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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

銀山温泉から湯野浜温泉まで

2023年07月25日 | 小旅

1泊で山形県に来ています。刈り払い作業が一段落したところで息抜きです。
隣県なので大概日帰りが可能です。1泊となると少々遠い最上や庄内。
東北自動車道を北上、通常あまり通らない大崎市から加美町を抜ける国道347号線を西へ山脈越え。
銀山温泉はしばらくぶりです。
夜はガス灯に火がともり、郷愁漂う雰囲気が味わえますが、今回は泊まりはなし。
銀山川の両岸を散策。


木造の旅館が立ち並ぶ温泉街は昼間でもレトロな雰囲気が十分楽しめます。


銀山温泉はかのドラマ「おしん」で一躍有名になりました。


風光明媚な自然も楽しめます。
洗心峡。


銀山温泉からスイカが特産の尾花沢へ。
道の駅「尾花沢」。


寄るのは初めて。期待度が高かっただけに少々残念な気持ち。


当地に来ればお昼はやはり蕎麦。
近くでは知名度の高い次年子蕎麦がありますが、今回は新庄の手打ち蕎麦屋「さぶん」さんで。
美味しくいただきました。
近くの「新庄ふるさと歴史センター」。


新庄祭りの大きな山車が展示されています。


古い民具や農具がおびただしい数展示されています。


これほど多いのは見たことがありません。


今回は敢えて新庄から最上川を下らず、金山町の町並みを眺めながら真室川町へ。
良かったのが正源寺。


立派な山門です。
参道を歩くと山門の手前に何と線路と踏切があります。


この山門は湯殿山大日坊の総門であったものを昭和36年に移築したものだそうで、なるほどと納得。
本堂も大きい。


西に向かって酒田は何度か来ているので今回はパスし、湯野浜温泉へ。
海水浴場。


30年ほど前泳いだ記憶があります。
こちらのホテルで宿泊。部屋から夕日の沈むのが見えました。







奈良・東北のみほとけ展からあやめ園へ

2023年06月09日 | 小旅

東北歴史博物館で開催されている特別展「東日本大震災復興祈念 悠久の絆 奈良・東北のみほとけ展」を鑑賞してきました。
東北歴史博物館は宮城県多賀城市にある県の施設です。


当地は仙台市の東隣、その昔国府多賀城が置かれた歴史的な町です。
この特別展は東日本大震災から13回忌となる今年に合わせ開催されたもの。
4月15日から6月11日までの日程だったのでギリギリ鑑賞に間に合いました。


本展では奈良と東北の御仏国宝12件,重文27件を含む60件が展示されました。
但し、途中幾つかの入れ替えがあるため一度に全てが見られるわけではありません。
今回の目玉の一つ唐招提寺の鑑真和上坐像も入れ替えられ、近年作られた複製に変えられていました。
それでも多くの仏像を見ることが出来ました。
特に唐招提寺の国宝薬師三尊像はひときわ目を引きます。
法隆寺や興福寺の国宝、重文も多数展示。
奈良は何度か訪ねていますが、記憶が曖昧になっており、改めて良い機会に恵まれました。
また、これまであまり知らなかった東北各地の国宝、重文級の仏像が多くあることも分りました。
残念ながら当然に撮影は禁止。パンフレットのみです。


常設展の方は撮影OK。


旧石器時代から近世まで分りやすく展示されています。








その後に、近くの特別史跡「多賀城跡」の一角にあるあやめ園へ。
面積は約21,000㎡、800種300万本のアヤメ、カキツバタ、ハナショウブがあり、品種数は東北随一と言われます。
来週末からあやめ祭りが開催されると言うことで、さすがに見頃にはまだ早かったようです。
カキツバタはすでに終わっていました。
それでも品種が多いので今でも結構な数を見ることが出来ます。
あやめ園とは言いながらその殆どはハナショウブです。
あやめ祭りに向けて表示はまだ未整備でしたが、見たうちの幾つかを。全て別種で重複はありません。



















雑草の刈り払い作業もようやく終了し一安心。十分に愉しめました。


一面のポピーとシャクナゲを愉しむ

2023年05月27日 | 小旅

宮城県川崎町にある国営みちのく杜の湖畔公園を訪れました。
忙中閑あり、半日のコースです。
毎年のように訪れていますが、今年はこれが初めて。これまで5月下旬に訪れたことはありません。
一番の目的は今満開というポピーと晩生のシャクナゲ。
当園は総面積が600数十haと広大。
4つのゾーンからなり、一般の人が訪れるメインの「文化と水のゾーン」の敷地面積は約90ha。


平日ながら大型バスはかなり止まっていましたが、敷地が広大なので人影はまばら。安心してゆっくりと愉しめます。
正面のコーナーは丁度植え替えの時期でした。
今が季節の水辺の花が見れました。
スイレン。


ハナショウブ。


目的のポピーの畑に。


まさに見頃。一面のポピーです。


正式にはシャーレーポピーが正しいようです。
圧倒的に多いのが赤のポピーですが、よく見ると結構バラエティに富んでいます。


蕾が面白い。この曲がった首が特徴的です。


ポピーのイメージとは違った花も見られました。


思いがけず、蔵王連峰とのコラボ。ラッキーでした。


もう一つの目的シャクナゲ。
これまでもシャクナゲ目当てに訪れています。今回は晩生のシャクナゲの盛りを見たかったのです。
シャクナゲは4月下旬から見頃となりますが、品種によって満開の時期はかなり異なります。
昨年は5月中旬に訪れました。多分あの頃が一番のピークだったと思われます。
今年は気温も高く今頃には当然終わっているものも多くなっているはずですが、晩生の盛りを見る機会は少ない。
大部分は洋シャクです。全てに表示があったわけではありませんが、和シャクもありました。
以下見頃のシャクナゲ。すべて別種で重複はありません。






















結構晩生のシャクナゲも多いと分りました。
小生はシャクナゲが好きなので、大いに愉しめました。
シャクナゲのコーナーは一番奥にあるため足を延ばす人が少ないようで、もったいない。
この側には古民家を移築したふるさと村があります。やはりシャクナゲがありました。


小生は訪れるたび必ずこちらにも立ち寄ります。


ここまで訪れる人は少ない。残念な気もしますが、おかげでゆっくりと愉しめます。


南蔵王山麓の水芭蕉とカタクリの群生

2023年04月15日 | 小旅

高原で水芭蕉とカタクリの群生を楽しみました。
1週間ほど前、野良仕事の合間を縫って速攻で訪ねたもの。
記事が遅くなりましたが、水芭蕉が例年にない早い開花らしいので記録に留めます。
場所は当県南部の白石市三住地区の南蔵王山麓。標高が600数十m。
南蔵王は頂上付近は雲の中だったものの、雄大な姿が望めました。


コブシの花が盛りでした。


現地に着くと「水芭蕉の森」の表示が見えます。


今年は3月28日に開園式が行われ、例年より2週間早いと言います。
アカマツやミズナラなどの林を抜け、木道を進むと白い水芭蕉が見えてきます。


はじめのうちは水が流れておらず、わりと乾いた湿地。
やがて小さな水の流れのところに出ます。


水芭蕉はやはり水のある所が似合います。ただ当地は水は多くありません。
当地はハンノキの立木の中に水芭蕉が群生しているのが特徴。


数は約5万株と言われています。

ちょうど見頃でした。ほぼ満開です。


この辺りが最も密生している所。


純白の仏炎苞に棒状の花、そして太い葉脈の緑の葉は清々しい気分にさせてくれます。


近年、繰り返し来ていますが、今年は一番のタイミングでした。


近くの山にはカタクリも群生しているので、そちらも楽しみます。


ただ、立木やクマザサがある山の中はこのように群生といった感じにはなっていません。


しかし、おそらく山全体にカタクリがあるものと推察されます。
群生しているのは山裾。


道路側なので容易に見ることができます。


何時もはピークを過ぎ加減のカタクリを見ることが多いのですが、今年は本当にピークのようでした。


当地のカタクリは全体的に小振りなものの実に可憐。


水芭蕉の見学者はほとんどカタクリは見ずに通り過ぎるので気にせず楽しめます。
今年は一番の見頃の水芭蕉とカタクリの群生を堪能できました。

満開の桜に蔵王遠望

2023年04月04日 | 小旅

満開の桜から望む蔵王連峰を撮ってみました。


当地方のシンボルの山と言えば蔵王。
普段は蔵王山(ざおうざん)と呼ばれることが多いのですが、蔵王山という単独峰があるわけではありません。
お釜のある刈田岳を中心に南は不忘山から北東に多くの峰が連なる連峰です。
蔵王連峰を望む絶景ポイントは幾つかありますが、この時期、満開の桜とのコラボを撮りたいと思いつつ果たせていません。
自分の都合と、桜や天候のタイミングが合わないと達成できないのでそう簡単ではないのです。
4月1日朝はまずまずの条件になったので、短時間の予定で出かけました。
蔵王連峰を望む桜の名所と言えば、当県南部白石川沿いにある「一目千本桜」。


大河原、柴田両町の白石川堤防沿い約8キロにわたり樹齢100年級の桜の木が約1200本並んでいます。


今年の仙台のソメイヨシノの開花は3月26日、満開が3月31日と過去最速。


当地も満開でした。


雲も殆どなく晴れ上がりましたが、春特有の霞がかかっており蔵王連峰がくっきりとは見えません。


それでも幾つかのポイントで満開の桜から望む蔵王連峰を撮ってみました。







今年はコロナ解禁で桜祭りも開催され、全国ニュースにも流れました。
土曜日とあって朝から混雑。目的を達成すれば早々と退散することにしました。
もう少し近くで撮ってみようと東北新幹線白石蔵王駅近くのポイントに移動。
やはり霞んでおり、くっきりとはいきません。


近くの小学校の桜です。ここに桜の木があることは前から分っていました。


少し高みから望む蔵王連峰です。


樹齢は古くはないもののポイントとしては悪くない。






なかなか難しいものです。
移動中、偶然に出会ったベニシダレザクラから蔵王連峰を撮ることが出来ました。


満開には少し早く霞んでもいますが、思いがけなくも嬉しいことではありました。


今回の急ぎ足、満開の桜に蔵王遠望の記録は、こんなところで終了です。