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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

樹木の剪定(2回シリーズその1)

2014年01月06日 00時00分01秒 | マニュアル

 正月前にはどの家庭でも大掃除をするが、最近はあまり大がかりな掃除風景を見なくなった。普段からこまめに手入れが行われているからであろうか。この地区の庭木の手入れは造園業者が近所の家を回るので、殆どが業者任せであるが、我が家では花芽が付いたロウバイ(蝋梅)を切り落とされたことが過去にあり、また紫陽花についても高さが1Mぐらいに揃えて剪定され、楽しみにしていた梅雨時には全く咲かなかったこともあった。これでは造園業者を入れても意味がないと思い、自分で剪定している。自分で剪定することによって、樹木に愛着が湧き、花芽を切りすぎないため、時期になると着実に開花するようになった。

 剪定に必要な道具は目新しいものはないが、電動や混合ガソリンを使うバリカンぐらいで、剪定鋏み、大型の剪定鋏み(刈り込み鋏み)、ハンディな枝切り用のこぎりである。アルミ製の脚立があれば高いところでも脚立に登り剪定できる。軽量な高枝鋏みもあるが、これは主に柿の実を収穫するときに活躍する。アルミ製で伸ばせば5Mにはなるが、剪定方向と力の加減が難しく、安定しない。鋸刃を取り付けて高枝を数本切るには良いかも知れない。根本から太い幹を切るにはチェーンソーが活躍するが、使ったことがない方には危険が伴うためお薦めできない。
 以前このブログでチェーンソーの取り扱いに触れたことがあるので興味がある方はご覧頂きたい。

 落葉の後の樹木は眠りに入ると聞いたことがあり、冬場に掛けての剪定は樹勢を落とさないというが自分はそうは思わない。その理由は花芽や新芽は活動を押さえているだけで、眠っているのではなく、春に開花することや新芽をのばすための準備に入っていると思っている。(活動の時期は気温と湿度、日照時間が関係し、条件が合うとスイッチが入り、活動を始める。北国で一番始めに咲く花はマンサクの花といわれている。周りに残雪があっても咲く。関東ではサザンカの花も早春に咲き始める)従って、椿やサザンカ、桃や梅などでは、あまり切りすぎると花は咲かないし、実も付けない。当然、花が蕾の状態で冬を過ごす椿やサザンカも、この蕾を切ると花は咲かない。樹木によっては芽吹きの良い木もあるが、多くの樹木にはそれぞれの性質があるので、どんな木でも剪定すればよいのではなく、剪定する時期も異なり、そのことを知って剪定をする必要がある。

 川崎市の樹木はユリノキであり、市道も歩道脇には良く植えてあるが、夏にかけて葉が良く茂る。信号機や道路標識に被ってしまうため、夏場と冬場に刈り込んでいる。そのためきれいな大きな花が咲く木であるが、花を全く見たことがない。(次回へ続きます)


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