■ 周南市議会議員選挙と民主党

先月の周南市議会議員選挙ですが、民主党は議席を落として います。と言うか、この選挙の内容が少し見え辛いので状況を 説明しようかと思います。 　まず、前回の選挙結果から...。 　■　2008年の選挙(周南市議会議員選挙) 　　　http://go2senkyo.com/elections/201109109165.html 　 ここでは、2人の候補が当選しており、歴任の 　■　炭村 信義元議員（　1753票　） と 　■　名目上二期　（　1621票　） と言う状況でした。 つまり、今回の選挙の前には2議席あった訳 です。コレを踏まえて今回の選挙結果を見てみましょう。 　■　今回の選挙（周南市議会議員選挙） 　　　http://go2senkyo.com/elections/2012040618879.html 　コレを見ると、民主党公認は1人になっていますよね。つま り、　【　票の一元化　】　を行っている訳です。 　前述の二つの票を足しすと 　【　3374票　】 　 と言うインチキのような票が出来上がりトップ当選のような状 態になるのですが、今回は前市長の島津議員の参戦で、パワー バランスが崩れるような状況になりました。 　と言うか、他の候補が自分の票で戦っている中、ムリにでも 強さをアピールしたい民主党。既になりふり構わない選挙をし ていた訳です。 　そう、こんなインチキな状態だと言ってしまえば出来高選挙 です。 　【　何だ？その出来高選挙は？　】 　【　そんな既成事実を作りたいのか？　】 と感じるような状態も、トップ当選どころか、島津候補の登場 でトップ当選ではなく、2番狙いの選挙になります。 　【　2番じゃダメなんですか？　】 と言う事で京の予算を削減しようとしていた民主党。まさか、 ここで、一番狙いが2番に落ちてしまうと言うまさかの展開が 訪れます。 　選挙とな異なる何かを求めているとしか思えない民主党。 どことなく、笑いの神にコビる姿が見え隠れします。 　そして、事実関係は分かりませんが、こんなのを見つけま した。 　■　日刊周南 　　　http://www.ccsnet.ne.jp/~nikkanss/news/1205news/120523.html 　ここを見ると、恐るべし事実に遭遇します。 　＊　前回は党推薦で1,621票で最下位ですべり込んだ。　＊ 　＊　今期で引退する同党の福川が地盤の炭村信義の支　＊ 　＊　援も受ける。　＊ 補欠がトップで、公認を受けると一気にビリに...。どことな く 　【　出落ちエッセンスに満ち溢れる状態　】 が見え隠れし、　【　既に始めた段階でネタだった　】　と さえ感じる状態に、笑いの神が反応しない訳がない。 　政治家において　【　落ちる　】　という縁起の悪い状態 を　【　出落ち　】　と言う更に縁起の悪い状態で実現して いる恐ろしさ...。 　真剣に求めている物が違う現実がそこにあります。そして、 今回の選挙では、 　【　トップで勝つつもりだったのに、気がつけば 　　　頑張っても2番がいいところ　】 と言う状況になっていました。そう、 　【　2番でもいいじゃないですか？　】 どこかで聞いたような言葉がリフレインします。 　出落ちの段階で既に求めているものが異なってしまってる にも関わらず、更に　【　狙っているのか　】　と思うよう な現実がそこにありました。 　日刊周南と言うモノの中には、 　＊　後援会事務所開きには　＊ 　　　【　蓮舫参議院議員　】 　＊　も激励に駆け付けた。　＊ との記述が...。 　【　い、居るじゃなイカ！　】 　【　フツーに2番のヒト来ちゃってるよ...。　】 そう、まさかの2番のヒトの登場！まさに、2番祈願をして しまっている状況が...。 　既に、選挙結果をそっちのけで別のモノでも求めている ような状況が見え隠れします。 　 　■　元市長の参戦で票数が固まる展開により 　　　票数が少なくても受かる可能性が出た 　■　投票率が低く、票数が少なくても受かる 　　　可能性が出てきた 　■　一番狙いで候補を一つに集約し票数を倍 　　　増させたインチキ選挙 と言う言葉を悪くすれば 　【　勝って当然の出来高選挙　】 　【　むしろ仕組まれてる気さえする　】 のでクレームでも点きそうな状態で望んでいます。そう、 勝って当然の選挙で臨んだ民主党。二つの議席を足して 　【　3374票　】 と言う皮算用で臨む選挙。投票率は3%程度少ない状況。 　前回選挙と比較すると3%程度投票率が異なるので、3% 程度引いたとしても所詮は100票程度 　【　3200票確定　】 で、 　【　2番でいいじゃないですか！　】 と言う選挙に打って出ます。そう、一番狙わずに2番を狙 う不思議な選挙。首長選挙や国政選挙では落選になる2番 狙いと言う謎が謎呼ぶ選挙を展開。そして、開票作業が終 わり結果が出ます。 　 　【　半ば出来高選挙　】 と言う状況出迎えたソレの結果は...。 　【　1385票...。　】 民主党の不人気は予想をはるかに越え、4年前の得票数で は考えられない程に減っていたと言えます。 　ザックリと言うと、52%と48%と言う比率ですから、もし 仮に2議席で選挙をしていたとすると、 　720票 　665票 と言う壮絶な状態に...。ちなみに、この状態だと、下から 3-4番目を現職がダブルで占めると言う悪夢のような状態に。 　【　ダメだ、民主党の現職がダブルでブービー賞 　　　だけは回避しなくては...。　】　 と言う状況から一元化をしていその上で負けてしまう恐ろ しさ...。 　つまり、 　【　公認して大丈夫なのか？　】 と言うような状況にも関わらず、公認してみたら、大方の 予想の通りに落ちたという...。 【　アレだけ豪快にすっ転んでるんだから今回も！　】 と言う多くの期待に見事に答え、立ち直り方さえ忘れてし まうような落ち方をしています。 　最初の段階で出落ちで、2009年には、酒によって階段か ら落ち、そして、今度は盤石な状況で臨んで見事に落選。 　これがホントの　 　【　三段落ち...。　】 　落ちて落ちて落ち倒す。まさに、落ちるために生まれて きたかのような状態です。 　選挙で勝つコトではなく、ウケを狙ったその姿に心をを 打たれた、お節介で打ち所の悪い笑いの神が 　【　三段落ち　】 を完成させるべく、 　【　盤石な状態で臨む出来高選挙で落選　】 と言う最強の落ちを用意してくれていたようにも見えます。　 　むしろ、ここまで票を固め、その上で、票数においても、 環境においても、優位に働き 　【　限りになく議席の譲渡に近い選挙　】 を展開し落選するようだと、候補の強さや運の有無を通り 越して 　 　【　単純に縁起が悪い　】 としか言えません。いや、強いて言うなら 　【　露骨に縁起が悪い　】 むしろ、 　【　縁起が悪いにも程がある　】 と言うレベルですね。 　 　ちなみに、参議院議員選挙と言うのは、範囲で言うと知事 選に近いので、候補が異なる部分があるのですが、少なくと も 【　その時点での正当の出口調査的なモノは見れる　】 訳です。その状況において、山口県の状況だけで言うと、民 主党は各地域で惨敗となっていました。つまり、あの状況か ら 　【　統一地方選は議席を落とすことが明白　】 だった訳です。そして、案の定。県議会議員選挙では、2008 年よりも一つ議席を落とし、自民党が一つ議席を増やす結果 になりました。ただ、議員の顔ぶれは変化しているので、 　【　実際には3議席分落としている　】 と言う状況にあります。つまり、国政、県政の選挙において 既に、勝ちが見えない状況にあった中で、今回の 　【　二つの議席を集約するという離れ業を 　　　やってのけ、更に見事なまでに勝ても 　　　しなかった　】 と言うのが今の民主党の実力と言えるのかも知れません。 　今回の周南市議会議員選挙は議席数を4つ減らした状態で の選挙だったようですが、仮に元の議席数だったとしても、 今回の公認候補の順位は 　【　35位　】 つまり、議員定数の削減などに関係なく落ちるべくして落 ちていたと言う状況しかありません。 　そう考えると、 　【　補欠選挙の1年で全部が終わっていた　】 と言う状況だったと言えるのかも知れません。 　と言うよりも、これだけの状態で勝てなかったら何やっ ても勝てないので、多分、 【　選挙に出ても今後は票も取れない可能性が高い　】 とも言えます。しかし、内容を見てみると惨敗にも程があ る内容で、 　【　あそこの政党はここまで痛んでるのか？　】 と驚きを感じてしまいます。 　こうしてみてみると、あらためて 　【　あそこの党は層が薄いんだな　】 と言うのを実感します。

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