メキシコの漫画は皆さまご存知でしょうか?
ネットなんかで検索してみると、ルチャドールを含むマスクヒーローを筆頭に、ゴシックな (ラテン風味) 怪奇漫画や西部劇、犯罪スリラーにユーモア、メロドラマまでいろいろなタイプの漫画が存在します。その中には、写真をもとにして作られる《フォトノベラ》という、ラテン系文化圏以外ではあまり見る事がない手法を用いているものがあって、人物は写真をそのまま使い、背景や小物は絵で描かれるという (全部写真の場合もある) 独特なもので、有名な『エル・サント』シリーズもその多くがフォトノベラ形式です。
今回はそんな数ある《ヒーロー系》フォトノベラの中から、骸骨の仮面をつけた正義の自警団、『ロス・カラベラス・デ・ラ・ジャスティカ(正義の骸骨団)』を見ていきましょう。