水瓶

ファンタジーや日々のこと

大佛次郎記念館

2015-01-11 12:25:16 | 横浜の観光・博物館など
ライトの上にいるのは、そう、猫です。
昨日は港が見える丘公園内にある、大佛次郎(おさらぎ・じろう)記念館に行って来ました。
(実はここに来る前に別の場所に行ってるのですが、写真が多いので記事は後日に。乞うご期待?)

大佛次郎さんという方は、知る人ぞ知る無類の猫好きだそうで、
猫の置物なども沢山集めていたそうです。
作家だけあって雑誌や原稿の展示が多いのですが、特に注意書きはなかったけれど、
たしか以前見た時に、紙系の撮影は傷むのでご遠慮下さいとあったような気がするので、
その辺の写真は控えることにしました。
でもここは建物(特に内部)もいいんですよ。


エントランス付近。凝った照明でしょう?


この七つの電灯の上に置いてあるのは、大佛次郎さんの遺品から選ばれた猫たちだそうです。
「建築の七燈」を表しているんだそう。
しかし思い思いの姿をした猫たちが置かれていてユニークですね。


上から見下ろした入口付近。先のリンクのwikiにはフランス風とあるんですけど、
どっちかっていうとエジプト風だよね、と森のなかまと話していました。


手あぶり猫。火鉢のようにして使ったようです。あったかあったか♪


犬のような猫と招き猫。見かけるとつい買っちゃうんでしょうね。わかる、わかるぞ。
猫の良さって、誰のものでもない感じかなあ。


これは大佛次郎さんの蔵書、、、ではなく、大佛次郎さんの全著書。
いや、本棚入りきってないので、まだあります。
版違いで重複してるものもありますが、多いです。すんごいパワーだ・・・!!
難しい本から鞍馬天狗など少年向けの本、また小さい子ども向けの絵本まで、
幅広い本を書かれていたようです。
うーん、まさにプロって感じだ………

「苦楽」という雑誌を立ち上げたそうなんですが、毎号の表紙は鏑木清方、
ほか執筆陣から挿絵から採算度外視の豪華な布陣を組みすぎて、三年で廃刊になったそうです。ありり。。
その「苦楽」や、当時出版されていた他の本も展示されていましたが、デザインの変遷が面白かったです。
この頃の本の装丁デザインて、なつかしいだけじゃない、独特の良さがありますね。
すごくていねいに、大事に作ってる感じ。本が今よりも高価なものだった時代に。


同じ建物内にあるティールーム「霧笛」。ここも猫グッズがいっぱい。
オリジナルチーズケーキとコーヒー紅茶のセットがおすすめです。


アメリカ山公園から見た日暮れ。少しずつ日がのびてきました


元町夕景。このきりっと澄んだ空気は冬だけですね。寒いけど……


記念館でおみやげに買って来た百円缶バッジ、「スイッチョねこ」のしろきち。
実は大佛次郎さんで読んだことがあるのは、絵本の「スイッチョねこ」だけなのです。
本当に大人の人(猫好きな)が、小さい子のために書いた本という感じで、すごくいいですよ。
絵も話もほんわかしてます。


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