里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

トマトを水墨画で描く

2021年07月29日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙


トマトを水墨画で描きました。
普通はトマトは1本仕立てで栽培されます。
トマトは花房と言って1房に数個の実が成り、3枚程度の葉を挟みながら何段か花房を着けます。
葉の付け根には必ずわき芽が出ますが、1本仕立てでは全て搔いてしまいます。
私のトマトづくりは1本仕立てではなく、連続摘芯栽培という方法です。
この方法はわき芽を全て搔かず、活かす栽培法です。
ですから、1本仕立てとは姿が大きく異なります。
ただし、最初の花房までは同じように作るので、この画のモチーフはその第1花房。
第1花房は摘果し実を3個に制限しています。
トマトの実を側筆で描くとゴツゴツした感じのトマトになります。
今のトマトは綺麗でつるっとしているものが殆どですが、昔のトマトの実にはこのような雰囲気がありました。