おじいちゃんの小さな疑問集(旧:おもりぽ)

「おじいちゃんがふと抱いた小さな疑問」を、載せさせていただきます。答えや共感や異論があればぜひコメントを!

こぉんなバイトがあったぞ!リポート.6の①

2007年09月03日 | Weblog
 今年の夏は暑かったですね。猛暑日なんて今まであまり聞かなかった用語も、頻繁に使われたりして。9月も暑い日はあるのかな? 秋の台風なんか、どうなることやら?

【学習塾講師】
 しばらく紹介してなかったアルバイトリポートです。今回は夏のアルバイトというわけではではなくて、学生時代に一番長くやった、大学生バイトの定番、塾講師のアルバイトについてです。長期間やったので、ひょっとするとリポートも続きものになるかも知れません。

①職種 大学生時代に住んでいた、西武池袋線沿線の街の、小中学生対象の学習塾講師です。

②給料
 確か時給1200~1400円ぐらい。一般的なバイトで時給700~800円ぐらいの時代だったから、結構高い方。でも一流塾の講師は時給1500~1600円ぐらいもらえたような…。

③メリット
 時給も良いし長い期間できるので、安定した収入が得られ、子供達とも交流が生まれる。

④デメリット
 決まった曜日の決まった時間に、必ずやらなくてはいけないし、責任も重い。いい加減だった学生には、これは結構プレッシャー。

⑤やったきっかけ
 同郷の友人が始め、「まだ講師足らない様子だからやってみない?」と誘われた。

⑥総合判定
 最もおいしいバイトではなかったけれど、最も得るものはあったと思う。やはり一番思い入れのあるバイトでした。

⑦コメント
 毎度のことですが、友人に誘われたのがこのバイトを始めたきっかけです。いつもの大学サークル関係ではなく、同郷の友人です。友人は中学時代の同級生だったのですが、ぼくより大学入学が1年遅れました。従って彼が大学1年の時、ぼくが2年の時です。

 初夏の夜、ネクタイにスーツ姿の友人が、ぼくのいるアパートに現れました。彼いわく、「今この近所の学習塾で、講師のバイトの面接を受けてきて内定をもらった。まだ講師採用の枠ありそうだから、お前も受けてみない?」

 詳しく話しを聞くと塾は小中学生対象の、進学塾というよりは学校の授業の補習を中心にした塾。大手塾ではなく独立系のこじんまりした経営で、彼は算数や理化を中心に教える前提で内定をもらい、まだ国語や英語の文系中心の講師に欠員がありそうな様子だねとのことでした。

 そこでぼくらは、作戦を立てました。講師の少ない小さな塾で、新規採用の2名がお友達というんでは、採用をためらうかも知れない。また、どちらかが欠勤等のチョンぼしたりした場合、お友達だとチョンぼしてない方も気まずかったりするかも知れない。ここはぼくも、彼が見たアルバイトニュースを見たと言って、友人だということは伏せて応募してみようと。

 早速翌日電話をし、その日の午後面接に行くことになりました。塾は、ぼくのアパートからは徒歩15分ぐらい、最寄の西武線の駅を越えて反対側の、大きな通りに面したビル内にありました。ビルの2階までは、会社のオフィスへの賃貸、3階以上はマンションというよくあるビル。塾は7階の3LDKで、1室を塾長の居住室兼講師控え室にし、残り2室を教室にした、極めて小じんまりとした塾です。

 応募したぼくは、居住室兼講師控え室に通され、おばあさん(60才代?)の塾オーナーと、彼女の甥だと紹介された、塾長の男性と面接をしました。ぼくの履歴書を見ながら、ひととおりの質問に答えます。大学で何を勉強してるだの、サークルは何をしてるだの、大学受験での得意科目だの、志望動機だの。

 その後は、塾の方針や対象の子供達、教えて欲しい科目や教える曜日時間などについて説明してくれます。質問や説明は主に、30才そこそこと思われる塾長がしてくれました。オーナーのおばあさんは、ぼくの出身地についてとか、親の健康状況とか、情緒的な部分に反応するのみ。一方塾長の話しぶりは極めて明瞭で、要点が的確で、尊敬できるやつだなぁと、思わせてしまうタイプでした。

 とにかく、塾長もぼくに対して良い印象を持ってくれたようで、「ぜひ来てください」と言ってくれました。ぼくには、国語と社会を小学生のクラスに、国語と英語を中学生のクラスに教えてもらいたいとのことで、仕事は週に2曜日、夕方4時から9時まで、1曜日3コマの授業をする。最初の1週間は、塾長が行う授業を見学する。翌週から引き継いで、ぼくが授業を行う。

 授業は学校の教科書と、教科書に沿った問題集を使うのが中心。講師は4時の30前に来て、その日行うべき授業の確認をするだけで、教えるための予習をしたりする必要はない。むしろ予習をしなければ教える自信がないという人には頼まない。そんな説明を受け、「よしがんばるぞ」という気分になって、塾を後にしたのでした。

 さっそくその夜は同郷の友人に報告をし、成り行き上、今後も旧友であることは伏せておこうと確認いたしました。幸いにして、彼が講師をする2曜日と、ぼくが講師をする2曜日は重なっていなく、互いに顔を合わせつつ他人のふりをしながら仕事をする機会はそう多くはありませんでした。

 それでも、特別のシフトの時などは一緒になり、ぼくと同郷の友人の奇妙な状況での塾講師のバイトは、2年以上続いたように記憶しています。
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 この続きの次回は、講師としての仕事ぶりや子供たちの様子、友人以外の他の講師や塾長、オーナーの様子など、リポートさせていただきます。あと1回でもきっと終わらず、さらに続くような気がしますけど…。

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