HIMAGINE電影房

《ワクワク感》が冒険の合図だ!
非ハリウッド娯楽映画を中心に、個人的に興味があるモノを紹介っ!

韓国マンガまつり?! 『怪獣大戦争』

2005年11月04日 | 韓国まんがまつり
 非ハリウッド系娯楽映画ファンにとって“韓国”といえば“パクリアニメ映画王国”である。現在でこそオリジナルの『ワンダフルデイズ』や『マリといた夏』が評価されている韓国アニメーションだが、つい最近までは「どこかで聞いたようなタイトル」や「どこかで見たようなキャラクター」がまかり通っていた著作権無法地帯だったのだ。良識ある映画ファンは眉をひそめそうだが、変化球的映画好きにとってはこの“中途半端なパクリっぷり”がたまらなく、しばし話題の種になったものである(好き者限定)。今回の作品はそうドキツいパクリ描写もなく、いい歳こいたよい子のみんなも安心して観ていられる冒険アニメ『怪獣大戦争(クェステジョンチェン)』(72)だ。

 まずはジャケット画を見ていただこう。これをみてどんな作品を連想するだろうか?多分「ゲッ〇ードラゴンもどきの巨大ロボが活躍するロボットアニメ」と思うでしょ?ところが本編は、下のほうにちっちゃく載っている巨大ヒーロー(〇ルバー仮面っぽいフォルム)が出ておりました。両方が映画に出ていたら面白かったのに…。話は宇宙開発のロケット打ち上げを阻止しようとする悪の組織と、それに立ち向かう政府の密命を受けた特殊工作員との戦いが軸になっていて、それに組織によって人質として連れてこられた子供(男女)の救出劇が挿入されている。



一番の見所は悪の組織が破壊工作用に造った怪獣たちの大暴れっぷりと、特殊工作員がウル〇ラマンみたいな巨大ヒーローに変身して怪獣たちをバッタバッタと倒していく所だ。へぇ~、巨大ヒーローって概念は韓国にもあったんだねぇと、これを観て感心した。多分日本製怪獣特撮モノの影響だと思うけど。全体的にかつての東映の子供向けマンガ映画的な雰囲気に満ちていて、懐かしい気持ちに浸りたい時にとても最適な一本だ。



●オリジナル版ポスター。ビデオジャケットはイカサマだったのか!


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