おじいちゃんの小さな疑問集(旧:おもりぽ)

「おじいちゃんがふと抱いた小さな疑問」を、載せさせていただきます。答えや共感や異論があればぜひコメントを!

片田舎町内会リポート.24

2007年06月19日 | Weblog
 世の中、急速にネット社会になりましたよね。相当以前からでいうと、お金をやり取りするATM。コンビニなど流通のPOSレジや、クレジットカードのチェックなど。その後はインターネットが爆発的に広がって、個人所有のPCも、ネットにつながっているのが当たり前になりました。そして何より、携帯電話で通話のみならずデータ通信をやるようになって、ネット社会化が極まってきた感じがします。

 で、ネット活用は一体どこまできているのか? そんなことを、この片田舎町内会リポートで考えてみたいっ、エヘン。今回はそんな、町内会活動をつうじてネット社会の現在を鋭くエグル、コンシンの大胆リポートでありますっ!

【リポート24.町内会でのNet活用】
 晴天に恵まれた春のイベント「歩こう会」で、会長がデジカメで写真を撮った話は、前回報告させていただきました。デジタルカメラを提供したのは、ITに強い黒眼鏡副会長。彼は、前もってぼくと相談して探しておいた、ネットアルバムサービスに、会長が撮ったすべての写真をひとまずUPし、ぼくにeメールで知らせてくれました。

 知らせを受け取ったぼくは、その枚数が100枚を越える量であることを知り、とてもびっくりしたのですが…。とにもかくにも、副会長がつくっておいてくれたネット上のアルバムに、ぼくが携帯カメラで撮った分の写真も、追加でUPします。さて次の課題は、これらの写真を班長を含めた役員や、参加してくれた町内の会員と、どうやって共有するかです…。

 実は副会長とぼくとの間で、以前に次のような会話が交わされていました。

副会長「写真をUPしておくストレージサービスを、eメールでお知らせしておきましたが」
ぼ く「ええでもあれって、写真を見てもらうには、見る人のeメールアドレスを登録して通知しなければいけないタイプですよね。パスワードをお知らせして、見たい人が見れるタイプの方が良かったのでは?」
副会長「そっちのタイプは、UPできるデータ量が少ないのが多くて、とっちがいいか考えたんですけどね…」
ぼ く「あわよくば、役員や班長と、PDF化した資料も同じストレージサービスで共有できたらな、なんて思っていたのですけど…見る人はそれを参照して、見ない人は従来どおり紙で供覧するといった…」
副会長「………」
と、無言でばくの顔を見つめます。

 そうなんです。町内会の班長や役員の面子を考えてみると、ネットでの、写真をはじめとした情報の共有は、無理なんですねぇ…。会長は、事前の資料内容チェック用にメアドを教えて下さいと頼んだぼくに、「がんばってメール見るようにします」と応え、アドレスを教えてくれました。しかし、Replayをもらったことは1度もありません。ぼくと黒眼鏡副会長のやりとりには、かならず会長のアドレスも宛名として入れてあるのですけどぉ。

 経理役員さんも、きっとだめです。イベント毎の報告をはじめとした会計報告の資料は、手書きでもらってぼくがExcelで打つことにしているぐらいですから。総勢で40人ぐらいの、他の役員や、班長の顔を思い浮べます。そのうちで、ネットとの関りはどんなもんか推定してみます。

①ネット接続を前提としたPCを活用していそうな年代の方は、1/4ぐらいかな?
②Webにさかんにアクセスするような、携帯電話でのネット活用だと(いわゆるパケット定額を契約してる)もう少し広がって、1/3ぐらいでは?
③携帯でメールまではやりますだと、2/3ぐらいに一気に増えるのでは?
④携帯電話を使ってます(通話だけも入れて)だと9割ぐらいで、ここでも激増では?

 こう考えると、意外にネット活用者は多いように思えますが、ストレージサービスを理用して情報共有となるとやはり②以上の必要があり、全体の1/3では共有手段としては不適切という判断になってしまいます。おそらく町内会員全体に広げて考えても、それより少し多い程度の比率でしょう。

 では一体、いつの時期なら町内会でネットによる情報共有が可能になるか? というと、それはきっと、世帯主の9割ぐらいが②以上になった頃であり、推測するに今の40代が60代になる、10年以上後。あるいは、さらに劇的にネットアクセスのインターフェイスが簡単になった時。そう思われます。

 黒眼鏡副会長がぼくを見つめたのは、無言でそんなようなことを含んだ思いだったに違いありません。しばらく前にぼくは、町内会連絡用の専用サイトはないかと調べ、1件そんなサイトを見つけましたが、ほとんど理用されてなかった様子なのも、道理なわけです。

 ちなみに、公民館の事務室で、リソグラフと格闘しているとき、片隅にあるPC端末にふと目線がいきました。見ると、カラープリンターが接続されているではありませんか。そこでぼくは、思いきってPCを立ち上げてみました。しばらく時間を要して立ち上がったOSは、Windows98です。カラープリンターはインクが切れていて、妙な色合いでしか印刷できません。

 おそらくこのセットを購入したのは、上位組織である「あけぼの東区」だと思います。そんな昔に購入したわけではないはずですが、明らかにその後、事務室でのPC活用は、継承されなかったわけです。きちんとメンテしていけば、町内会の資料程度をつくるのには、これでも結構十分と思います。さらに、PCを買い換え、OSやアプリケーションソフト類も更新していく、さらにはネット接続するといった進化をさせていけば、申し分ないのですが…。しかし、ネット化はどうしても月々のランニング費が生じることになるので、会計面からはやりにくいことかなぁ。さらには、この中に町内会員名簿なんかの個人情報を入れておくとなると、セキュリティ面からもやっかいかなぁ…。 

 そんなこんなで、ネットアルバムに納めたイベントごとの写真は、Wordファイルかなんかにいくつかのものをピックアップして貼りつけ、カラー印刷したもので紹介していくしか、方法がありません。ネットアルバムの全写真を見たい、そのうえでプリントして写っている人に渡したい。そんな希望がある場合に限り、eメールアドレスを教えていただき、閲覧可能の手配を取るということでしょうかね? そんな希望が、どの程度あるかはわかりませんけどぉ。

-------
 7月のはじめには、夏祭りに向けた会合があります。そしていよいよ7月末は、夏祭り開催です。会場設営や、やきソバやカキ氷の出店運営など、書記役員として参加する夏祭りは、ぼくにとってどんなものになるんでしょうね? 昨年の当日ひたすらやきソバ焼き続けよりは、全体の様子がわかるような気がします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ぷちりぽ.その9 | トップ | ぷちりぽ.その11 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事