当地は空梅雨で気温が高く雨が殆ど降りません。他では大雨の所もあるのに昨日もほんの雀の涙。
その影響はサヤインゲンにも現れています。
サヤインゲンは蔓なしと蔓ありを時期を変えて作っています。
収穫しているのは蔓なしサヤインゲン。
品種は2品種。右が「さつきみどり2号」、左が「スーパーショット」。
4月25日に我流の省力直播き。発芽、生育とも不調ながらもそれなりの姿になりました。
6月25日頃から穫り始め、気温が高いためたちまち収穫最盛に。
先週がピークで今は大分少なくなってきました。
簡易な支柱をして倒伏を防ぎ、穫りやすくしています。
随時、枯れた下葉を整理するとより莢が見やすくなります。
これが「さつきみどり2号」
こちらの方が僅かに早いようです。
タキイ種苗の品種で、蔓なしサヤインゲンとしては昔ながらの品種です。
蔓なしサヤインゲンは穫り始めると一挙に成り込むのが特徴ですが、この品種は特に顕著なようです。
先週のピーク時には凄い数がぶら下がっていました。
莢の形は決して良くありません。曲りが多くゴツゴツし種の部位が目立ちます。
莢だけ見れば蔓ありのケンタッキーワンダーと言われても違和感ないかもしれません。
こちらが「スーパーショット」。
こちらが「スーパーショット」。
「さつきみどり2号」より僅かに遅いようです。
カネコ種苗の品種で、4年目になるでしょうか。
「さつきみどり2号」ほどの一挙の成り込みではないような印象ですが、やはり先週がピークで凄い数が成っていました。
この品種は曲りが少なくストレート型の綺麗な莢です。
莢の色が濃く種部が目立たず「さつきみどり2号」のようにゴツゴツしていません。
曲がりが少ないので収穫もしやすいといえます。しかし、一見硬い感じは否めません。
収穫した蔓なしサヤインゲ2種を比べてみます。
右が「さつきみどり2号」、左が「スーパーショット」。
違いは一目瞭然です。
当地方の馴染みの莢と言えば右の「さつきみどり2号」の方。いわゆるケンタッキーワンダー型の莢です。
ケンタッキーワンダーを少し小型にしたような姿と言えるかもしれません、
「スーパーショット」は曲がりが少なく見栄えが良いので一般の消費者好みと言えるでしょうか。
収穫や調製するのも楽なので生産者にとっても長所と言えます。
食味はどうか。助っ人によると同じように調理すれば明らかに「スーパーショット」が硬いと言います。
分りやすいのはお浸しですが、小生もそう思います。茹で時間を変えれば違和感はない程度の差ではあります。
しかし、率直に言うとどちらかを持って行けと言われれば「さつきみどり2号」に手を伸ばすでしょう。
2品種を複数年作ってみましたが、来年どうしようかは未だ迷うところです。
サヤインゲンは煮物、揚げ物、和え物など何れも美味しく欠かせません。
蔓なしサヤインゲンは短期集中型ですから次の蔓ありサヤインゲンに繋げるのが役割です。
これが蔓ありサヤインゲン。
これが蔓ありサヤインゲン。
こちらも2品種作っています。気温が高いため早いものは支柱の頂点まで達しています。
まだ花は咲いていません。順調に繋がるでしょうか。