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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

夏秋キュウリは2本仕立てが完成し収穫最盛へ

2025年07月11日 | 畑:果菜類

夏秋キュウリは植付けてまだ50日余り。収穫は6月20日過ぎから始まりました。
穫ろうと思えばもっと早くから穫れましたが、しっかりと摘花しています。
我が家の夏秋キュウリは株間95㎝と幅広の2本仕立て。
20日ほど前に親蔓と3~5節目から出た勢いの良い子蔓1本を主枝とし2本仕立てに誘引しました


品種は今年4年目となる「OS交配ニーナ」。
今年は気温が異常に高く生育ペースが速い。
親蔓主枝から数日遅れて子蔓主枝、ほどなく側枝(わき芽)からも穫れ始め、たちまち収穫最盛期入りです。


このようなパターンは樹に掛かる負担が大きく樹勢が衰えやすい。
4年連続の収穫日数100日以上を目指しているので、スタートダッシュが良すぎるのは嬉しくありません。
7月早々には親蔓主枝の全てを支柱の頂点下で摘芯しました。
この品種は葉は小振りで節間が短いのが特徴です。この高温条件下でも30節を超え徒長していません。
我が家の支柱は廃材利用の手作りなので既製の支柱よりも低く、他の品種なら25節程度で摘芯することになったはずです。
子蔓主枝もこれが最後の摘芯。不注意で折損したため遅れたもので、本来は数日前に全て終えていたはずでした。


これで全ての株で2本仕立ては完成です。
今年は株間95㎝とより広くしていますが、主枝をほぼ等間隔になるよう誘引しています。
今では一見したところでは親蔓主枝と子蔓主枝の区別は殆ど付かなくなってきました。


株間を広くし、葉が小振りのため空間には余裕がありますが、側枝が伸びてくるのでこのくらいで丁度です。
昨年までべと病と褐斑病にやや弱い印象がありました。天候によるのかもしれませんが今年は殆ど出ていません。
所々にかすりや穴が見られるのはウリハムシ。今年は非常に多い。捕殺に努めているもののイタチごっこです。
主枝は中段から上まで果実が穫れてきました。


そして下段の側枝からも次々に穫れてきました。こうなると正に最盛期。


下段の摘芯された側枝(子蔓)からはすでに孫蔓が伸びています。
孫蔓は、摘芯しないで伸ばすのが基本ですが、ケースバイケース。下段の方は摘芯しています。


孫蔓を摘芯すればさらにひ孫蔓が出てきます。
我が家では側枝は15㎝を目安に摘芯しています。しかし、これも決まり切ったものではありません。


多くの場合、主枝の下段の方と芯止めした直下の上段数節の側枝はよく伸びるので普通に摘芯します。


中段の側枝は収穫最盛期になると伸びにくくなります、あまり綺麗に摘んでしまうと樹勢は弱ります。


理屈の上では、樹勢や側枝の伸び具合を観察し、常に複数の成長点が確保されるようにと言われます。
しかし、実践での判断は難しい。結果論的に摘芯の可否が逆の方が良かったかと思うことはしばしばです。
ただ株間95㎝と広いため多少は伸ばしたとしても混みすぎのリスクは軽減されるかもしれません。
最盛期と言っても長い期間の中では大小の収穫の波があります。
主枝と下段の側枝が重複して穫れてくる当面の半月ほどが最初のピークで、ここで樹にあまり負担を掛けたくない。
そこで、是非やりたいのが摘果。
この品種はほぼ100%の節成りで猛烈に着きます。ヘボキュウリになりそうなものはできるだけ摘果したい。


最盛期に入れば収穫量は植付け本数にあまり関係ないと言われており、我が家でも1本仕立ての時と変わりません。
連日、このくらい穫れるようになっています。


気温が異常に高いため生長が早く、市場出荷するなら朝夕2回の収穫をしないといけないでしょう。
自家用の1回収穫なら小振りのうちに穫るよう心がける必要があります。
今年の天候は出だしに沢山穫れ短命で終わる典型的なパターンです。昨年もそうでしたが、今年はそれ以上。
早めに敷き藁をし追肥も始めましたが、何より深層施肥の真価を発揮して欲しいところ。






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