画仙紙 半切1/3

春になると一度は描きたくなる花がニホンスイセンです。
当地では福寿草とほぼ同時期に咲き、ともに春を告げる花と言えるでしょう。
我が家では福寿草の開花が天候に左右され遅れることもあるのに対し、ニホンスイセンの方が安定しているかもしれません。
それはニホンスイセンが石垣のすぐ側にあるため輻射熱で暖かくなるからと思われます。
但し、このニホンスイセンは八重咲きです。八重咲きは画になりにくい。
やはり6枚の小さな白い花びらに中心の黄色の副花冠、そして数花の房咲きがニホンスイセンのイメージです。
ラッパスイセンも咲いてきましたが、ニホンスイセンの清楚で可憐な姿は日本人好みと言えるでしょう。
ニホンスイセンの葉は殆どがしなやかによじれるのも大きな特徴。
我が家の一重のニホンスイセンは庭の外れにあります。モチーフとしては勢いがあまり良くありません。
少々意識して伸び伸びと描いてみました。
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