HIMAGINE電影房

《ワクワク感》が冒険の合図だ!
非ハリウッド娯楽映画を中心に、個人的に興味があるモノを紹介っ!

みんなが口を揃えて言う…

2006年06月23日 | 非ハリウッド娯楽映画
 
「今頃になって日本版リリースするな!」
 
 このたび正式に日本語字幕入りのDVDがめでたくリリースすることが発表されたクリスチナ・リンドバーク主演の「They Call Her One Eye~片目と呼ばれた女~」(74)だが、我慢しきれず海外版を購入した御仁はみんな言うでしょうな。私もその一人だったんですが…
 『映画秘宝』にその記事が載ったとき、本屋で立ち読みしながら思ったもん。どうせ出すなら『キル・ビル』の便乗でなら良かったのに、と。
 実際、この作品の正規版DVDが販売になったのが、『キル・ビルVol.2』公開後なので、やはりこの映画により再評価されたと見るべきだろう。すごいよ!タランティーノさん。
 
 しかし、観賞してみて「日本版、無理じゃなかろか?」と思ったのも事実。というのもこの作品、本番SEXシーンがある(その場面はクリスチナはボディダブルを使っているが)ハードコア・ポルノなのだ。後は本物の死体を使って撮影されたという「片目くり抜き」シーンの衝撃の強さもあり、「ちょっと、ツライかな?」という気がした。

 しかし、この映画の売りはそんな本番SEXシーンや、「片目くり抜き」シーンなんかでなく、クリスチナが一人、また一人と自分を辱めた男(と女)を改造ショットガンで復讐を遂行していく姿である。黒いアイパッチ、黒いコートに身を包み、敵と戦う彼女は感動的でもある。顔もロリ顔だし。
 最後、何にもない(周りには岩と枯れた草のみ)寒そうな空の下で最後の敵と対峙するのだが、この場面はマカロニ・ウエスタン的で私の一番のお気に入りだ。そうか、別に灼熱の岩山や平原でなくても、十分にウエスタン的世界を構築できるんだな、と感心したものだ。

 『キル・ビル』でエル・ドライバーに萌えた方(は、いねぇって)には是非コレクションしてもらいたい1本だ。ちなみに一応18禁なので、観れない年齢の人には酷だよなぁ~。日本版タイトルは
 『ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ~血まみれの天使~』
です。なんか英語をカタカナにしただけって気が…
           


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