里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

プール育苗'23~苗箱並べと催芽(芽出し)

2023年04月09日 | 水稲プール育苗

プールに苗箱を並べ、同時並行で種籾の催芽(芽出し)を行いました。
種播きの前日の準備作業です。
作業中はハウスの屋根に遮光シートを掛け、換気をせずに気温を下げます。


我が家では種播きをする前に土入れした育苗箱を全て並べてしまいます。
通常は種播きから覆土まで終わらせてから並べるのが普通です。
昔は色んなやり方を試行しました。この方法が前日から作業が出来、体への負担も少ない。
すでに育苗箱には土入れを終えています。


ハウスの両方の妻側に積んであります。


両方の妻側から近い方のプールに苗箱を運んで並べていきます。


通路は広いのでそれぞれの通路から1列ずつ並べていきます。
プールの両端は1箱分くらい開けるようにして並べると入水する時や苗箱を移動する時などに楽です。


プールの枠と苗箱の間隔は数㎝開けて入水時の水の流れをよくします。


並べる時に注意しなければないのは乱暴に扱わないこと。
苗箱には乾いた床土が厚さ1㎝しか入っていないので床土が動きやすい。
種播きから灌水、覆土まで終わらせてから並べるのと比べると重さは半分もなく楽です。
体への負担が少ないので高齢者にとっては何よりですが、それでも無理しないことが肝要。
これで1/4が終りです。


同様に両側から並べて苗箱並べは終了です。


苗箱並べと同時平行で種籾の催芽(芽出し)を行います。
普通は鳩胸程度の芽出しがよいとされていますが、我が家の目安は100%の完全な芽出し。
寒冷地では発芽器で加温すれば発芽に問題はありません。
しかし、我が家のような無加温育苗では発芽が一番の問題になります。
そこで、まず種播きの段階で完全に芽出しをすることでリスクを軽減させます。
種播きは器械を用いず手播きするため完全に芽出しをしても支障がありません。
我が家では催芽器を所持しないので芽出しのやり方も小生流です。
浴室のシャワーから塩ビパイプでお湯をタンクに引き込む簡単な仕掛けをします。


引き込み時のお湯の温度は35℃くらいに設定し、種籾をお湯に漬けます。


温度が25℃くらいに下がったところでお湯を入れ替えます。
お湯を数回入れ替えれば十分です。


大概は一昼夜でほぼ芽出しができますが、完全芽出しのため余裕を見て1昼夜半掛けるようにしています。
これで種播き前日の苗箱並べと催芽(芽出し)は終了です。



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