里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

イチジク「蓬莱柿」の剪定

2023年12月28日 | 畑:果実類

今年はイチジク「蓬莱柿(ほうらいし)」がよく穫れました。
気温が高かったためでしょう。例年より早く10月早々から穫れ始め11月上旬いっぱい。
10月中下旬が最盛期でした。
遅い年なら10月下旬から半月くらいで終わってしまうこともあります。
未熟の果実を沢山残したまま終了することも多い。
今年はこれまでで一番。着果した殆どの果実が穫れた稀な年です。
11月も気温が高く、例年より遅い黄葉や落葉でした。


この「蓬莱柿」と言う品種は昔からあった在来種が枯れてしまったため新植したもの。
10年になりますが、未だ手探りです。
当地で昔から作られている在来種は「ブルンスウィック」という品種と明らかになっています。
近隣で「蓬莱柿」を作っている方はいないので、見る機会に恵まれません。
この品種は在来種より1ヵ月ほど遅い晩生の秋果専用種。その年に伸びた枝に実が着きます。
在来種と異なり、春から短期間のうちに新しい枝がもの凄く伸びます。
今年も8月初めには枝を間引きし、強く摘芯しましたが、それでもこのくらい伸びています。
以前作っていた在来種はほぼ半放任でした。この品種を放任したら手が付けられなくなるでしょう。
このイチジクから剪定します。


今年伸びた枝の大部分は切ることになりますが、自己流ながらルール化しています。
まず、地べたに付きそうな下枝は元から切ります。
主要な枝はこのように2、3芽を残して切り戻します。


必要な枝は20数本確保できればいいのですが、剪定時の見極めは難しい。
翌年伸びた後に間引きするようにしています。
これが剪定後。


このくらいの剪定量です。


このイチジクは樹勢が強すぎるためか熟すのが遅れます。
植付け時に有機物を入れすぎたのかもしれません。お礼肥などはしないようにしています。
別のイチジク。


同様に剪定しました。


困っているのはカミキリムシ。イチジクの幹や枝に特異的に侵入します。
すでに1本枯らしました。
これが幹に食い込んだ跡。


剪定しながらも針金を差し込んだり薬剤を注入したりしていますが、いたちごっこです。
剪定が全て終わりました。


毎年のことながら一挙に丸坊主になってしまうので、新芽が出るまでは未だ不安になってしまいます。



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2 コメント

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Unknown (さくらもち)
2023-12-29 13:01:16
キボシカミキリですね。一網打尽にして持って帰りたいぐらいです!来年も果物、野菜の成長記、収穫記、楽しみにしております。
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Unknown (kaz)
2023-12-29 13:22:42
さくらもちさんへ。
コメントありがとうございます。
イヤーほんと手を焼いています😥
昆虫採集お得意のさくらもちさんならお手のものでしょうけどね😅
それにしても手のかかった年賀状、いただいた人は感激でしょうね😊
それを200枚以上とは恐れ入りました👍
来年もよろしくお願い致します。どうかよいお年を。
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