里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

㊗一力遼3冠ついに囲碁世界戦優勝成る

2024年09月09日 | 暮らし

囲碁の一力遼3冠が9月8日行われた囲碁の世界戦でついに優勝を果たしました。
一力遼棋聖は本県出身であり、10代の頃から応援してきました。
ヘボ碁をたしなむ小生としては、記録に残しておくべき歴史的慶事です。
すでに囲碁界最高位の棋聖に加え天元、本因坊の3冠を保持しているので国内の第一人者と言えます。
しかし、国際戦での優勝はまだなく、正に悲願と言うべきものでした。
かつては常に世界の囲碁界のトップに君臨してきた日本も中国、韓国の後塵を拝するようになって久しい。
日本の囲碁棋士が国際棋戦で優勝するのは19年ぶりになると言います。囲碁ファンにとっても悲願と言うべきものでした。
今回の国際戦は第10回応氏杯世界選手権で4年に1回開催されます。
5番勝負の第3局が中国上海市で打たれ、日本の一力遼三冠が中国の謝科九段を破り3連勝で初優勝を果たしました。
途中まで不利な形勢を一瞬の隙を逃さず逆転勝ち。強さの証明と言えるでしょう。


テレビでは朝からニュースで流されていますが、残念ながら新聞は休刊日。
実は一力棋聖は当県地方紙「河北新報」創業家の御曹司。
大学卒業後は同紙記者として活躍していることでも知られています。
さらにこの春には同社の取締役にも就任、経営の一翼も担う立場となりました。
もちろんオンラインでは直ちに速報で流されました。

明日の同紙の朝刊にはどのように掲載されるのか興味津々です。
現在、一力3冠は同時並行で国内棋戦で名人戦を戦っている最中でこちらも開幕から2連勝中。
あと2勝で名人位も奪取となれば囲碁界でもスター誕生となるのではないでしょうか。
なお、以前にも書きましたが、小生は一力遼3冠デビュー前から応援している棋士がおります。
高尾紳路9段(元名人)です。小生がgooブログを始めたのは高尾9段のブログを愛読していたからです。


タマネギ「ネオアース」の種を播く

2024年09月09日 | 畑:土物類

タマネギの種を播きました。
品種は今や我が家の定番となったタキイ種苗の中晩生種「ネオアース」。
少しだけ昨年試したカネコ種苗の早生品種「早生錦毬(きんきゅう)」を今年も播いてみます。


やはり中晩生種だけでは4月から5月にかけ1ヵ月ほど端境になるためです。
この品種は昨年不調だったのですが、古種が大分残っていました。少しやり方を考えてみます。
当地方のタマネギマルチ栽培の種播き適期は9月上旬。
我が家では長い間9月6~8日が基本です。天候の関係でずれても2、3日まで。
播種期が重要になるのは、越冬時の苗の大きさが問題になるからです。
大き過ぎれば低温に感応しとう立ちしやすくなり、小さ過ぎれば玉の肥大が悪くなります。
種播きや植付けの時期が大事になる所以です。
昨年はやや早めの種播きでした。暖冬の影響もあって若干トウ立ちが見られました。
近年は想定を超えるような天候変動が珍しくありませんが、それは如何ともしがたい。
近年はセル苗を作る方も多くなっています。しかし、我が家は依然昔ながらの育苗です。
苗床は20日くらい前に苦土石灰、有機肥料を施用し耕耘、10日余り前に緩効性肥料を散布してロータリー耕耘。少々日数が経過してしまいました。
まず、ネキリムシやタマネギバエなどの害虫防除に粒剤を散布。
管理機の逆転ローターで耕耘を兼ね土を盛ります。


鍬でならしてかまぼこ形のベットに仕上げます。


さすがに小生もここはバラ播きではなくすじ播きです。
数センチ間隔に播き溝を付けます。


種はごく小さく軽い。


できるだけ間引きが不要になるよう薄蒔きにします。
見にくいですが、黒ゴマのように見えるのが種です。


指で播き溝を埋めて薄く覆土し、鍬で軽く鎮圧。


ここで軽く灌水。


強い雨に打たれて土が固まるのを和らげるためもみ殻を掛けます。


乾燥すれば灌水も必要ですが、それでも回数が多くなると結構固まりやすい。
しっかり灌水し、最後に不織布をトンネル掛けして終了です。


「ネオアース」に出会って以来、小生は品質や貯蔵性で最高の品種と評価しています。
ほぼ1年間賄うことになるので、失敗はできません。