里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

干し柿づくり~横竹に吊す

2018年11月19日 | 干し柿づくり
 硫黄燻蒸を開始して1時間ほどでシートを解放し、乾燥用に設置した横竹に吊します。



燻蒸は30分ほど密閉すれば十分でしょうが、作業の都合で1時間近くになりました。
 燻蒸は漂白効果もありますから、皮をむいて時間の経過とともにわずかに黒ずんできた柿もきれいな色と肌になっています。



昔は軒下に吊していましたが、今は2階の窓際に窓を開放して吊しています。十分に風は通り、雨に濡れる心配がなく直射も当たらないので、干し上がりは悪くないようです。何より作業が大変にやりやすい。プロの方々の干し場に近い環境と思います。



 今は、プロの方々は、ひもを横にして吊すやり方がほとんどですが、人手のない我が家では難しく、昔ながらの縦に吊すやり方です。
 全部で30連ほどになりました。500個はあるでしょう。



この建物は、元々は葉たばこの乾燥場でした。父が亡くなって20数年。現在は、1階は機械や道具、収穫物などの置き場、2階は洗濯物の干し場のようになっていますが、干し柿づくりも2階のこの場でできます。



 乾燥には都合のよい構造になっています。棟にある横長の造りは、空気が抜けるよう開閉できる仕組みになっていますが、現在は開けることはめったにありません。
 これから1ヶ月あまりであんぽ柿、さらにはころ柿へと変わっていきます。
何年か前、柿を吊した後に季節外れの高温が続き、カビが発生して困ったことがありましたが、乾いた冷風を望みたいところです。


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