森かずとしのワイワイ談話室

平和・人権・地球・子育て・教育・くらし・そしてまちを語る

鉄道線存続の法定協議会、NPOバンクという連帯経済 質問準備の一日

2010-02-25 23:54:27 | 議員活動
 知事選告示の今日は、出陣式のあと会派控室で、3月議会質問準備に入りました。
 北陸鉄道の石川線と浅野川線の存続のために金沢市に法定協議会参加の要請があります。これは事業者たる北陸鉄道ばかりではなく、エコ公共交通としての存続を求める市民団体、地域の声があります。午後、北陸鉄道の鉄道部長に来て頂き、経営の厳しい状況、経営再建・利用促進の計画、公共交通再生制度の趣旨などについて直接要望を聞きました。連立政権内で社民党は交通基本法の上程とりくんでいます。そこでは、公共交通機関とは、まさに基本的人権、移動の権利との考え方が基本とされています。それを保障するために行政がいかなる役割を果たすのかが体系化されます。翻って、両鉄道線の存続に金沢市は事業者や地域住民とどう協働するのかを問うてみたいと思います。

 もう一点、NPOバンクの設立準備にとりくむコミュニティ・トレードal代表の小浦むつみ産を招いて、NPOバンク設立の意義、事業構想、そして行政に求める事柄についてお話を伺いました。私の問題意識は、利潤追求経済活動が格差と不安定性をさらけ出した今、もう一つの経済として連帯経済を地域で構想するときではないかということです。
 関心を寄せる国際連帯税、フェアトレード、NPOバンクの思想も通底すると思います。実験融資で行政の伝統工芸活用プロジェクトのつなぎ資金提供、地元老舗のこうじをつかった発酵食品の新規展開への融資、環境保全としての孟宗竹の伐採活動からの起業支援融資を行っておられると聞きました。
 地域生活者が利潤優先ではなく、支え合う非営利の事業を展開し、富を地域に循環させるオルタナティブな経済のしくみをつくれないか。研究課題としてひとつの理想の姿を提起してみたいと思うのです。それにしてもいつもながらエンジンの掛かりが遅いです。我ながら。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。