森かずとしのワイワイ談話室

平和・人権・地球・子育て・教育・くらし・そしてまちを語る

年越し街宣で締めくくり 2011年を想う 

2011-12-31 22:26:20 | 議員活動
 暑い日も寒い日も、雨の日も風の日も、週二回ペースで街頭演説に立ってきた。2011年12月31日、大災害に見舞われた2011年最後の日も、武蔵が辻エムザ前で、盛本、山本、森コンビが街宣車から「年越し社民党の声」の訴えをした。地域で頑張る社民党の同志も寒い中、馳せ参じてくれた。

 まさに、2008年は、私たちに、いかに金儲け至上主義の社会がもろいものかを知らしめた。その記憶もさめやらぬ2011年は、自然とは人智を越えたものであって、それ故に人間は、互いが身を寄せ合って支えあって生きるよりほかはないことを思い知らせてくれたように想う。言葉を換えれば人間社会の再興が現代の私たちに出来るのか、問いが発せられていると想う。
 潜在的な軍事力でもあると自民党の石破元防衛大臣が原発存在の政治的意味を正直に表明している。ならば、福島県民の苦悩を尻目に経済成長のためにと、全国の原発再稼働を画し、過酷事故「収束」宣言を付録に原発輸出に血道を上げる現政権は、何が変わったというのか。TPPもこれまたしかり、消費増税もまたしかりだ。大晦日の夜、ご挨拶に立ち寄った地域の中小企業経営者が、いみじくも言った。汗をかいて生きている我々に、これまでとは違った夢とビジョンを示すのが政治ではないか。それがないまま、一体誰にこの国の未来を託せるのかと。

 野田首相は先だってのインド訪問の際に、ガンジーが残した「7つの大罪」に感銘を受けたという。
  1.原則なき政治

  2.道徳なき商業

  3.労働なき富

  4.人格なき教育

  5.人間性なき科学

  6.良心なき快楽

  7.犠牲なき宗教

 福島原発震災を告発した市民科学者小出裕章さんが、現代社会への自戒をも込めて引用した言葉でもある。野田首相の思いやいかに。

 何度も申し上げてきたことだが、東日本大震災と福島原発震災真っ直中の金沢市議選で許された議席だ。8ヶ月間、地方から脱原発と市民の連帯のために奔走してきた。多くの方々に励ましを頂いた。道は始まったばかりだ。激動が予想される2012年が本当に転換の道筋にあるように、心を込めて皆さんとともに歩んでいきたい。ご支援に深く感謝して、2011年を締めくくりたい。ありがとうございました。




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