これもできる、あれもできる」と多機能化に専念しすぎた面があります。多機能化・高機能化というのは、それはそれとしてのマーケティング戦略があるわけです。しかし、技術力というのはキャッチアップされます。それを軽視し、「プロダクトアウト」の商品戦略に偏重しすぎてしまったのです。
それに対して韓国や台湾をはじめとした国々は、日本技術の良いところを吸収し、「マーケットイン」思考で、市場ニーズにそった商品・サービスを提供してきました。技術的な差が少なくなった上に、韓国や台湾側には、日本に欠けていたマーケティング重視戦略が加わりましたから、当然、日本商品は売れなくなってきます。
そこで、日本でも「マーケットイン」を取り入れて、商品開発に方向転換するようになりました。
しかし、日本企業は、マーケティングを頭で理解し、現場を自分の脚で回り、自分の目でみることが不充分な状態が続いたのです。
「お客様は神様」「お客様満足度100%を目指す」などという言葉を耳にしてきましたが、そこには「プロダクトアウト」の発想が残っているのです。
自社が確保したい対象となるシェアの顧客の多く(市場により比率は異なる)が、「これなら買う」と判断できるラインを見出した、そこを突破口とすべきなのです。ランチェスターの弱者の戦略を思い出してほしいのです。そこに日本の生き残り、勝ち残れる道が拓(ひら)かれるのではないでしょうか。

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