里山悠々録

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夏秋キュウリの整枝

2022年06月29日 | 畑:果菜類

キュウリは植付けてから間もなく1ヵ月半、2本仕立てに誘引しています。


品種は今年初めて作る「OS交配ニーナ」。
6月に入り、半ばまでは低温多雨で日照不足、梅雨入り宣言後に一転して高温少雨と作物にとってもストレスの掛かる天候となっています。
2本仕立てにしている子蔓も伸びてきたので、主枝2本の格好がついてきました。


現在、キュウリの親蔓主枝は20数節に達しています。
例年なら支柱の頂点近くに達し、摘芯されるくらいの節数です。
頂点まではまだ数十㎝あるので、最終的には30節近くになりそう。


これは天候との関係もありますが、品種の特徴のようです。
この「ニーナ」と言う品種はそもそもハウス向きの品種と言いますから、徒長しにくく葉は小振りで、締まった姿に育成されているのでしょう。
褐斑病に強いという触れ込みですが、気温の上昇とともに止まりました。
親蔓主枝は10節までの雌花を全て搔きましたが、数日前から収穫が始まりました。
今の収穫はこのくらい。あと1週間もするとこの2、3倍穫れることになるでしょう。


この品種は節成り性が非常に高く、子蔓はもちろん親蔓にも雌花が100%着いています。
気温が高くなるとともに側枝(子蔓)も伸びてきました。
夏秋きゅうりでは親蔓から穫る果実はわずか、子蔓、孫蔓から多くを収穫します。
しかし、伸ばし放題にするとジャングル状態になり手が付けられなくなります。
そこで側枝(子蔓)は伸び具合を見ながら摘芯していきます。これが整枝です。
これは一様ではありません。時には摘芯せず伸ばすこともあります。
一番は主枝の間隔ですが、その時々のケースバイケースと言うしかありません。
我が家の現時点の目安は側枝(子蔓)の長さが15㎝。
2節(葉が2枚)が15㎝で収まるなら2節摘芯、それより伸びそうなら1節摘芯。
この中央の左に伸びる子蔓を見てみます。2節では15㎝を越えてしまいそう。


よって1節で摘芯します。孫蔓を早めに出した方が良いと判断しました。


この株を見ると2節摘芯と1節摘芯が混在しています。


摘芯は蔓が長く伸びる前、葉が展開したら直ぐやるのが理想とされますが、これがなかなか難しい。
今はこのように強い子蔓が沢山出ていますが、実が着いてくると伸びは抑えられてきます。
下の方の摘芯した子蔓(花が咲いている枝)からはすでに孫蔓が出ています。


孫蔓は放任が基本ですが、このような下の方は孫蔓でも摘芯します。
出来るだけ摘果もやります。果数が非常に多いので形の悪いものは早めに摘果し負担を少なくした方が得策。


今回の整枝は終了。


1株で見ると、これが現在の2本仕立ての姿。


ネット支柱の内側から見た姿。



夏秋きゅうりの収穫期間の目標は100日。
山あり谷あり。整枝も生育に合わせて変えていきます。



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