
かつて春の楽しみの一つは沢ワサビでした。
一面に純白で小さく可憐な花を咲かせる姿を見ることで実に清々しい気分になったものです。
そして、心ゆくまで葉わさび漬けを味わうのが山菜の季節一番の醍醐味でした。
ワサビのあるところは我が家からは大分離れた少々不便なところにあるため日常的には行けません。
それで指標にしているのが裏山のシイタケの榾(ほだ)場近くのワサビ。

これは沢ワサビを移植し畑ワサビにしようと試み少しだけ定着したもの。
しかし、簡単には殖えてくれません。それでも、元が同じなので生育の進み具合が分かります。
ワサビの旬は花が咲く時期です。この畑ワサビの花が咲いたので様子を見に行くことにしたわけです。
沢ワサビの花が咲いていました。

このワサビは天然のものではありません。50年余りになるでしょうか、知人が数株植えてくれたのでした。
ここは北向きの山で立木に囲まれ常に日陰になっています。細い沢があり綺麗な湧き水が流れています。
ワサビに適した環境だったようで草を取る程度のことをしただけで自然に増殖し、一面に広がりました。
ワサビに適した環境だったようで草を取る程度のことをしただけで自然に増殖し、一面に広がりました。
但し、根を太らすような管理はせず自然まかせなので、主に葉ワサビとして利用します。
花の咲く時期は葉や茎が柔らかく葉ワサビとして最も美味しいのです。その後は次第に硬くなっていきます。
そんな楽しみを奪ったのがにっくきイノシシ。当地方にまでイノシシが北上するとは夢想だにしませんでした。
10年ほど前に散々荒らし回りこの沢ワサビは壊滅状態に陥りました。
わずかに残ったワサビも2019年10月の台風19号の豪雨が追い打ちを掛けました。
それでもここ2、3年はイノシシが少なくなっているようで復活の兆しが見えてはいました。
しかし、昨年は殆ど殖えた気配がなく試食程度の採取もしませんでした。
今年は僅かながら新たに殖えたと思われるワサビが確認できます。
この辺りは昨年も主に生育しているところであまり変わっていません。
この辺りは昨年も主に生育しているところであまり変わっていません。

この辺りに何株か新たに見えるようになりました。

この辺りには若い株が殖えたようです。

セリなどが生えている所に殖えたワサビが大きくなっていました。

この中の一つだけ採ってみることにしました。

ワサビの周辺の湿地には他にもいくつか山菜がよく生えています。
野ぜり。

クレソン。

三つ葉

採ったワサビは花、葉、茎、葉柄、根茎と余すところなく使います。

全てを葉わさび漬けにしました。

辛味もしっかり出て風味豊かに出来上がりました。

少しだけですが小生の待っていた春の味です。もっと復活し心ゆくまで味わってみたいもの。
先日のタラの芽とこしあぶらもうらやましく拝見しておりましたが、
沢わさび、クレソン、三つ葉、せり・・・
大好きなものばかりです!!
宝の山ですね。(*^-^*)
コメントありがとうございます。
アハハ!里山人の季節食と言うことですね😅
それにしても美味しそうですね👍旦那様が羨ましい!
移転先も着々とのようで、使い心地はいかがなものでしょう。
>ume724さんへ。... への返信
はてなブログの基本的な使い方(文字を入力して、写真を取り込む)などは
できるようになりました。
まだまだ「基本のキ」の状態です。
私にとってありがたいのは、goo blogのような
大げさな?リアクションボタンがないことです。
あのリアクションボタンを見ながら、毎回
「『役立った』が少ないってことは、私の記事は役に立ってないんだなぁ」と悩むことが多かったです。(T_T)
わざわざのご返信恐れ入ります。
なるほど、参考になりました。
gooblogもかつてはあんなリアクションなかったんですけどもね!