■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ フォーカシングレール

2007年05月15日 | ○ Camera
 マクロ撮影の際に、フォーカスリングを回して調整すると言うのがフツー

ですが、デジカメの場合、フォーカスリングやマニュアルフォーカスのない

製品も結構あります。こう言った製品の場合、マクロ撮影の際には、距離で

合わせると言う手法を取ります。

しかし、三脚に付属している雲台にはそう言った機能はないので、特別なも

のを三脚に載せる必要があります。

この時利用するのがフォーカシングレールです。

通常三脚は、三脚本体か、もしくは雲台とクイックシューが付属したものも

ありますが、そのレールが付いた製品はありません。

マクロというと、デジタル一眼レフの独壇場で、広角側のレンズを逆向きに

マウントに接続する 「 リバースレンズアダプタ 」 や レンズとマウ

ントの間に噛ませて焦点距離を伸ばす 「 中間リング 」 や倍率を上げ

る 「 クローズアップレンズ 」 などがあります。

ただ、こう言った製品でも蛇腹の付属したレールで距離を調整して撮影する

場合もあるので、マクロではかなり利便性の高いアイテムと言えるかもしれ

ません。

そんなフォーカスレールですが、確実にマニュアルフォーカスがないカメラ

でも距離の調整が行える 「 フォーカシングレール 」 があるようです。

ユーエヌの 

ミニスライダー UNP-5697 4,725円


と言う製品ですがこの製品は、雲台に取り付けるベース部分の上に、丸パイ

プ状のレールがありその後方にあるノブを回すと、カメラが前後に動くと言

う仕組になっています。

ちなみに、移動距離はノブが一回転すると3mm移動するようで、最大で32mm

程移動するようです。

 この製品は、マニュアルフォーカスによる撮影が可能なデジカメでも恩恵

を受けますが、それ以上にマニュアルフォーカスがない製品のほうが威力を

発揮するように思います。

 オートフォーカスで合わせる場合、焦点距離の変更を確実にカメラと被写

体の距離のみで調整する必要性があるので、こう言ったミリ単位での調整は

結構出てきます。


(顕微鏡でピント合わせるときに被写体とレンズの距離で調整するのと似て
 ますよね)


そう言ったシチュエーションではこの製品は確実に威力を発揮します。また、

マニュアルフォーカスの場合でも、倍率が高いシチュエーションではピント

位置が探り辛く、リングと距離の双方で合わせるという感じになるので、極

度に高倍率のマクロでもかなりの威力を発揮してくれるのではないかと思い

ます。

デジタル一眼レフ用の製品はそういう製品でもかなり巨大なのでコンパクト

デジカメにはちょっとおおげさ過ぎますが、小型三脚やそれより少ししっか

りした三脚と組み合わせれば、手ブレのないマクロを楽しめるように思いま

す。

ちなみに、コンパクトデジカメに限りますが、ホームセンターで販売されて

いるルーペなどをレンズの前にくっつけて撮影すると、焦点距離が変化して

クローズアップフィルターの効果が得られたり、小さなレンズのものを利用

すると顕微鏡のような写真を撮影することも可能となります。

また、焦点距離があっていてもピントが迷うシチュエーションの為に、オー

トフォーカス補助の為に名刺のような確実に映像に違いのあるモノを用意し

ておくとマクロの場合便利です。

ちなみに、レンズには焦点距離があるので、それより近いとどれだけ頑張っ

てもピントが合わないので、それに注意すれば失敗が少なくなります。


(デジカメや携帯に限らず、レンズやカメラには最短焦点距離が明記されて
 おり、この距離より短いとピントがあわないのですが、カメラ本体のレン
 ズの前にクローズアップフィルターやルーペなどを置くと焦点距離が変化
 してもっと寄れるようになります。ただ、これを行う際にはレンズに傷が
 入らないように注意してください。)


そんなマクロ撮影を少しだけ快適にしてくれそうなこの製品はなかなか面白

いなと思います。


■ メーカーサイト
  ユーエヌ
 


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