森かずとしのワイワイ談話室

平和・人権・地球・子育て・教育・くらし・そしてまちを語る

3月議会議案内示を受ける

2010-02-24 21:53:20 | 議員活動
 ここ数日小春日和です。雪大好き人間の私ですが、青く澄み渡る天気も気持ちがいいですね。今日は午前中、3月定例当初議会に向けた議会運営委員会が開かれ、市長から議案の内示を受けました。
 山出市長は、上程に当たって次のような説明を議運の席上行いました。
 一般会計1600億円は前年比4.5%増、特別会計等全会計では3040億円余は前年比1%増で、雇用と景気対策の国の予算案に呼応した予算案である。税収は44億円の減収見込みだが、地方交付税の増額、臨時財政対策債の発行(返済に交付税措置有り)基金の活用(ただし財政調整基金、退職手当基金には手をつけていない)により、必要経費をまかなった健全財政である。一般会計では、こども手当新設、公共事業では西部図書館建設、西部新クリーンセンター建設など大型投資と少額公共工事を合わせ、国の補助金付きの事業と市単独事業で切れ目ない発注を行って景気対策に寄与する。新年度予算は、雇用、景気、公共料金の据え置き、国保保険料、後期高齢者医療保険料の据え置きなどで市民生活を支える。新幹線開業に備えたまちづくり、子育て支援、教育が重点と強調しました。これから、予算書と条例案を読み込んで行きます。

 議員全員に対する予算説明会を経て、午後一で県庁へ。犀川の河川整備の基本に関わる計画高水、現況、流下能力の算出に過誤が見過ごされていると指摘する市民と県河川課との協議の場に盛本県議とともに同席しました。自ら現地に立ち、もちろん無報酬で、自然架線ですから計算の前提となる条件を多様化し、難解な計算式を独習し計算し直して算出したデータを根拠に問題を指摘する市民と給与を得ながら、コンサルタント会社の結論、それを追認する「河川工学者」の見解に依存しているかのように見える担当課。こうしたコントラストを目の当たりにしました。これが真実なら、犀川の流下能力の過小評価を前提に流下能力までピークカットのために辰巳ダムをという理屈は、崩壊し、壮大な無駄遣いということになってしまうわけです。シビアな問題提起です。ボールを投げられた県の河川課は、説明をし直すといっています。いかなる説明がなされるのでしょうか。
 緊張したやりとりから中座し、今度は才田町にある金沢市小動物管理センターへ飛びました。12月議会質問への答弁を受け、とりわけ猫の殺処分を減らすために市民との協働を探る懇談会を設定したのです。保健所衛生指導課長、小動物管理センター職員(獣医)と初めて動物愛護活動に手弁当でとりくむ有志市民が意見を交わしました。譲渡のためのネットワーク網を構築すること。情報提供と市民啓発。里親登録制度への市民参画。いくつかの可能性について、施策検討をしていくことを約束しました。小動物管理センターもがんばっているんですが・・・。
 最後に夜は県教育会館で市政連活動報告会で一年間の活動報告をいたしました。
 私の報告に、青年教師が沖縄普天間基地問題について率直で素朴な質問を臆せずしてくれました。この質問は賞賛に値します。安全保障のためには米軍は必要ではないのかと。ならば民衆の安全保障は、軍事的安全保障と同義か。アジアにある「軍事的脅威」は米軍の力の脅威の反転ではないか。非軍事仲介国の役割を、国際連帯税による武器移転抑止など国際社会では武力に依らない平和構築への具体的な歩みが進んでいる。多様な可能性があることを一緒に考えてほしいと願います。遅くまで参加された教職員や地域の方々に御礼を申し上げ、ここらで報告を終わります。

 

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