今年、ビクターに続きパナソニックがフルHD製品をリリースし、AVCHDカム
ではCANONも参入しハイビジョンハンディーカムも群雄割拠の戦国時代を向
かえた感があります。ハイビジョンと言うと解像度が高いという絶対的な良
さがあるのですが、ここまで増えてくると選択肢の中にそう言った製品が登
場してくると思うので、HD特有の事象と幾つかの注意点は押さえておく必要
はあるように思います。
まず、ハンディーカムに限らず撮影素子が何であるかで撮影のシチュエー
ションが変わってきます。現在、撮影素子というと、 CMOS と CCD に別れ
るのですが、この素子にはそれぞれ
・ CMOS (逆光のシチュエーションに強いが暗さに弱い)
・ CCD (逆光のシチュエーションに弱いが暗さに強い)
と言う特性があります。
ただ、HD特有の特性も結構あります。
まず、
” Z軸方向に移動する被写体にAFが追い付かない場合がある ”
事です。これは、SDカムのフォーカスの手法そのままの製品だと起きる事象
で、フォーカスが迷うと言うSDカムでは、時々しか起きない事象ですが少し
フォーカスがゆったりした製品もあります、当然、上位機種のようにフォー
カスが速い機種と言うのもありますが、それを踏まえて撮影する必要はある
ように思います。(マニュアルフォーカスがある場合、一眼レフみたいにオ
ートとマニュアルを使い分けるほうがいい場合もあるようです。)
次に、フレーミングがシビアになった気がします。
これは感覚的なものかもしれませんが、SDでは背景にざわめく動体があって
もそれ程うるさくなかったのですが、HDの場合、そのひとつひとつが際立っ
てしまい、視点誘導の効果さえ持ってしまい兼ねません。
そう言った意味では、SDより余剰なものが入らないように撮る必要があるよ
うに思います。
また、パンを多用すると、酔ってしまいそうになるのであまりよろしくない
というのも高解像度特有のものかもしれません。
最近は、HD記録型製品やFX7のオプションなどでHDD記録が可能になっている
ので発生率が変化しているのかもしれませんが、MPEG2_TSの場合、フロッグ
と言う、絶望的な現象が時に発生します。記録メディアが大ハズレなのか、
撮りかたに問題があるのかはまちまちですが、GOP単位で丸ごと記録されてい
ないと言う物凄く嫌な事象が発生する可能性があります。
ただ、必ず起きることではなく、間違ってカメラを落としてしまったと言う
事象が起きるのと同様なので、これも想定して撮りましょうと言うのが基本
と言う気がします。とりあえず、テープ記録製品の場合メーカー指定のソレ
を利用したほうがいいと言う事です。
後は、HDをHDで再生させるには環境が必要と言う事くらいでしょうか。
とりあえず、現状では、HDMIやD4かD5端子でなければハイビジョンは解像
度が足らない状態で再生されます。
それでも汚くはないのですが、映像とは違ったモノとなります。
SDと確実に違うのは、PCでの編集かもしれないですね。
現在、カットして繋ぐだけだと間違いなくAVCHDが重たいです。次いでHDV
のMPEG2_TSだと思います。現在DualCore製品が増えているのでMpeg2_TS
に関しては、コンシューマPCを上限あたりまで拡張してしまえば結構快適
に作業はできますが、AVCHDはまだオーサリング環境も編集環境も整ってい
るとは言いがたい状態で、カット編集をカメラ付属ソフトで行うか現行の
ソフトがその機種に対応するアップデートファイルを待って利用すると言う
状況です。
また、YUV2非圧縮の動画と、24Bit 96KHzのPCMの組み合わさったSDサイズ
のAVI編集を行う場合、
Pentuim4 3EGHz
1024MB DDR
GeforceFX 5200 (128MB)
でRAIDなしでも大丈夫(できればあったほうが良い)なのですがHDVと言う
とスマートレンダリングやプロキシを作るソフトでももっさり感があります。
つまり、重たい訳です。
また、ファイルのエンコードについても、ここで以前、Playstation3のAVC
ファイルで書いたように、映像の尺によっては一日作業だったり数日作業に
なる可能性もあります。
また、AVCHDに関しては利用しているのは通常のDVDなのですが、ディスクの
フォーマットとファイルが違うため通常のDVDプレイヤーでは閲覧できません。
通常、この手のHDカムの場合は、
・ S端子などのコンポジットケーブルでの出力
・ D4/D5/D6などのD端子での出力
・ HDMIケーブルでの出力
によってテレビやデッキと接続して映像を閲覧する言うのが基本となります。
AVCHDに関しては、PLAYSTATION 3が代表格ですが、BDレコーダーやBDプレイ
ヤーでも対応している製品があるようです。
何時が買い時というのはなかなか難しく、すぐに撮りたいものが多くある人で
あれば、現状の製品を即決となりますし、そうでない人であれば、編集や再生
環境がバリュー感のある状況で導入したほうが賢いと言う事になりますから、
・ どの時期に
・ どれ位の予算で
・ どれ位のクオリティーの出る製品が
・ どれ位の期間必要か
と言うことを考えて購入するといい製品を最適な時に得ることが可能だといえ
ます。
また、短期間であれば、リースと言う手もあるのでその頻度がどの程度利用す
るかによって、リースの方が安い場合もありますし、購入してしまったほうが
安価な場合もあります。
リースの場合、結構新し目の製品やプロシューマ用の機材が使用できると言
うメリットもありますが、高価だったり新品ではないと言うデメリットもあり
ます。
ハイビジョンは見るモノから個人が撮れるモノへと変化しつつあるのですが
結構過去の機材とは違った注意点が多くあると言う事を理解して利用すれば、
解像度にあった映像を得ることが可能かなと思います。
ではCANONも参入しハイビジョンハンディーカムも群雄割拠の戦国時代を向
かえた感があります。ハイビジョンと言うと解像度が高いという絶対的な良
さがあるのですが、ここまで増えてくると選択肢の中にそう言った製品が登
場してくると思うので、HD特有の事象と幾つかの注意点は押さえておく必要
はあるように思います。
まず、ハンディーカムに限らず撮影素子が何であるかで撮影のシチュエー
ションが変わってきます。現在、撮影素子というと、 CMOS と CCD に別れ
るのですが、この素子にはそれぞれ
・ CMOS (逆光のシチュエーションに強いが暗さに弱い)
・ CCD (逆光のシチュエーションに弱いが暗さに強い)
と言う特性があります。
ただ、HD特有の特性も結構あります。
まず、
” Z軸方向に移動する被写体にAFが追い付かない場合がある ”
事です。これは、SDカムのフォーカスの手法そのままの製品だと起きる事象
で、フォーカスが迷うと言うSDカムでは、時々しか起きない事象ですが少し
フォーカスがゆったりした製品もあります、当然、上位機種のようにフォー
カスが速い機種と言うのもありますが、それを踏まえて撮影する必要はある
ように思います。(マニュアルフォーカスがある場合、一眼レフみたいにオ
ートとマニュアルを使い分けるほうがいい場合もあるようです。)
次に、フレーミングがシビアになった気がします。
これは感覚的なものかもしれませんが、SDでは背景にざわめく動体があって
もそれ程うるさくなかったのですが、HDの場合、そのひとつひとつが際立っ
てしまい、視点誘導の効果さえ持ってしまい兼ねません。
そう言った意味では、SDより余剰なものが入らないように撮る必要があるよ
うに思います。
また、パンを多用すると、酔ってしまいそうになるのであまりよろしくない
というのも高解像度特有のものかもしれません。
最近は、HD記録型製品やFX7のオプションなどでHDD記録が可能になっている
ので発生率が変化しているのかもしれませんが、MPEG2_TSの場合、フロッグ
と言う、絶望的な現象が時に発生します。記録メディアが大ハズレなのか、
撮りかたに問題があるのかはまちまちですが、GOP単位で丸ごと記録されてい
ないと言う物凄く嫌な事象が発生する可能性があります。
ただ、必ず起きることではなく、間違ってカメラを落としてしまったと言う
事象が起きるのと同様なので、これも想定して撮りましょうと言うのが基本
と言う気がします。とりあえず、テープ記録製品の場合メーカー指定のソレ
を利用したほうがいいと言う事です。
後は、HDをHDで再生させるには環境が必要と言う事くらいでしょうか。
とりあえず、現状では、HDMIやD4かD5端子でなければハイビジョンは解像
度が足らない状態で再生されます。
それでも汚くはないのですが、映像とは違ったモノとなります。
SDと確実に違うのは、PCでの編集かもしれないですね。
現在、カットして繋ぐだけだと間違いなくAVCHDが重たいです。次いでHDV
のMPEG2_TSだと思います。現在DualCore製品が増えているのでMpeg2_TS
に関しては、コンシューマPCを上限あたりまで拡張してしまえば結構快適
に作業はできますが、AVCHDはまだオーサリング環境も編集環境も整ってい
るとは言いがたい状態で、カット編集をカメラ付属ソフトで行うか現行の
ソフトがその機種に対応するアップデートファイルを待って利用すると言う
状況です。
また、YUV2非圧縮の動画と、24Bit 96KHzのPCMの組み合わさったSDサイズ
のAVI編集を行う場合、
Pentuim4 3EGHz
1024MB DDR
GeforceFX 5200 (128MB)
でRAIDなしでも大丈夫(できればあったほうが良い)なのですがHDVと言う
とスマートレンダリングやプロキシを作るソフトでももっさり感があります。
つまり、重たい訳です。
また、ファイルのエンコードについても、ここで以前、Playstation3のAVC
ファイルで書いたように、映像の尺によっては一日作業だったり数日作業に
なる可能性もあります。
また、AVCHDに関しては利用しているのは通常のDVDなのですが、ディスクの
フォーマットとファイルが違うため通常のDVDプレイヤーでは閲覧できません。
通常、この手のHDカムの場合は、
・ S端子などのコンポジットケーブルでの出力
・ D4/D5/D6などのD端子での出力
・ HDMIケーブルでの出力
によってテレビやデッキと接続して映像を閲覧する言うのが基本となります。
AVCHDに関しては、PLAYSTATION 3が代表格ですが、BDレコーダーやBDプレイ
ヤーでも対応している製品があるようです。
何時が買い時というのはなかなか難しく、すぐに撮りたいものが多くある人で
あれば、現状の製品を即決となりますし、そうでない人であれば、編集や再生
環境がバリュー感のある状況で導入したほうが賢いと言う事になりますから、
・ どの時期に
・ どれ位の予算で
・ どれ位のクオリティーの出る製品が
・ どれ位の期間必要か
と言うことを考えて購入するといい製品を最適な時に得ることが可能だといえ
ます。
また、短期間であれば、リースと言う手もあるのでその頻度がどの程度利用す
るかによって、リースの方が安い場合もありますし、購入してしまったほうが
安価な場合もあります。
リースの場合、結構新し目の製品やプロシューマ用の機材が使用できると言
うメリットもありますが、高価だったり新品ではないと言うデメリットもあり
ます。
ハイビジョンは見るモノから個人が撮れるモノへと変化しつつあるのですが
結構過去の機材とは違った注意点が多くあると言う事を理解して利用すれば、
解像度にあった映像を得ることが可能かなと思います。