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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

地震の怖さ

2016年11月24日 00時00分01秒 | 提言

 地震のニュースで昨日は一日が過ぎた。分析もされているし、福島では余震が続いている。自然の脅威をまざまざと感じるが、怖さの本質は莫大なエネルギーだけではない。地震災害による人命を奪うことでもない。地震列島の我が国である。生まれた時から地震を感じながら成長したので、地震の揺れについては何度も経験している。地震によって命を絶たれてもこれは自然災害であると諦めはつくであろう。怖さはいつどの程度の規模で、どこで発生するのか皆目見当がつかないことである。たとえ、調査によって、○○%の確率でどの地域で起こるかの確実性のない予測では対応のしようがない。

 

 確かに地震発生に伴うP波、S波をキャッチしてからの到達時間で危険を知らせる手法では、地震予知ではなく、発生後の対応であり、厳密にいえば、結果報告である。これについても必要であり、発生と同時にできるだけ早く発生を伝えること否定するものではない。

 

 しかし、手が付けられていない分野と思われるが、根拠となる科学的に立証できる理論構成なのである。当然過去の地震にその傾向を当てはれば、合致するであろうし、今後起こりうる規模と範囲を絞ることができるであろう。現在の予知範囲が広く、地震の規模も範囲が広い。活断層についてももっと研究の余地が残されている。個人の住宅を建てる場合でも地盤について一応は考えるが、地下部分の構造については不明なことも多い。

 

 特に山間部に分譲した切土の削った土砂を谷に埋めて整地した盛土については明らかに地震に弱い地盤であろう。N値といって支持基盤の保持力を建築条件にしているところは大規模の公的機関やRC集合住宅だけであろう。ようやく最近耐震補強という条件が付与されるようになった。

 

こうして地震について考えると、昨日の福島の地震は、第一報が、津波の襲来を伝えたからであろう。津波をも考慮したためか、高台へ逃げることに重点を置きすぎたきらいが明らかであった。避難も重要であるが、高齢者で、体が不自由な方は高台へは無理があった。さらに、就寝中に襲われるとなすすべもない。せめて自宅を耐震補強することは身を守る最低限の条件と考えるところである。それと、地震と火災はつきもので、火の始末にも気を配ることが類焼を防ぐ。完璧にはいかないにしても平常時においても予知が不可能な地震にはもっと地域を挙げて、力を入れるべきであろう。



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