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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

秋の松島へ

2022年11月12日 | 小旅

秋の松島を訪ねました。急ぎ足の半日コースです。
松島には何度も来ています。ただ、秋の紅葉盛りに合わせたことはないような気がします。
今回は少し遅いかと思いましたが、ほぼピタリでした。
当地はコロナ禍で一時観光客が激減。この度は平日にもかかわらず観光客で賑わっていました。外人客も多く見かけ、大分以前に戻ってきたと感じました。


湾内の遊覧には絶好の日和。松島観光には遊覧船が一番ですが、小生は30年以上乗っていません。
松島のシンボルと言えば五大堂。


陸地にごく近い小島にあるお堂です。


赤い小さな橋を渡って行きます。


坂上田村麻呂が東征のとき毘沙門堂を建立したのが始まり、現在の建物は伊達政宗公の創建によるもので、国重文。




ここから間近に福浦島が望めます。赤い橋が福浦橋。

近くにある観瀾亭。

文禄年間に豊臣秀吉から政宗公が拝領した伏見桃山城の一棟で、江戸藩邸からこの地に移築したもの。
障壁画等が国重文に指定されています。




名刹国宝瑞巌寺。


松島に来れば大概は寄ります。
長い参道はかつて荘厳な杉並木でした。残念ながら東日本大震災の浸水による塩害で多数が伐採されました。


境内のイロハモミジが見頃でした。


当寺院は828年慈覚大師の創建と伝えられ、元は天台宗の寺院でしたが、幾多の変遷を経て、現在は臨済宗妙心寺派の寺院です。
政宗公が再興に尽くし、菩提寺となっています。
国重文の中門。


国宝の本堂。


国宝の庫裏。


本堂裏の庭園。


政宗公お手植えと伝えられる臥竜梅。樹齢は約400年。


10年がかりの平成の大修理が行われ、装いも新たにしました。
多数の国宝、重文があり見応え満載ながら、堂内や宝物館は写真不可。
瑞巌寺に隣接する国重文の円通院。


近年はすっかり紅葉の名所として知られるようになりました。


今、松島の紅葉というとこちらが紹介されることが多い。




重文の三慧殿。


庭園も一層整備され、夜はライトアップされています。


晩秋の装いかと思ってきましたが、紅葉真っ盛りで、見頃でした。





今年は、先日の秋保大滝に続き、近距離で秋を楽しむこととなりました。





紅葉の秋保大滝から国営みちのく杜の湖畔公園へ

2022年11月05日 | 小旅

急ぎ足の紅葉狩りを楽しみました。半日コースなのでピンポイントで2カ所。
まずは秋保(あきう)大滝。
紅葉の名所でもあり、一番のシーズンなのでかなり人がいました。
仙台の奥座敷として知られる名湯秋保温泉から10数km、名取川の上流です。
駐車場から秋保大滝不動堂を通っていきます。


お不動様を参拝して下り滝見台へ。


秋保大滝は日本の滝百選の一つにも選ばれており、落差は55m、水量が多く豪快で絵になる滝です。


周囲の山々も紅葉の見頃。


滝壺を観るには迂回する必要があります。
遊歩道をしばし歩くと紅葉した木々の間から滝が少し見えてきます。


道が脇から回り込むようになっており、次第に滝が見えてきます。




正面近くまで進みました。


紅葉と滝の組み合わせはやはり見事、皆に好まれるのも分ります。


この滝は垂直でなく、やや傾斜があります。


最近は全く雨が降っていないので、水量はやや少ないと感じました。
多いときは水煙が立ち上り、さらに迫力が増します。


下流方向。


2カ所目は宮城県川崎町の国営みちのく杜の湖畔公園。


総面積は600数十haと広大。一般の人が通常訪れるのは、この「文化と水のゾーン」で、ここの敷地面積は約90ha。
こちらは度々訪れています。ただし、この時期は多分初めて。
正面の庭園ではちょうど植え替えが行われていました。


コスモスも終わって翌年の準備のようです。


園内の紅葉は随所で楽しめます。
広い駐車場のモミジバフウ。

ドウダンツツジの紅葉が盛り。

ドウダンツツジの赤とツツジの緑のコントラスト。


ニシキギ。

イロハモミジ。

イロハモミジの紅とケヤキの黄。


桜の紅葉はほぼ終りでした。


綺麗に黄葉したハナノキと言う名前を初めて知りました。

コキアは時季が過ぎました。


でも、これはこれで悪くありません。


園内にある東北6県の古民家を移築した「ふるさと村」には必ず足を運びます。


茅葺き屋根と紅葉がマッチングして風情があります。


急ぎ足ながら秋を感じる良い時間を過ごしました。




会津若松城下から野口英世記念館へ

2022年07月14日 | 小旅

会津三日目は会津若松市内。
雨を覚悟していましたが。思いがけず晴れました。
まずは前日夕方に訪れた鶴ヶ城。この時は小雨でした。


言うまでもなく、会津を象徴するお城です。
戊辰戦争では猛攻にも耐え、難攻不落の名城として知られますが、天守閣をはじめ全ての建物が取り壊され、現在の天守閣は昭和40年に再建されたもの。
観るのは何度目かになりますが、豪壮で優雅な天守閣です。
こちらが本丸の跡。


忠実に再現されており、石垣も見事。


最上層から見る眺望も素晴らしい。


会津武家屋敷へ。


会津の武家屋敷を一般の人が見学しやすいようにした施設です。




幕末の会津藩家老であった西郷頼母の邸宅を中心に、復元移築された歴史的建造物が建ち並んでいます。




豪壮な造りで、会津武士の生活が偲ばれます。歴史資料館など楽しみながら理解できます。


珍しい精米所も復元されています。


日新館。


会津藩校で、人材の育成を目的に建設された会津藩の教育施設を忠実に復元したもの。


藩士の子弟はこの藩校で学問や武道に励み、心身の鍛錬に努めたわけです。


当時の建築や学習の様子が分かりやすく観覧できるようになっています。


復元された日新館では、弓道や座禅など武士道の体験が可能。
多くの優秀な人材や、かの白虎隊について詳しく知ることができます。


野口英世記念館。


言うまでもなく細菌学者野口英世の記念館。
昔見た記念館からスケールが大幅にアップ、すっかりリニュアールされ見違えました。
展示室には野口英世の遺品や資料が沢山展示されています。


こちらは生家で、乳児期に火傷を負った囲炉裏も見ることができます。


こちらは「誕生地の碑」と「忍耐の碑」。


三日目は早めに見学を終え、帰途に。
この日、会津滞在中は天候が良かったのですが、我が県は大雨の情報があったからです。案の定、途中から土砂降りになりました。
何はともあれ無事帰宅。今回の小旅は満足のうちに終えることが出来ました。



大内宿から会津ころり三観音参り

2022年07月13日 | 小旅
会津二日目のスタートは下郷町大内宿。
あいにくの雨降りとなりました。
同地は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。


茅葺き屋根の古民家が並ぶ宿場の風景は圧巻。




ところどころに葺き替え間もない茅葺き屋根も見られます。


高台から望む街道風景は絵になります。


一本の長ネギを箸代わりにして食べる蕎麦が名物。


まだ人が多くなかったので、ゆっくりと楽しむことができました。


そして、会津ころり三観音参り。
お参りすることでピンピンコロリの願いが叶うと言う話しは我が県でもかなり知られています。
この機会に実践することとなりました。
会津には何度か来ていますが、何れのお寺さんも初めてです。
会津美里町中田観音弘安寺。


立派な本堂です。


西会津町鳥追観音如法寺。


山門、本堂は見事。


樹齢1200年のコウヤマキ。


会津坂下町立木観音恵隆寺。


本堂と千手観音が国重文に指定されています。
撮影は不可ですが、8メートルを超える観音様は凄いの一言。


小さな塔も風情があります。


三観音のお参りを達成できました。ご利益は有りや。
この後、蔵の町喜多方を訪ね、会津若松鶴ヶ城へ。泊まりは東山温泉。
会津に二泊するのは初めてです。本当に会津地方は広い。



奥会津から芦ノ牧温泉に

2022年07月12日 | 小旅

福島県の会津に来ています。
一昨年以来、コロナ禍の中、仏事がらみで近県に出た以外は県内に留まっていました。
今回、久しぶりに隣県に宿泊を伴う小旅です。小生も県民割の恩恵に与らせていただきます。
近頃は再び新型コロナウイルスが増加に転じ、逡巡はしたものの予防対策をしっかりして計画を実行することに。
東北自動車道を南下、福島県の白河インターから奥会津に向かいます。
途中、天栄村のブリティッシュヒルズへ。


ここは英国風のホテル、研修施設が建ち並んでいます。


以前、結婚式で来たこともあります。


今は、コロナ禍のためか人影はまばら。店も開いていません。


雰囲気だけを楽しんできました。


南会津に入り湯野上温泉に。駅舎がユニーク。



茅葺きの屋根に温泉足湯付き。



ぬくもりを感じさせる駅舎内。




奥会津の只見まではさすがに遠い。
田子倉湖。


重力式ダムの発電所。


かつて出ていた遊覧船は今はなく静か。


時間的余裕がなく奥只見はここで終わりに。
泊まりは芦ノ牧温泉。


初めてで、一度ぜひ泊まりたいと思っていました。
阿賀川上流沿いにホテルが建ち並び、ロケーションが素晴らしい。


散策を楽しみました。
ホテル部屋から。


お湯も食事もよかったです。