春ダイコンは「春の都」と「新春蒔総太り」の2品種作っています。
5月末から、種播き後ほぼ2ヵ月でまず「春の都」を穫り始めました。
種播きした後、マルチの上から不織布をべた掛けしていましたが、収穫開始に合わせ全て外しました。
これが現在の「春の都」。はっきりと一回り太く大きくなっています。

晩抽性品種ですが、種播き後ごく低温に当たったためトウ立ちが懸念され、事実花芽が確認されました。
現在になってもこのように花芽が見えるものがあります。

しかし、葉数は十分に確保され、ほんの僅か伸びたらすぐ切っており実害はありません。
これが「新春蒔き総太り」。

「春の都」から1週間ほど遅く数日前から穫り始めました。これは例年と同じ傾向です。
欠株はなく大方は生育も順調。但し発芽がかなり遅れたものが若干あり、それは生育も遅れています。
「春の都」とよく比べると僅かながら違いがあり、葉色が濃く葉の切れ込みが細かい。

根の太りは若干遅れます。と言っても数日~1週間と言ったところでしょう。
これは品種の特性で問題となるものではありません。むしろ収穫の幅が広がるメリットがあります。

「春の都」で確認された花芽やトウ立ちは全く確認できません。明らかに晩抽性では優るようです。

今は太りも十分で穫り頃を迎えています。
青首部分は「春の都」に比べると短く少し薄い感じがします。

穫ってみました。

1本は先が折れてしまいましたが、全体に肉付きは良く姿は悪くありません。
「春の都」と「新春蒔総太り」を比べてみます。右が「春の都」、左が「新春蒔き総太り」。

穫り始めはやや尻太りが物足りませんでしたが、しっかり肉が付いてきました。
洗って比べてみます。逆になって左が「春の都」、右が「新春蒔き総太り」。

青首の違いはかなりはっきりしており、従来通りです。
長さは「春の都」は今年こんな傾向ですが、従来はもっと伸びておりイメージが異なります。
たまたま今年だけなのか不明です。花芽やトウとの関係はないと思うのですが。
粘土質の我が家の畑としては太りは十分。食してはともに辛味は殆どなく瑞々しく甘く美味しい。