里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

我流プール育苗~資材準備

2019年04月02日 | 水稲プール育苗
 水稲の育苗時期が近づいてきました。
 我が家では、大分前からプール育苗を行っています。
 種籾は水漬けを行っている最中ですし、先日は古いパイプハウスのビニール張りも行いました。
 このパイプハウスは水稲の育苗専用にしているので、前年育苗に使った後は、黒マルチを張りっぱなしにしています。
 このようになっています。
 
 
 何分古いので、利用するのは水稲の育苗期間に限っているのです。それと、せっかく均平になっている地面をあまり動かしたくないので。
 ビニールを張った後は、このようになっています。用心のために支柱を立てています。
 
 
 ビニールを張る前に簡単な掃除は済ませましたが、さらに綺麗にしないといけません。支柱は取り外してよけておきます。
 
 
 苗床の下に敷いている黒マルチはマルチ止め金具で止めています。ただ、これだけでは1年間もたず、風で飛ばされてしまうので板や重しをあげています。
 
 
  古い黒マルチをはずし、ほうきやならし板などできれいに掃除します。
 本来、プール育苗では、この段階で地面を均平にならす作業をしますが、すでに均平なのが分かっているので省略です。
 
 
  プール育苗を始めた最初の年は、かなり念入りに均平をとる作業をしました。元々、ここは10センチ以上の高低差がありました。最も気を遣う作業です。
 均平の取り方は色々あると思いますが、チューブで水を吸い上げサイホン式で高さの目印を付け、水糸を張って均平に土をならす簡易な方法です。
 一発で完璧にと言うのは難しいですが、数年繰り返すうちに実に均平になりましたので、その後は、できるだけ動かさないようにしています。
 自然に適度な硬さになり、仕事もやりやすくなっています。
 プール育苗については詳しい解説が出ています。私も基本はそれに倣っています。
 次に、プールを作る資材などをチェックします。
 
 
 
 
①プールの枠を作る貫板。
 これは、昔、家を改築したときに使ったものの残物です。
 幅3寸(9センチ)、厚さ2分(6ミリ)とちょうど手頃です。
 我が家の場合はこれですが、様々あるようです。
②一番下に敷くマルチ用黒ポリ。
 厚さ0.02ミリ、幅135センチ、長さ200メートルのごく普通の黒マルチです。
 草が生えないようにするため必須です。苗箱2枚(約120センチ)を並べるとぴったりなので、そのままスケール代わりになります。
③プールの敷物に使う透明ポリ。
 厚さ0.03ミリ、幅180センチ、長さ100メートルのトンネルなどに使う透明ポリです。
 今は専用のシートなども出ていますが、ポリは一番安く扱いやすい。
 しかし、さすがに0.02ミリのマルチ用では薄すぎます。当初からこのポリですが全く問題ありません。
 幅も枠にぴったりです。
④前年の使い古しの透明ポリ。
 新品透明ポリの下に2重に敷くためのもの。何といってもポリ1枚では危険です。
 前年使ったものをとっておきます。丁寧に扱えば問題なく使えます。ただ節約しても数百円のレベルです。
⑤マルチ止め用丸皿付きピン。
 黒マルチを止める長さ30センチの金具。
 木枠を止めるのにも利用にでき、すこぶる便利です。
 単価は忘れてしまいましたが、かなりの年数使えます。まだ一度も変えたことがありません。
 もちろん本来の畑のマルチ止めにも利用できます。
⑥仮止め用の洗濯ばさみ。
 プールに敷くポリを木枠に仮止めする時使います。20個程度でしょうか。
 作業中に結構飛んでしまうことがあるので、これだけで済ますのは少々無理と思います。
⑦透明ポリ押さえ用の直管パイプ。
 プールに敷くポリを抑えるために、解体したパイプハウスの直管を利用します。
 種を播いたときシルバーポリトウを掛けますが、その押さえにも同時に使うことができます。
 
 これで準備はオーケーです。


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