森かずとしのワイワイ談話室

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禮山郡来訪団と金沢農業事情視察その一

2009-06-06 23:53:50 | 議会活動
 禮山郡農漁村公社(農漁村のインフラ整備事業)の職員が含まれ、月進会にも営農者がいる来訪団ですから、今年は、金沢の農業事情をテーマに、視察を組みました。
 朝一に東原町を訪れました。集会所で小杉さんや森さんから、ゆめ街道304の地域おこしの取り組みを説明していただきました。次から次へと質問が飛び出し、予定の時間をかなり超過しました。質問の中身は、農業世帯数、就農人口、単位面積当たりのコメの収量、灌漑方法、地域ぐるみの集落営農への助成金、機械の共有、土地値、有機栽培、草刈りにまで及びました。集会所から出て、美しい風景を形作るものの、日当たりが悪く収量も少ない谷沿いの棚田を見ました。草刈りの重労働の跡があちこちに見られます。若者を呼び寄せるために無償でモトクロス場を設置したこと、建設残土と浅野川の浚渫土砂で埋め立てが進む谷も現地に立ちました。カフェレストラン樫での昼食は、地産地消の味でした。

 まちへ戻る道すがら、山本英一さんが請け負っている圃場で田植えを視察しました。機械への興味、集落営農組織のこと、意見のやり取りが活発にされました。

 議会に戻って、15:30ごろから百万石行列の見物でした。皆さんカメラを構え、シャッターチャンスに余念がありませんでした。この行列をどのように感じたでしょうか。当時百万石を支えた農民のエネルギーは残念ながら感じられていないでしょう。

 夕食の焼き肉店で、正面に座る李会長、ユン会長と政治論議になりました。李会長は元民主化闘争の闘志で、朴政権下で40か月収監され、16日間拷問を受けた経験があると述懐しました。ずばり、日本の民主化運動は弱い、しかし、資本主義は未来がない、アジアの平和共存と社会民主主義がこれからの世界になると、熱っぽく語りました。総選挙を前に、社民勢力は頑張ってほしいとのエールをいただきました。
 二人は、ユン・ボンギル義士の思いを現代に蘇らせることは、狭い利己的な民族主義にとどまるのではなく、民族を超えて人間として共存する世界観を持つことだとまた力説されました。この考えたかに異論はありません。
 この交流が、もしかしたら新しい民衆世界の秩序を一緒に作り上げる共同作業につながっていくのかもしれません。そう考えるとぞくぞくしてきます!

 明日は、金沢農業事情その二。子育て農業応援団の農場と市農業センターの加賀野菜のブランド化を視察します。

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