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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

台所の清掃

2015年10月22日 00時00分01秒 | マニュアル

 毎日利用する台所は清掃に時間が掛かるところである。食器や調理器具は使えばその都度中性洗剤等を利用して、洗い、乾燥させて直に使うことを考えて収納している。食料品は冷蔵庫へ収納しているが、乾物や調味料等は、棚や収納場所においてある。年に数回行う大掃除では、台所全体を対象にする。集中して行うのは換気扇やダクト周りであるが、ほとんどは油汚れである。調理に利用する油は、加熱により水分と反応してはじき飛ぶ。そのときに細かい霧状となって空気中に放出される。

 

 フードで集め、ダクトから排気線でフィルターを通して室外へ出すが、換気扇の能力にもより、空気中に浮遊する細かい油まで完全に除去することが出来ない。空気中の油は台所の細部に入り込み、埃とともに固着する。食用油は乾性油ではないが、不乾性油であっても空気中の産により参加する。酸化が進めば固化してゲル状になる。吊した調理用具はもちろん、冷蔵庫の上部、開き戸がついていても扉全体に付着する。室内壁、天井に至るまで、付着するため、その除去を行う清掃はあらゆる場所といった方がよい。

 

 油汚れ専用の洗剤でも良いが、除去効果は一概にはいえず、完全に落とす強力な洗剤は、素手で行うと炎症を起こす場合もある。皮膚に優しいといわれている洗剤は洗浄、脱脂効果が低い。いくつか試してみると良いが、混合すると有毒ガスを発生することもあるので、取り扱いには十分注意し、取扱説明書を熟読する。

 

 キッチンハイター等の名称で使われる台所用漂白剤が効果のあることが多い。この漂白剤は、除菌・漂白・消臭効果を唱っていて、次亜塩素酸ナトリウム・水酸化ナトリウムが主成分であり、アルカリ性で塩素系の漂白剤である。油のほとんどは脂肪酸なので、油を中和する働きもある。ただし、メラミン食器、ステンレスを除く金属製品、天然石の調理器具へは使用しない。漂白効果が高いため、服に液が飛び散らないように注意する。規定量を守り、使用後は規定時間経過すれば水洗を行う。

 

 バケツ等に水を入れて液を薄めて使うが、直接原液を使わないため、浸す時間を汚れの除去具合を見ながら確認し、長時間浸けておかない。頑固な油汚れは液体クレンザーを使うこともあるが、強くこすりすぎると、塗装面や、素材面を傷つけるので、注意が必要である。傷を気にするのであれば、洗濯用洗剤を濃いめにして豚毛の刷毛でその部分に塗り、湿らせたベーパータオルで覆っておくと除去できる。



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