春の山菜と言えば何と言っても王様の名を冠される「タラの芽」。
今年は昨年より僅かに遅いものの例年よりは1週間ほど早く採れました。
我が家では元々自生していたタラノキを手入れし、それなりの年月を掛け自然に増殖させてきました。
良いタラの芽を毎年採るためには採った後の管理が必要になります。
タラの芽はタラノキから芽吹く新芽のことなので、タラノキの管理と言うことになります。
我が家には2カ所に纏まったタラノキがあります。
これが一番群生化したところの4月下旬の収穫時のタラノキ。
タラノキは新しく伸びた枝の先に新芽(頂芽)が出来ます。そのタラの芽を採るわけです。
タラノキの枝は1mくらい伸びるため、放置すれば大きくなり、簡単には採れなくなってしまいます。
タラノキの枝は1mくらい伸びるため、放置すれば大きくなり、簡単には採れなくなってしまいます。
そこで、タラの芽を収穫した後は、速やかに2、3芽を残して枝を切り戻します。
ここのタラノキもすべて短く切り戻しました。
そして、これが6月半ばのタラノキ。
切り戻した枝からは残ったわき芽が生長し、新しい枝葉が伸びてきます。
これで枝の伸びは抑えられ、翌年の収穫も容易に出来る訳です。
しかし、その後は辺りに雑草も伸びてきます。タラノキの生育にとってはよくありません。
雑草の刈り払いを行います。
タラノキにはトゲがあり、混んでいるので少々やりにくい。
ちょっと間違うとタラノキまで簡単に切ってしまうため、多少雑草が残るのはやむを得ません。
実はこの場所は普通の下草はあまり生えず、一番が篠竹です。
そしてこれが現在。1ヶ月余り経ち大きく生長しました。
再び雑草の刈り払いを行いました。混んできたのでできる範囲です。
もう一つの纏まってタラの芽が採れるところ。収穫時はこんな感じでした。
やはりタラの芽を採った後、枝を切り戻しました。
こちらもこれが6月半ば。
これで来年は簡単に採れる高さにタラの芽が芽吹いてきます。
雑草が大分繁茂してきました。
刈り払いをします。
タラノキは地下茎で繁殖します。
中に枯れている木が見えます。タラノキは古くなると枯れる場合があるのです。
中に枯れている木が見えます。タラノキは古くなると枯れる場合があるのです。
しかし、代わりに地下茎から新しい芽が伸び出します。いわば世代交代です。
そしてこれが現在。こちらも再び雑草の刈り払いを行いました。
今年も大分新しい芽が伸び出しています。雑草を刈り払いすることで新しい芽が生長し、さらに繁殖するはずです。
これでタラの芽を採った後の大事な管理、枝の切り戻し剪定に続く雑草の刈り払いは終了です。